ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園ハイド編 その2/アオヒゲショウビン マラヤシマヤイロチョウ♀ アカエリエンビシキチョウ オレンジジツグミ

2024-09-18 | タイ
アオヒゲショウビン 2024年3月2日 タイ王国 クルンチン国立公園

3月2日午前公園内ハイドの続き;ハイド滞在時間も残すところ30分を切りましたが、途切れることなくやって来ます。オレンジジツグミ(Orange-headed Thrush)が再登場。暗い方が、帰ってオレンジ色が濃く見えるようです。
小さな小鳥も登場。動き回るので、ブレてしまいますが、すぐに飛び去る前に何とか一枚だけ。模様がないのでわかりにくかったですが、どうやらアジアチャイロムジチメドリ(Buff-breasted Babbler)の様です。名前の通り、特徴がないのが特徴でしょうか。
アカエリエンビシキチョウ(Chestnut-naped Forktail)は何度も出てくれ、しっかり撮らせてもらいました。
マラヤシマヤイロチョウ(Malayan Banded Pitta)♀も再登場。同じ個体でしょうね。
驚いたのは、もうそろそろお終いという時間になってのアオヒゲショウビン(Rufous-collared Kingfisher)でした。森の中にいるショウビンですが、こんなところに出てくれるとは思いませんでした。お陰様で、ごく近距離で撮ることができました。鮮やかな青色とオレンジ色が素敵です。
わずか1時間の滞在で、もっと居たいところですが、これから6時間もかけて、プーケット空港まで移動しなければならず、次のお客さんも待っていることから、後ろ髪を引かれながらハイドを後にしました。
移動途中の昼食をとったレストランですが、恐竜のオブジェがあり面白かったです。
ということで、長々とタイ南部シリーズをアップしましたが、5回も違ったハイドで待つことで、近距離で、大物を撮るチャンスが多く、写真は大満足。4名という少人数でもあったので、ハイド内の位置取りも余裕で、良かったです。タイの豊かで、華やかな鳥たち(確認鳥種は102種、ライファーは61種でした)を満喫した楽しい旅でした。

次回は地元のブッポウソウで、これでもか!ですが、ご容赦ください。ご覧いただきありがとう御座いました。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園ハイド編 その1/アカエリエンビシキチョウ マラヤシマヤイロチョウ♀ オレンジジツグミ

2024-09-15 | タイ
枝止まりのアカエリエンビシキチョウ♂ 2024年3月2日 タイ王国 

3月2日午前最終日、いよいよ本当に最後のポイントであるクルンチン国立公園内にあるハイドに案内されました。滞在時間はもう1時間もないようです。おまけに暗い!鬱蒼と茂ったジャングルの中で本当に薄暗い。シャッタースピードはギリギリまで下げるしかありません。しかし、待つまでもなく期待のアカエリエンビシキチョウ(Chestnut-naped Forktail)が登場。アカエリ(というより栗茶ですが)が背中に及んでないので、♂のようです。尾羽を盛んに振っているので、尾羽はブレブレ、仕方ありませんが、それも雰囲気がわかって良いかも。
程なくマラヤシマヤイロチョウ(Malayan Banded Pitta)が登場!胸は青味がない縞々なので、♀です。これで、雌雄そろって嬉しい限り。♀もどうしてどうして綺麗です。
お立ち台でヤイロチョウポーズ。
思いがけず、ここでもオレンジジツグミ(Orange-headed Thrush)登場。どちらもじっとたたずむ時があるので、ブレずに撮れます。ありがたい。
アカエリエンビシキチョウが再び登場しましたが、今度の個体はアカエリが背中まで続いているので、♀の様です。何度も出ずっぱりに近い状態で、出てくれました。尾羽は上下に振りっぱなしですが、タイミングで、止まった写真もなんとか。
マラヤシマヤイロチョウ♀と鉢合わせの時も。比べるとヤイロチョウはずんぐりと大きいですね。
ボケボケですが、飛び去っていくヤイロチョウが見えるでしょうか。

次回はこの後編で、タイ南部シリーズの最後になります。思いがけずアオヒゲショウビンが出てくれてびっくりでした。ご覧いただきありがとう御座います。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園&近くの宿編 その2/クビワヒロハシ シロクロサイチョウ オオバンケン シキチョウ コサメビタキ

2024-08-28 | タイ
クビワヒロハシ 2024年3月2日 タイ王国 クルンチン国立公園

3月2日早朝、出発までの短い時間ですが、ホテル内で探鳥。まだ光が足りませんが、シキチョウ(Oriental Magpie Robin)が近くに。
小さな小鳥がチョロチョロしているので、探すと、コサメビタキ(Asian Brown Flycatcher)でした。春になると日本に渡ってくるのかなと想像するのも楽しいです。
昨夕のオオバンケン(Greater Coucal)でしょうか。今朝も2羽でいましたが、写真は1羽だけ。
さあ、いよいよ最終日。鳥見も午前中で終了。最後の目的地であるクルンチン国立公園に向かいます。最後は、公園内のハイドでわずか1時間のみの観察ですが、まだ開始時間には早い様なので、公園内で待っているとクビワヒロハシ(Black-and-yellow Broadbill)が登場。今まで、スッキリ見えたことがないのですが、今回は全身が見えて、しかも3〜4羽。ただ、ちょっと遠い!
やっと全身が見えましたが、まだまだ、遠い。
3羽いましたが、もうちょっと近くで並んで!
しかも、3羽目はお尻しか写っていません。
背中の模様がちゃんと見えたのも今回が初めて。
良かった良かったと喜んでいると、遠くで、ガイドさんが「こっちこっち!」と呼んでいます。慌てて走っていくと、この公園の目玉でもある希少なシロクロサイチョウ(White-crowned Hornbill)でしたが、飛んでしまいました。飛んで行った方を探すと、いました。ただ、遠くてよくわからなかったのですが、写真を見ると♂♀のペアで止まっていました。奥の白い冠羽がフサフサした方が♂。手前が♀で‥‥
すぐに飛び出しました。
遠かったですが、何とか飛翔写真も撮れました。でも、近くでゆっくり見たかったなあ。

この後、最後のハイドでのシーンですが、その前に地元のブッポウソウ、台湾紀行を挟んで、再開したいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園&近くの宿編 その1/オオバンケン シキチョウ セキショクヤケイ(家禽?)

2024-08-25 | タイ
オオバンケン 2024年3月1日 タイ王国 クルンチン国立公園近くの宿

3月1日夕刻、森の水場での撮影を終えて、今夜の宿に戻って来ました。ホームステイ&リゾートというだけあって、木々に囲まれた閑静な宿で、泊まる部屋も1軒屋のコテージ。中々素敵です。
夕食まで少し時間があるので、宿の周りを散策。するとシキチョウ(Oriental Magpie Robin)が梢で囀っていて、しかも黄色い花。
やっと花がらみかと喜びましたが、逆光じゃなければと花の方を向いてくれれば、もっと良かったのに‥‥
宿の裏に回るとセキショクヤケイ(Red Junglefowl)が。多分、家禽なのかもしれませんが、ちょっと野生っぽいなと。
木の間に大きな鳥が見えます。オオバンケン(Oriental Magpie Robin)でした。
しかも2羽。と見ていると、何と交尾を始めました。
他にもオニカッコウなども居たりして、宿の周りで十分野鳥が楽しめます。
夕食はテラス席で、日本人向きにしてあるのか美味しかったですね。水場のハイドは良かったし、翌日のハイドも良くて、近い。こんな宿なら何泊でもしたいところですが、1泊のみでした。
翌朝の宿の写真です。木々に囲まれて、花も沢山。本当に素敵な宿でした。

次回は、翌朝の宿での野鳥とクルンチン国立公園でのクビワヒロハシ、シロクロサイチョウなどをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園編 その7/クロエリヒタキ ズグロヒヨドリ シロハラカンムリヒヨドリ コクモカリドリ等

2024-08-07 | タイ
黒い帽子が可愛いクロエリヒタキ♂ 2024年3月1日 タイ王国

3月1日夕刻クルンチン国立公園近くの水場にて;午後5時でおしまいの予定でしたが、続々やって来るし、後1種期待の星が来ないので、延長してもらう事に。次に予約しているハイドのお客様は流石にない様なので、可能だったのでしょう。残業代が支払われたのかどうかは知る由もありません。
光が足らなくなって来ましたが、クロエリヒタキ♂(Black-naped Monarch)は影なしで綺麗に写っている気もします。
傾いた陽が時折差し込みます。
頭頂の小さな黒いキャップが何とも言えず可愛いですが、♀の少々地味な色合いもまた良しです。

シロハラカンムリヒヨドリ(Puff-throated Bulbu)もまだまだ登場。
ズグロヒヨドリ(Black-headed Bulbul)も何度もやって来ますが、黄色と黒が綺麗なので、ついつい撮ってしまいます。
ヤシの実のお風呂には、気がつくとコクモカリドリ(Little Spiderhuntaer)。
ムナフジチメドリ(Puff-throated Babbler)もチラッと再登場。
集団でやって来たズグロヒヨドリが枝状にズラっと並んでくれました。最後に見せてくれます。
そして最後はアオメモリチメドリ(Chestnut-winged Babbler)がヤシの実のお風呂で、水浴び。
20分の延長で、流石にハイドの観察は終わりました。まだまだやって来るのでしょうが、引き上げる事に。途切れる事なく登場するこの水場は本当に楽しめました。

次回は、地元に戻って、ブッポウソウをアップする予定です。タイ南部は、台湾編を挟んで、最後のクルンチン国立公園内部をアップします。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園編 その6/カワリサンコウチョウ クロエリヒタキ ズグロヒヨドリ

2024-08-04 | タイ
再びやって来たカワリサンコウチョウ♂ 2024年3月1日 タイ王国

3月1日午後、クルンチン国立公園近くの水場にて:午後5時近くなって、再び長い尾羽をなびかせて、カワリサンコウチョウ♂(Asian Paradise Flycatcher)が登場。後でよく写真を見ると長い尾羽の1枚が途中で欠けており、同じ個体と思われます。同じ様に、水場の上の止まり木に止まって、約2分間の滞在中に何度も水浴び。本当に華麗なその姿、たまりません。
その間にクロエリヒタキ♀(Black-naped Monarch)も水浴びに来訪。サンコウチョウに遺伝的に近いと言われると確かに似ていると言えなくもない様な。
ズグロヒヨドリ(Black-headed Bulbul)もよく来ます。
たくさん撮ったので、随分長く居たのかと思いましたが、ほんの2分ほどでした。
こちらクロエリヒタキは何度もお出まし。
♂もやって来ます。お腹以外は綺麗な青色、いいですね。

次回はこの水場シーンの最後で、小鳥の来訪が途絶えることがないので、少し時間を延長してもらいました。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園編 その5/チュウゴクヒメアオヒタキ ナンヨウオオクイナ エボシヒヨドリ

2024-07-21 | タイ
チュウゴクヒメアオヒタキ♂ 2024年3月1日 タイ王国 クルンチン国立公園

3月1日夕刻公園近くの水場(続き);エボシヒヨドリの来訪は一度だけでしたが、ゆっくり滞在してくれたので、しっかり撮る事ができました。
横からのアングルでも冠羽はしっかり立ってますね。
青いヒタキが目の前に登場。ヒメアオヒタキは何種類もいる様で、近年、分類が変わって、別種となったチュウゴクヒメアオヒタキ♂(Chinese Blue Flycatcher)との事。顎の部分のオレンジの食い込みが違う様です。
すると奥の方の水場に大きなクイナ類がのっそりと登場。素早く歩くので、歩行中はブレブレになってしまいましたが、豪快に水浴びを始めてくれて、静止写真を撮る事ができました。先島諸島で見たオオクイナと思いましたが、写真をよく見ると脚が赤い!。という事で、ナンヨウオオクイナ(Red-legged Crake)でした。
水浴びを終えると、オオクイナと同様にそそくさと森の中に消えて行きました。
チュウゴクヒメアオヒタキもすぐに戻ってきて、水場の石の上に。
青とオレンジの色合いがいいですね。

次回は、タイ南部から日本に戻って、6月19日に出かけた八東ふる里の森の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園編 その4/エボシヒヨドリ キンバト シロハラカンムリヒヨドリ等

2024-07-18 | タイ
エボシヒヨドリ 2024年3月1日 タイ王国 クルンチン国立公園

3月1日国立公園近くの水場のハイド(続き);時刻は午後5時になりましたが、まだまだ新たな種類が登場します。フワッと現れたのは、キンバト♀(Emerald Dove)でした。先島諸島に生息していますが、姿は簡単に見えません。宮古島で会って以来です。東南アジアに広く分布していますが、やはり声はよく耳にするものの姿を見るのは簡単ではありません。
ゆっくり地面を歩いて、水浴び。一度きりの来訪でした。
気がつくとヤシの実の風呂桶にコクモカリドリ(Little Spiderhunter)が来ています。
そしてコアカメチャイロヒヨドリ(Spectacled Bulbul)と‥‥
シロハラカンムリヒヨドリ(Puff-throated Bulbul)はよく来てくれます。
2種類が一緒の時もあります。黄色いヒヨドリで、またズグロヒヨドリかと思っていると違う!エボシヒヨドリ(Black-crested Bulbul)でした。頭上に真っ直ぐ伸びた冠羽が特徴的です。
ズグロヒヨドリによく似ていますが、こちらは一度しか来てくれませんでした。

次回も水場の続きで、チュウゴクヒメアオヒタキ、ナンヨウオオクイナなどが登場する予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園編 その3/カワリサンコウチョウ オレンジジツグミ キビタイヒヨドリ ムナフジチメドリ等

2024-07-12 | タイ
カワリサンコウチョウ♂ 2024年3月1日 タイ王国

3月1日水場のハイド(続き);熱帯の水場は大人気ですね。次から次へと違った小鳥がやって来ます。そして、やって来るよと予告されていた期待のカワリサンコウチョウ(Asian Paradise Flycatcher)♂が遂に登場! 外見は日本のサンコウチョウとほとんど同じですが、首から下が真っ白なせいかより派手に見えます。茶色と白の変異体がいるそうですが、白い方でした。近すぎて、カメラのアングルを縦にしないと尾羽がはみ出します。この長い尾羽は実に魅力的です。
横向きに止まってくれる事もあります。
さらに新たに登場したのはムナフジチメドリ(Puff-throated Babbler)。この子は慌ただしく水浴びして飛んで行ってしまいました。
新たなヒヨドリ類のキビタイヒヨドリ(Stripe-throated Bulbul)。顔の黄色い筋が印象的ですが、来たのは一度きり。
ミドリヒロハシ♀(Green Broadbill)がまた来てくれました。奥の水場で行水。
クロエリヒタキ(Black-naped Monarch)の♂が登場。頭部の黒いキャップがなんか可愛い。
そして、大きめのオレンジ色のツグミ類が登場。日本でごく稀に記録されるオレンジジツグミ(Orange-headed Thrush)でした。日本鳥類目録に載っていると親しみを感じますね。
水を飲んで‥‥
水場で水浴び。体がヒヨドリ類より大きいせいか押し除けて水浴びです。

水場のハイド編はたくさんありますので、次回は地元のタマシギ、サンコウチョウなどをアップして、戻りたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園編 その2/コノハドリ ズグロヒヨドリ ミドリヒロハシ コクモカリドリ等 

2024-07-09 | タイ
コノハドリ♀ 2024年3月1日 タイ王国

3月1日水場のハイド(*続き);次々にやって来るので、忙しいですが、次は何が来るかと期待します。一番多くやって来るのは一番地味なアカメチャイロヒヨ(Red-eyed Bulbul)ですが、複数羽で来る事が多いです。
ミドリヒロハシ♀(Green Broadbill)も何度も登場します。♀ばかりなので、同じ個体かもしれません。
シロハラカンムリヒヨドリ(Puff-throated Bulbul)も時々現れますが、こちらは単独が多いかな。
そして、現れたのはヒヨドリにしては派手な色合いのズグロヒヨドリ(Black-headed Bulbul)外形や行動は確かにヒヨドリっぽいですが、黄色と黒の派手ないでたちはヒヨドリっぽくないです。複数羽でやって来ますが、ちょっと臆病な感じです。
何度も登場するミドリヒロハシ♀尾羽の様子からやっぱり同じ個体なのかな?
ズグロヒヨドリもよく来る様になりました。
気がつくとヤシの実のお風呂に入って水浴びしているコクモカリドリ(Little Spiderhunter)。長い舌をよく出しています。
派手に水しぶきを上げて行水。
背中側から全身が見えました。
緑の小鳥がやって来たので、またミドリヒロハシ? 違いました、コノハドリ(Lesser Leaf Greenbird)♀でした。こちらも全身緑色ですが、ヒロハシより光沢がちょっと弱い。それでもやっぱり綺麗です。ミドリヒロハシより警戒心が強そうです。
この子は一度しかやって来ませんでした。

次回もこの続きですが、期待していたカワリサンコウチョウとオレンジジツグミが新たに登場します。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園編 その1/ミドリヒロハシ クロエリヒタキ コクモカリドリ アオチメドリ シロハラカンムリヒヨドリ等

2024-07-06 | タイ
水場にやって来たミドリヒロハシ♀ 2024年3月1日 タイ王国

3月1日の午後、宿所を出発して、クルンチン国立公園を目指しますが、公園の手前の農家?前で車を降り、裏山に登って行きます。少々キツかったですが、ハイドが現れ、中に潜り込むと山中の水場に設けられている様で、水浴びに次々と小鳥が姿を表します。先ずはコアカメチャイロヒヨドリ(Spectacled Bulbul)で地味な色合いですが、黄色いアイリングがポイント。
こちらも地味なアカメチャイロヒヨ(Red-eyed Bulbul)虹彩が赤いからでしょうが、コアカメチャイロヒヨドリとよく似ています。一番よく現れた様に思います。最初はカメラを向けましたが、またか!という感じで段々と無視。それぐらいよく出ます。
さらにヒヨドリ類は続いて、顎の白い髭と冠羽が印象的なシロハラカンムリヒヨドリ(Puff-throated Bulbul)。
一度現れただけですが、アオチメドリ(White-bellied Erpornis)。サッと水浴びして行ってしまいました。
休む間も無く続々と登場します。クロエリヒタキの♀(Black-naped Monarch)でした。♂より青味が薄いですが、中々綺麗です。
こちらはアオメモリチメドリ(Chestnut-winged Babbler)。慌ただしく水浴びしていなくなります。
少し傍にヤシの実を半分にした風呂桶?が設置してあり、警戒心の強い小さな小鳥はこちらを使う様です。警戒心が強いと言っても、このコクモカリドリ(Little Spiderhunter)は随分と長風呂でした。
時々、長い白い舌が出ます。
そして、遂に、思わず「おおっ!」と声を上げそうになる程、鮮やかな緑色が美しいミドリヒロハシ♀(Green Broadbill)が登場。水場はいくつかある様で、一番ハイドに近い所に来てくれました。それにしても鮮やかな緑!
目が大きく可愛いのですが、意外に大きい小鳥です。

暑い暑い熱帯のジャングルの事、やっぱり水浴びしたいんでしょうね。本当に次から次にやって来ます。休む暇がないくらい楽しめました。という事で、次回はこの続きで、引き続きミドリヒロハシに新たにズグロヒヨドリ、コノハドリなどをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。
*台湾遠征中

タイ南部紀行2024年2月 スラートターニー編 その2/ムナオビオウギヒタキ シキチョウ マレーシアセンニョムシクイ ハリオハチクイ メグロヒヨドリなど

2024-06-30 | タイ
食堂裏庭のムナオビオウギヒタキ 2024年3月1日 タイ王国スラートターニー

3月1日午後、ナンヨウショウビンのマングローブ林を後にして今日の宿に先ずチェックイン、木々に囲まれたコテージに荷を下ろして、再度車に乗り込むのですが、この宿には鳥たちがたくさん居ます。ちょっと遠かったですが、今までのハチクイと違うルリオハチクイ(Blue-tailed Bee Eater)でした。
すぐ近くの食堂に移動しましたが、こちらも木々に囲まれ、鳥の声や姿が目につきます。食事が出るまでにカメラを持って外を見ると、庭にシキチョウ(Oriental Magpie Robin)が居ます。いい声で鳴いていたのはこの子だった様です。
続いて、尾羽の長い小鳥が登場、ムナオビオウギヒタキ(Pied Fantail)でした。ボルネオのジャングルで辛うじて見えたこの子がこんな民家の庭先にいるなんて、信じられません。でも普通種なんでしょうね。きっと。尾羽を少し拡げてくれました。
左の白いのは水の入ったバケツです。生活の匂いもしますね。
そして、食事が出てきましたが、左の皿は何とたこ焼き!、タイでもタコヤキというそうで、日本からの伝来食でしょう。味は?ちょっと残念賞。タコが入っていたりいなかったりでした。
食後、ガイドさん達がまだ食しているので、食堂の周りを散策。するとセキショクヤケイ(Red Junglefowl)!もちろん家禽ですが、図鑑の野生種と寸分違いません。ほとんど原種のままなんでしょうね。
高い木の上をチョロチョロしている小鳥がいます。こちらも初めて会う子で、マレーシアセンニョムシクイ(Golden-bellied Gerygone)と同定しました。
宿に戻ってちょっと休憩。しかし、周りには鳥たちがたくさんいるので、出発時間まで、散策すると、「コーエル!コーエル!」と大きな声で鳴くオニカッコウ(Asian Koel)がいました。
宿の道の植え込みに飛び込む鳥がいます。メグロヒヨドリ(Yellow-vented Bulbul)でした。どうやら植え込みに営巣している様です。
木々と鳥に囲まれた素敵な宿で、何泊かしたい所でした。

次回はいよいよクルンチン国立公園編ですが、公園近くの森の水場に設けられたハイドに潜り込みます。いろんな鳥が次から次に水浴びにやって来て、シャッターを押しっぱなしでした。その前に日本に戻って、地元の近況をアップします。ご覧いただき有り難う御座います。
*台湾遠征中

タイ南部紀行2024年2月 スラートターニー編 その1/ナンヨウショウビン ミミジロヒヨドリ ズアカミユビゲラ

2024-06-27 | タイ
マングローブ林でのナンヨウショウビン 2024年3月1日 タイ王国スラートターニー

タイ南部での鳥見4日目です。ダム湖でのクルージングの翌日、いよいよ最終目的地のクルンチン国立公園へ向かいますが、その前にダム湖で期待していたヤマショウビンがひょっとしているかもということで、ナンヨウショウビン(Collared Kingfisher)のポイントであるタイ湾に面したマングローブ林の公園に案内されました。車を降りて入り口にヒヨドリ類の鳥がいます。頬に白い筋のあるミミジロヒヨドリ(Streak-eared Bulbul)でした。
マングローブ林には遊歩道があり、ズンズンと進んで行けます。頭部の赤いズアカミユビゲラ(Common Flameback)が遠くにいました。近くで、全身をみたかったですが、残念。ミユビゲラという名前を聞くと北海道の山中で何とか会えないものかと無理な希望を抱いた事を思い出します。
さて、ナンヨウショウビンですが、最初は遠くに点にしか見えない状態でしたが、何個体もマングローブ林にいるようで、割と近くに出てくるようになりました。
2羽になる時もあり、どうやらペアのようで、どこかの巣穴で繁殖しているのかもしれません。
お陰で、さらに近くで会う事も。
長く止まっているようなので、プリキャプチャーで、飛び出しを狙います。
うまく行きました。背中と翼の青色がきれいです。スッキリした配色ですね。
ペアリングの時期なのか、また2羽で。
それぞれをトリミング。
残念ながらヤマショウビンはいませんでしたが、ナンヨウショウビンを堪能することが出来ました。

次回は、クルンチン国立公園の前に立ち寄った食堂周り(ムナオビオウギヒタキ、シキチョウなど)と宿周り(オニカッコウなど)の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年2月 ラチャプラパダム湖編 その3/オオサイチョウ キタカササギサイチョウ コウオクイワシ等

2024-06-15 | タイ
遥か上空を飛ぶオオサイチョウ♀ 2024年2月29日 タイ王国ラチャプラパダム湖

(ラチャプラパダム湖続き)ラチャプラパダム湖編もこれが最後です。ショウビン類がもっと出て欲しいのですが、期待のヤマショウビンは影も形も無し。猛禽類とサイチョウ類が主な登場鳥ですが、今度はキタカササギサイチョウ(Oriental Pied Hornbill)の♂でした。サイチョウ類の中では数の多い種類なんでしょうね。
猛禽でも新しい種類が出てくれました。コウオクイワシ(Lesser Fish Eagle)でした。全身灰色で、猛禽にしては珍しい色合いですね。
割と近くまで、寄れましたが、やはり飛び出します。
ムジサイチョウ(Bushy-crested Hornbill)の群れに遭遇。写真では7羽写ってます。
そろそろ夕刻で船着場に戻る時刻ですが、最後の最後にここでの1番の売り物オオサイチョウ(Great Hornbill)がいるのを目のいい運転手さんが発見。しかし、他の誰も何処にいるのかわかりません。ガイドさんも首を傾げています。他に見えたのは船の運転手さんだけ。視力が我々と全然違う様です。サッパリ見つからないので、どうしたものかと思っていると遥か彼方で飛び出したものが、飛行しています。点の様にしか見えないのですが、何とか写真に撮ってみるとオオサイチョウでした。飛んで、枝に止まったのですが、止まるともう何処にいるのかわかなくなるほどの距離。
再び飛び出して、一番近くを飛んでくれた後、飛び去って行きました。
最後の最後にオオサイチョウが出て、何とか格好がついた形ですが、それにしても遠かった💦 もっとも船からの景色は圧巻でしたが‥‥

次回は地元の近況と奄美大島編をアップする予定です。その後タイ南部シリーズに戻る予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年2月 ラチャプラパダム湖編 その2/シロガシラトビ ミサゴ ブッポウソウ

2024-06-12 | タイ
シロガシラトビ 2024年2月29日 タイ王国ラチャプラパダム湖

(ラチャプラパダム湖続き)湖のかなり奥まで入り込んで来ましたが、やはり鳥のでは今一つ。猛禽がいるよ!とガイドさんが興奮して教えてくれるので、見るとミサゴ(Osprey)、誰も喜んでくれないので、珍しくないの?と聞かれると、日本ではどちらかというと普通種と返答。全世界に広く分布している猛禽ですから仕方ないですね。
そそりたった壁の陰で、少し休憩。すると何か飛び出して、写真に収めるとブッポウソウ(Dollarbird)でした。留鳥か越冬個体かはわかりませんが、ここタイでも越冬していて、日本にやって来ているかもしれないと想像すると楽しいですね。
この切り立った壁は石灰岩で、鍾乳石もあり、なかなかの景観です。
さて、再出発して進むとシロガシラトビ(Brahminy Kite)が止まっていますが、頭部が白く綺麗で、成鳥なのかもしれません。すると‥‥
もう1羽飛んで来て、場所を奪おうとしたのでしょうか、少しバトル。
場所は譲らなかった様です。
飛び出して、優雅に舞ってくれました。
2羽になる時もあり、ペアの可能性もありますね。
昼食のためやって来たのは、コテージが湖上に浮かんでいるリゾート施設。人気のリゾートなんでしょうね、泊まり客が見えますが、ほとんど白人種でした。国立公園になる前に建設されたものらしく、今はもう新たには建てられない様です。
レストランもあり、こちらで昼食を取り、しばし休憩でした。
長い休憩後、出発しましたが、やはり鳥の出は今一つ。猛禽がいたかと思うと、またミサゴ。
ミサゴには悪いですが、君はどこにでもいるのね?と聞きたくなります。

次回はダム湖編の最後ですが、最後の最後に大物、オオサイチョウが出てくれました。遠かったですが‥‥。ご覧いただき有り難う御座います。