ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

ノビタキ キビタキ オオルリ アオゲラ 東京都/埼玉県

2019-09-28 | 関東地方

オオルリ♂若鳥 東京都多摩霊園

9月28日、29日の両日とも午前中は狭山湖、午後からは多磨霊園を散策して来ました。狙いはヨタカですが、残念ながら姿は見えませんでした。しかし、ポイントにあるミズキにこの季節らしいオオルリ、キビタキ、アオゲラ等がやって来て楽しませてくれました。
朝は、まず狭山湖に寄って、ノビタキと遊びます。今日は、顔の少し黒い♂が入っていました。
メスタイプもいて2〜3羽ぐらいいたでしょうか。
そして多磨霊園に移動。ポイントでは、ミズキの前にカメラマンが並んでいます。ミズキの実はまだ完全に熟していないようですが、次々に小鳥たちがやって来ますが、なんとハシブトガラスもミズキの実を食していました。お昼をいただいているとオオルリ♂若が出て来ました。
少々間延びする時間帯なので、浅間山の水場をのぞいてみました。5、6人のカメラマンが蚊の猛攻に耐えながら待っていましたので、一緒に待ってみました。すると、キビタキ♀が何度もやって来ます。サンコウチョウ♀も一瞬現れましたが、姿を見たのみ。キビタキのように水場に降りて来ません。
もみじが紅葉した時期も面白そうだなと思いながら、暫く待ってもキビタキとメジロしか現れないので、ミズキのポイントに戻りました。時刻は14時半ごろ、オオルリ♂若が出現。
同時刻にキビタキ♂も登場です。7、8月の小鳥たちは、羽が擦り切れた上、換羽の最中で、ちょっとみすぼらしいですが、この時期は新しい羽になっていて綺麗です。
20分後にまたまたオオルリ♂若が登場。若い♂のこの色合いは季節限定なので、会えると嬉しいです。
そうしているとアオゲラも登場。やはりミズキの実を食します。♀のようです。
入れ替わり立ち替わりキビタキとオオルリがやって来ます。
今度はアオゲラ♂もやって来ました。
珍しく横枝に垂直に止まってお腹を見せてくれました。
時刻は16時半、今日はこれにて切り上げ。

翌29日も同じパターンで朝は狭山湖でノビタキに遊んでもらいました。ちょっと遠かったですが、秋らしく2羽がススキに止まってくれました。
後ろが抜けるところを狙います。まだ、バックのセイタカアワダチソウは黄色くなっていません。
近くを虫がかすめていきますが、キャッチはしなかったような‥。
お昼前に多磨霊園に移動。残念ながら今日もヨタカは影も形もなし。今日のミズキにはエゾビタキ2羽が新たに入って来たようで、何度も姿を見せてくれました。オオルリは抜けたようでしたが、キビタキはいました。
ホバリングしながら実を食します。

次回は10月5、6日の狭山湖のノビタキと初物かものノゴマ♀、クマタカ等をアップする予定です。そんな時、ニュースで吉野彰さんのノーベル化学賞受賞を知りました。企業の研究者での受賞、素晴らしいです。

ノビタキ ツツドリ ホトトギス等 埼玉県狭山湖

2019-09-21 | 関東地方
ノビタキ 狭山湖にて

9月21〜22日埼玉県所沢市狭山湖: 秋の渡りのシーズン、狭山湖にはノビタキ、杜鵑類等がやってきます。杜鵑類は2、3年前からその渡来数がぐっと減ってしまっていましたが、今年は少し持ち直して楽しませてくれました。ノビタキは、9月の中旬から10月下旬近くまで入れ替わり立ち替わりやって来ます。多い日には10羽近くいることもありますが、大体は2、3羽です。
9月21日の朝いきなり杜鵑類が飛んできて桜の木に止まりました。おおっ!久しぶりのツツドリと思い写真に収めてよく見るとお腹の横縞の間の幅は広いし、下尾筒に黒斑がないので、どうやらホトトギス若鳥のようです。
落ち着かないですぐ飛び出しました。
近くの枯枝の上に止まりましたが、すぐに何処かに飛んで行ってしまいました。
狭山湖では久しぶりだなーと思い、堤防の草原に行ってみると、ノビタキがいます。警戒心が強くて20m以内には決して近寄らせてくれませんでしたが、季節限定のかわいいお客さんです。背景は、まだ黄色く色づく前のセイタカアワダチソウです。
地面に降りて採食することもあります。
秋らしい草に止まってくれます。
時々後ろの抜けるところにも止まってくれます。

翌日の9月22日にも杜鵑類が現れてくれました。おまけに赤色型のツツドリです。まだ幼羽が少し残っているので、若鳥のようですが、桜の木で毛虫を食していました。警戒心が強く近くを人が通るとすぐに引っ込んでしまいます。
4時間後くらいに再び出現しました。
同じ桜の木にやって来ました。
堤防の草むらに行くと、ちゃんとノビタキがいました。

この季節野鳥の写真が取れない時もあります。そんな時には、虫たちにもカメラを向けてみると、結構綺麗なのがいます。
2回目の登場ですが、ルリモンハナバチです。
ミヤマアカネです。‥多分。
マユタテアカネです。‥多分。

次回は、多摩霊園でヨタカ‥‥と言いたいところですが、残念ながらお目にはかかれませんでした。でも、季節らしくオオルリ若♂、キビタキ、エゾビタキ、アオゲラ等が出てくれたので、これらをアップする予定です。



コモンシギ オグロシギ 栃木県小山市/ムナグロ タカブシギ ジシギ セッカ 埼玉県

2019-09-07 | 関東地方
コモンシギ 栃木県小山市の夏水田んぼにて

9月7日(土)小山市: 小山市の田んぼに迷鳥のコモンシギが来ているとの情報をいただき、これは行かなきゃと鳥友HMさんを誘って駆けつけました。朝の8時ごろ到着するとすでに車がずらっと並んでいましたが、カメラマンは手持ち無沙汰な様子。嫌な予感がしましたが、案の定30分前まで居たんだけど飛んじゃったとの事。未練がましく辺りを歩いているとパトカーが登場。迷惑なので立ち退けとの事で、その場を離れました。諦めてこのまま帰るのも悔しいので、車を走らせて、付近を回って見ました。しばらく走っていると前方に車列が目に入り、5、6人のカメラマンが水の張った田んぼでカメラを構えています。おおっ!と駆けつけると、いましたいました!目の大きな愛らしいその姿は、間違いなくコモンシギでした。嬉しいライファーの追加です。稲の植わってない田んぼは3枚ほどあり、その間をいったり来たり、とっとっと素早く走ったり、餌をとったりと、たっぷりその姿を見せてくれました。エリマキシギに雰囲気が似ています。少し遠かったので、持参したスコープでもじっくり観察。しかし、遮るもののない田んぼ、暑さにたまらず、1時間ほどで引き揚げました。Tさんありがとうございました。
飛び立ちも見せてくれましたが、ピントのあったのはこの一枚のみ。
日が陰ると色合いがよくわかります。
コチドリ(イカルチドリ?)と並ぶと大きさがよくわかります。
他には、オグロシギ、タカブシギ、コチドリ等がいました。ハシボソガラスと並んだオグロシギです。

9月1日(日)8日(日)埼玉県川越市南古谷: 秋の渡りの内陸性シギチを期待して、南古谷の田んぼを回ってみました。目ぼしい成果はありませんでしたが、ムナグロ、タカブシギ、アオアシシギ、コチドリ、ジシギsp.等がいました。
28羽ほどのムナグロが田んぼにいました。飛ばれないようにそっと近づきましたが、こちらを警戒しているようですね。いかにもな姿勢です。
居合わせたKさん夫妻に教えてもらったジシギ。タシギではないのはわかるんですが、それ以上は、尾羽などを見せてくれませんでしたので、判別不能。尾羽が見たかったですね。
セッカが飛び回っていましたので、飛翔を狙ってみました。ちっちゃくて早いので大変なのですが、なんとか写りました。
わずかに水の残った田んぼの畦にいたタカブシギです。

9月8日(日)狭山湖: 南古谷から伊佐沼を経由して狭山湖に移動。堤防の草原にセッカが飛び回っていました。時折近くの草に降り立ち、ジュ、ジュと鳴いていたり、他個体を追っかけたりしていました。縄張りを主張している様子で、まだ繁殖しているのではないかと思われます。

次回は、MFの狭山湖でのホトトギス、ツツドリ、ノビタキ等をアップする予定です。だんだんネタが尽きかけてきています。