ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

三宅島紀行2021年6月 ウチヤマセンニュウ アカコッコ タネコマドリ オーストンヤマガラ イイジマムシクイ等

2021-07-27 | 小笠原、三宅島、航路

亜種タネコマドリ  6月2日三宅島アカコッコ館

6月2日三宅島 伊豆岬〜アカコッコ館&その周辺:三宅島には2回ほど出向きましたが、まだウチヤマセンニュウの渡来する時期には行ってないので、これを押さえるべく6月早々に出かけて来ました。コロナ禍であるので、宿泊はしない「日帰り」の強行軍です。6月1日22時半発のガラガラの橘丸に乗り込み、翌6月2日午前5時に三宅島の錆ヶ浜港に到着。待っている右回りのバスに乗り込み伊豆岬を目指しますが、乗客は1人で貸し切りになりました。25分ぐらいで到着し、伊豆岬に向かって歩き出すと早速シマセンニュウと同じに聞こえるウチヤマセンニュウの囀りが聞こえて来て、難なくライファーをゲット。
灯台近くの草原が見渡せる東屋に腰を据えました。ウチヤマセンニュウの囀りは聞こえるものの中々近くに来ません。遠くに黒っぽいのが現れたので、見るとアカコッコ。こんなところにもいるんですね。
近くにやって来た!と思うとホーホケキョのウグイスでした。
近くに現れないので、ここは諦めて道路沿いに草原を歩いてみることにしました。すると、草むらの中からウチヤマセンニュウが登場。
囀っている個体も難なくゲット。歩いて正解でした。
そうこうする内に7:34発のバスの時刻が近づいて来たので、バス停に戻っているとかなり近距離で囀るウチヤマセンニュウがいました。シマセンニュウよりクチバシが少しゴツい感じがします。
無事にライファーをゲットして、バスに乗り込み、大路池バス停で下車して、大路池に向かって散策しました。辺りからは降る様にイイジマムシクイの囀りが聞こえて来ますが、中々姿が見えない。やっと捉えたのが次の写真です。
コマドリのヒンカララと聞こえる囀りもあちらこちらから聞こえて来ます。更に進むとコマドリの地鳴きか警戒音らしきが聞こえて来ました。枝をこっそりと移動している小鳥が見つかりました。餌を咥えた亜種タネコマドリの♀の様です。巣があるのでしょう茂みの中に消えて行きました。
アカコッコ館も開館する時刻になったので、水場の見える観察場所で待つことにしました。しかし、コマドリ、アカコッコ 、イイジマムシクイ、カラスバトの声はするものの何も現れません。メジロが時々やってくるのみ。仕方がないので、周辺を散策することにしました。館を出ると直ぐに、目の前にアカコッコ。餌を咥えて飛んでいきましたので、近くにヒナのいる巣があるのでしょう。
すると同じところに亜種オーストンヤマガラも登場。苔のような物を咥えていましたので、こちらは巣作りでしょうか
暫く周辺を散策した後、再び館内の観察スペースに戻って待っていると亜種タネコマドリの囀りが大きく聞こえて来ました。そして目の前の木に♂が登場。本州の亜種コマドリに比べて、胸の黒い縁取りがないですね。
続いて地面に降りて、ピョンピョンと目の前を横切って奥の方に消えて行きました。
11:43発のバスの時刻が近づいて来たので、アカコッコ館を引き上げました。午前5時からの短い時間でしたが、三宅島の主役たちに無事会えて良かったです。港で食事を済ませて午後1時35分の出港には時間があるので、錆ヶ浜港を散策しましたが特に成果なく、航路上でもオオミズナギドリ、ウミネコのみで、やはりこの時期海鳥はパッとしませんでした。

次回は狭山丘陵でのサービスの良かったサンコウチョウ♂をアップしたいと思います。巣の方は残念ながら孵化直後に忽然と消えてしまい付近で目撃されたアライグアの仕業ではないかと推測されます。アライグマの脅威はこんなところにも及んできているのではないかと危惧されます。ご覧いただき有り難う御座います。





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