ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

冬の道東紀行2024年 釧路編 タンチョウ マナヅル カナダヅル オオワシ ベニマシコなど

2024-03-29 | 北海道
朝焼けの中を飛び立つタンチョウ 2024年1月19日 北海道鶴居村

1月18日午後、釧路近くのシラルト湖に立ち寄るとオオワシが街灯の上に止まっています。
湖の水面が出ているところにはオオハクチョウ。
最近は駐車場も用意され、観光地化しているフクロウのウロに行くと、1羽だけでお休みしていました。
少しだけ薄目を開けてくれましたが、早々に退散。先ずは伊藤サンクチュアリーに行くと、今シーズン1羽だけやって来たというマナヅルがいました。ツルとしては大型ですが、やっぱりタンチョウの方が少しデカい!
タンチョウは飛んでいるところが良いかなと思いますが、中々これといった角度では飛んでくれません。
求愛ダンスというより、喧嘩のような行動が多かったです。
マナヅルに喧嘩を売っているようにも見えますが、マナヅルは我関せず。
ミヤマカケスが飛び出し。
鶴見台に移動すると遠くにカナダヅルが1羽いました。今季はどういう加減で、2種のツルが北海道に来たんでしょうね? タンチョウに比べるとカナダヅルは小さいですね。
近くの草むらにベニマシコ♂若鳥。何だベニマシコかと一瞬思いましたが、よく考えると北海道では夏鳥の筈。温暖化の影響でしょうか、越冬するベニマシコも増えてきたのかも。
これで、道東遠征の前半戦は終了で、皆さんとは釧路空港でお別れし、後半は単独で、根室方面に行きます。まず釧路で一泊して、早朝の音羽橋に行きました。この時期でも寒さがそれほど(といっても寒いですが)でも無いのか、期待した音羽橋の幻想的なシーンは望めず、普通の音羽橋からのねぐらでした。ここでもギャラリーは大半が外国の方のようでした。
徐々に餌場に向かうタンチョウが橋をかすめて飛んで行きます。
川で過ごすのもいるようで、眼下に2羽やってきました。
早々に釧路は切り上げて、根室に向かいました。

次回は道東遠征は1回休憩して、岡山にやって来たアカツクシガモをアップしたいと思います。その後、根室編に復帰します。ご覧いただきありがとうございます。
*琉球列島に遠征してきました。

冬の道東紀行2024年 野付半島編 その4 ベニヒワ

2024-03-26 | 北海道
草の実を食すベニヒワ 2024年1月18日 北海道野付半島

(続き)見つかった胸の紅いベニヒワ達ですが、例によって直ぐに飛び立ちます。
運よく近くで、比較的順光に近い場所に降り立ってくれました。
トリミングして、1羽を拡大。
全体は写せませんが、集団の一部はこんな感じで、食事しています。
その中に♂成鳥が2羽いるグループがありました。これはこれは!と撮りまくります。
そのうちに1羽の♂は飛び去りましたが、もう1羽は残ってくれています。
残った1羽の♂も飛び立ちました。背中を見せてくれましたが、上尾筒も紅いんですね。
しばらく楽しませてくれましたが、また一斉に飛び出します。近すぎると飛ぶのが早くてかえって写真に収めるのが大変です。
何とかベニヒワがたくさん撮れたので、野付半島を後にして、一路、釧路方面に向かうことになりました。

次回は、釧路周辺の鳥達と鶴居村のタンチョウをアップしたいと思います。ご覧いただきありがとうございます。
*琉球列島に遠征中です。

冬の道東紀行2024年 野付半島編 その3 ベニヒワ

2024-03-23 | 北海道
雪山をバックに群飛するベニヒワ 2024年1月18日 北海道野付半島

羅臼の宿を後にして、野付半島に向かいます。朝の早い時間のお陰で、完全な順光ではないですが、場所によっては比較的良い条件で撮れそうです。到着するとねぐらにしているのか逃げ込みようなのか、モミ科の常緑樹に群れていました。
すぐに飛び出して群飛。
腹部がよく見えますが、胸の紅い♂成鳥個体も見つかります。
草むらに降り立ち、お食事。
と思いきやすぐに飛び立って‥‥
電線にズラリと並んでくれました。
また、すぐに飛び出して、雪をいただいた山系をバックに群飛してくれました。ちょうど順光になって、ラッキーでした。
近くを飛んでくれるとお腹で、♂成鳥が識別できます。
そして、草むらに降り立ちお食事。
運よく近くに降り立ってくれました。しかし、草が邪魔して、全身がスッキリとは行きません。
すぐに飛び出しますが、近すぎると返って、画面に入れるのが、大変です。
何とか近くを飛んでいるところが撮れました。
また、運よく近くに降り立ってくれて、しかも、順光。しかし、前方の草に邪魔されてなかなかスッキリ撮れません。
草に霜も降りていて、季節らしい感じになって嬉しいですね。
♂成鳥の数が少ないせいか、お腹の白い個体ばかりでしたが、ようやく紅い個体を見つけました。

次回はこの続きで、ベニヒワをアップします。♂成鳥が近くて、順光でラッキーでした。ご覧いただきありがとうございます。
*琉球列島に遠征中です

キクイタダキ/岡山県

2024-03-20 | 中国地方
キクイタダキ♂ 2024年2月3日 岡山県高梁市

地元のMFを流していると主にエナガのカラ類の群れに遭遇。低い位置を移動しているので、よく見るとキクイタダキが目線の高さをチョロチョロ動き回っています。これはチャンスとカメラを向けました。お陰で何枚かは何とか全身が見えたり、頭の菊が写っているのが撮れました。ラッキーなことに菊に赤みが見えるので、♂成鳥のようです。
高い所を動き回っていることばかりだったので、本当に運がよかったです。ただし、今季はこの1回だけのようです。

次回は冬の道東シリーズに戻って、野付半島のベニヒワ2回目をアップしたいと思います。ご覧いただきありがとうございます。

冬の道東紀行2024年 知床編 その4/シマフクロウ オジロワシ

2024-03-17 | 北海道
たたずむシマフクロウ♂ 2024年1月18日 北海道羅臼

(続き)若鳥が来て20分後の午前5時39分、また、ふんわりと直接、舞い降りて来ました。精悍な顔つきから♂親ですね。獲物をつかんで飛び上がりますが、その足には‥‥
獲物が2匹、狩りの効率が実にいいですね。今回はどうするかと見ていると‥‥
掴んだまま上流に運んで行きました。巣のある方角なので、♀に運んでいったのでしょうか。なので、これでおしまいかなと思っていた午前6時ちょうどに8回目の登場。6時半の朝食の準備が始まって、空も薄明になっています。
舞い降りシーンを狙うも、画角を外してしまい失敗。普通は上達するはずなのに最初の方が上手くいくとは、どういうこっちゃ!と自分にツッコミを入れながら、きっと疲れて手元が狂ったんではと、勝手に納得。♂親は飛び込んで‥‥
獲物を1匹ゲット。自分で食して上流に飛び去って行きました。
流石に明るくなり始め、これが最後となりましたが、今夜は計8回(♂5回、♀2回、若鳥1回)の登場があり、その内の7回を写真に収めることが出来て食事のお腹と同様、腹一杯になりました。
朝食後、宿を後にして、野付半島に向かいますが、やはり羅臼港周りにワシは少ない。通常ならば無視するところですが、道すがら目についたワシを写真に収めることに。昨日より多少は数が多くなったようで、並んだオジロワシを収めることが出来ました。
車は一路、野付半島に向けて進みます。左手には国後島がすぐそこに見えるのに、ますます遠のいていく現実は悲しいことです。

次回は地元に戻ってMFで撮れたキクイタダキをアップしたいと思います。その後道東シリーズに復帰して野付半島の2回目のベニヒワから再開したいと思います。ご覧いただきありがとうございます。

冬の道東紀行2024年 知床編 その3/シマフクロウ

2024-03-14 | 北海道
たたずむシマフクロウ♀ 2024年1月18日 北海道羅臼

(続き)5回目6回目の登場シーンですが、4回目から今度は50分足らずの午前4時44分登場で、やって来た♀親もいきなり生簀の前に降りて来ました。そして飛び込み。
1匹の獲物をつかんで‥‥
食した後に飛び去りました。
それから30分後の午前5時14分に近くの木にふんわりと登場。のべ6回目の登場です。
だんだん慣れて来て、上達するはずなのに何故か今回の舞い降りシーンはピン甘ばかり。そして獲物を狙いますが、顔つきがちょっと違う。
難なく捕まえて戻って来ました。足輪が付いているので、♂親?それにしては顔つきに精悍さがない。しかも両足についてキラキラして新しい。
トリミングしてよく見ると「B2」とあり、昨年生まれた若鳥でした。もう親とすっかり同じになっていますが、どことなく顔つきが幼いですね。
食して後、下流の方に去って行きました。まだ、親からの追い出しがあるのかないのかは分かりませんが、来る頻度は減っているそうなので、親の目を盗んで来ているのかもしれません。無事に自分の居所を見つけて欲しいものです。

次回は知床編のラストですが、7回目、8回目の登場でいずれも♂親でした。ご覧いただきありがとうございます。

冬の道東紀行2024年 知床編 その2/シマフクロウ

2024-03-11 | 北海道
飛び立つシマフクロウ♀ 2024年1月18日 北海道羅臼

午前2時に起きようと目覚ましをセットしましたが、1時半には目が覚めたので、起き出して、観察部屋に移動。夜半まで頑張った方もお休みのようで、誰もいません。ノートには午後11時44分に♂出現とあります。最近の傾向通りだなと思っていると午前1時58分ごろにフワッと登場。近くの木に止まりました。少し早く起きて正解だったなとまた飛び降りをしっかり撮ろうとカメラを構えます。
そしてフワリと飛び降り!姿を追いながら連写。
二度目も何とか成功。飛び降り1枚目の写真は翼が広がって、片目が何とか入りました。この一枚が、一番気に入っています。さて、この個体は足輪がないので、♀親ですが、顔つきが♂親に比べて、やさしい、なんか違うように見えます。ところで、求愛給仕が始まったので、♀は来ないのではないかと思いましたが、自分でも採りに来たので、まだ、産卵してないのでしょう。さて、♀親は獲物を狙って‥‥
やはり翼を上げて獲物を探ります。
1匹捕まえて、食した後、ふんわりと‥‥
飛び立って‥‥
上流側の木に止まりました。
しかし、この場所は暗いので、起き出した方が気づかずに目の前に現れたので、下流の方へ飛び去ってしまいました。それから2時間は平穏な時間が流れていましたが、起き出した方が徐々に増えて来た、きっちり2時間後の午前3時57分にふんわりと直接、生簀の前に登場。顔つきが精悍に見えるので、♂親かなと思うとやっぱりそうでした。
足輪があるので、やはり♂親でしたが、今回は獲物を食して、上流の方へ飛び去りました。

次回は登場頻度が上がって来た5回目(♀)、6回目(若鳥)の登場シーンをアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。

冬の道東紀行2024年 知床編 その1/シマフクロウ

2024-03-08 | 北海道
枝にたたずむシマフクロウ♂ 2024年1月17日 北海道羅臼

野付半島〜標津漁港を経て、午後4時には知床羅臼の宿に到着。夕食は4時半からで、シマフクロウの夕刻の登場に備えます。登場パターンとして、暗くなって直ぐに登場し、その後5〜6時間空けて夜中に登場し、明け方に頻繁に来るようなるとの事。当方の前回訪問時とは撮影機材が変わって連写速度が上がっているので、今まであまりよく撮れていない枝からの舞い降りるシーンをしっかり撮りたいと登場を待ちます。泊まり客以外にも海外からのカメラマンなどで、観察小屋は結構混雑していました。暗くなってもなかなか現れませんでしたが、外でシマフクロウの声がするので、そろそろかと思っていた午後6時15分ごろフワッと近くの木にやって来ました。♂でした。そして飛び降りて来たので、連写。
無事に舞い降りるシーンが撮れました。獲物を狙って‥‥
飛び込み。
翼を上に上げて獲物を探っている様に見えます。飛び込み時と直後は瞬膜は閉じているようです。
獲物をつかんで、飛び上がりますが、何と2匹も!上手なもんです。
1匹食して、もう1匹をくわえていましたが‥‥
足に持ち替えて‥‥
巣とは反対の下流の方へ。♀も来ていたようなので、運んで行ったのでしょう。求愛給餌を始めているようです。
さて、しばらく様子をみましたが、やってくる気配がないので、夜明けの来訪に備えて、午後8時には部屋に引き上げ、就寝。夜中に起き出すことにしました。

次回は、この続きで、翌午前1時半に起き出した後にやって来た♀(3回目)とその後の♂(4回目)の様子をアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。

アトリ ルリビタキ ミヤマホオジロ/岡山県

2024-03-05 | 中国地方
ハンノキに群れるアトリ 2024年2月3日 岡山県高梁市

1月23日〜2月3日地元のMFにて;冬鳥が少ない中、顔を見せてくれる優しいルリビタキ♂(nR4)。
200mほど離れたところで縄張りを張っている白いアイリングが目立つR6。
今季のMFに居ついたアトリは100羽ぐらいの群れで飛び回っています。よく群がっているのは杉の木で、食事の残骸でしょうか、頭上の木からパラパラと木屑というか実のかけらが降り注いできます。
別の日のルリ君。
ミヤマホオジロも時々、撮らせてくれますが、まだまだ距離が遠い。
このルリ君ですが、いつものnR4のテリトリーで見かけたのですが、ちょっと違う。茶色味がまだ多く残って、眉斑が太い。今季から近くで見かける個体ですが、第3回冬羽と考えると新参者ものか♀タイプだった♂が3年目にしてこの容姿になったのかもしれません。
ここからはnR4、眉斑の太さと青味がやはり違います。
部分で微妙に違うので、個体識別できるかもです。
別の日の杉の木に群がったアトリで、冒頭の写真のハンノキから移って来ました。

次回から冬の道東シリーズに戻って、知床のシマフクロウをアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。

冬の道東紀行2024年 野付半島編 その2/ベニヒワ シノリガモ ホオジロガモ ワシカモメ

2024-03-02 | 北海道
草の実を食すベニヒワの群れ 2024年1月17日 北海道 野付半島

(続き)草むらに降り立ちしばらく草の実を食して、すぐに一斉に飛び立って、しばらく群飛。逆光で、羽が白く透けて見えます。背中側を見せてくれたり‥
方向転換してお腹側を見せてくれたり、割と近くを飛んでくれるとお腹の模様もよく見えます。
真ん中あたりに胸の赤い♂が2羽確認できます。1羽にフォーカスあってませんが。
人はあまり警戒していないようで、時に近くに降り立つこともありますが、ここの午後の時間はどこに降りても逆光。
何度も何度も群飛を見せてくれました。
知床に移動途中の標津漁港に立ち寄り、カモを観察。シノリガモ、ホオジロガモ、ウミアイサなどがいました。シノリガモのペアがちょうど順光に。
ホオジロガモも順光に。
カモメの数は少ないですが、ワシカモメが近くに。
北海道も本州同様に鳥の数が少ないです。

次回は知床のシマフクロウですが、一回お休みして、地元のアトリやルリビタキなどをアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。
*タイ南部へ遠征中です