ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

コサメビタキ エゾビタキ サメビタキ(ヒタキ3兄弟)/岡山県

2024-10-30 | 中国地方
色づいた桜をバックにしたサメビタキ 2024年10月2日 岡山県新見市

10月2日午前、ソバノビで気を良くして、近くの桜の森公園に寄ってみました。案の定サクラの木にヒタキ類が集まってフライキャッチを繰り返し、短い時間でしたが、タップリ撮らせてもらいました。しかも、サメビタキもいて、ヒタキ3兄弟のそろい踏みでした。
まず出迎えてくれたのは、コサメビタキ。正面顔だと頭冠部が少しアフロな感じで面白いです。
一番多くいたのは、やはりエゾビタキ。場所をめぐって、よく追い掛け合いをしていました。サクラの色づいた葉をバックにしてちょっと季節感も出ます。
飛び出しシーンを沢山撮らせてもらったので、改めてアップします。
後ろがしっかり抜けた所に止まってくれました。
そろそろおしまいにしなければならない時になって、おやっ?色の濃いのがいると見ると、サメビタキでした。いい感じで色づいたサクラをバックにしてくれました。
サメビタキでも飛び出しを撮りたかったのですが、時間がなくて、断念。
沢山撮れたエゾビタキの飛び出しシーンを改めてアップします。
ヒデびたきさんも居たのでヒタキ4兄弟ですねといってくださる方がいて、なるほど!と喜んで、ヒタキ4兄弟(年齢的には孫になりますけどね)のそろい踏みとさせていただきます。

次回は台湾シリーズに戻って、阿里山中腹でのサンケイなどをアップしたいと思います。ご覧いただき有難う御座います。

ノビタキ(そばの花と) 紫金山アトラス彗星/岡山県

2024-10-27 | 中国地方
ソバノビ(そばの花とノビタキ) 2024年10月2日 岡山県新見市

10月2日午前、撮りたいと思っていたソバノビを何とか物にすることが出来ました。ノビタキが遠くて、満足いく物ではありませんが、初めてなので、まあ良しとします。東京に在住中に撮る機会はなく、心残りでした。長野県に比べれば少ないですが、ここ岡山でも蕎麦畑はあるので何とかなるだろうと軽く考えていました。ところが、岡山の鳥友さんに撮った覚えがないようで、ポイントがあるのかわかりませんでした。新聞記事に隣市の高原の蕎麦畑が出ていたので、3年前から行ってみましたが、サッパリ。県北の蕎麦畑にも出かけても見ましたが、空振り。そして4年目の今季、9月末からノビタキ飛来情報が出て来た10月2日に隣市の蕎麦畑にダメ元で寄ってみました。すると、例年10月になるとそばの花はほぼ終わっているのに、まだしっかり咲いています。しかもノビタキがいるではありませんか、やっと自身初のソバノビを手にすることが出来ました。しかし、警戒心の強いノビタキのこと、車中でしばらく待ちましたが、遠景ばかりの結果となりました。
地球温暖化による猛暑のせいで、彼岸花の開花が大幅に遅れていましたが、蕎麦も同様に遅れたので、ノビタキの飛来が間に合ったのかもしれず、ちょっと複雑な気持ち。

話題だった紫金山アトラス彗星、お天気に恵まれず、空には雲ばかり。やっと晴れ予報の出た10月20日、朝には晴れていたのに空には厚い雲。ええっ!と困りましたが、町内の高い暗い場所で、待機することに。すると奇跡的に雲間に星が見えます。探すと長い尾をたなびかせた彗星が見つかりました。雲の間ですが、何とかカメラに収める事が出来ました。雲も景色になってそれはそれで良いかと、自己満足。30mm(露出30秒)と75mm(露出10秒)での撮影です。

次回はこの後、近くの桜の森公園で、ヒタキ3兄弟が揃ってくれたので、それをアップしたいと思います。その後台湾シリーズに戻ります。ご覧いただき有難う御座います。

台湾南西部紀行 阿里山編 その6/アリサンヒタキ ホシガラス キンバネガビチョウ

2024-10-24 | 台湾
台湾固有種のアリサンヒタキ♂  2024年7月3日 台湾 阿里山 玉山国家公園

7月3日午後(阿里山編の最終章);食堂を離れて、駐車場付近を探索、アリサンヒタキ(Collard Bush-Robin)の囀りがするので、探すと、眼下に全身の見えるアリサンヒタキ♂がいます!ワォッ!と興奮しながら撮りまくります。ちょっとゴチャとしていますが、緑バックで、嬉しかったですね。白い眉斑がちょっと気難しげな坊やといった感じです。
しばしこの位置にいてくれました。
頭上で嗄れた声がするので、見るとホシガラス(Eurasian Nutcracker)でした。日本のホシガラスと同種ですが、ちょっと茶色味が強いように見えます。でも、やっぱり同じ、声も同じでした。
アリサンヒタキは少し場所を変えて、後ろすっきりした場所に移動。
それにしても細くて、長い眉斑ですね。なんかカッコイイ!
アリサンヒタキは流石にどこかに行ってしまいましたが、ホシガラスはまだウロウロしているので、こちらにカメラを向けます。
松の木に止まっていますが、やっぱり松の実を食しているでしょうね。きっと。
パン屑を食していたキンバネガビチョウ(White-whiskered Laughingthrush)と思われる個体が出て来ました。
パン屑をもらっていたと思しきキンバネガビチョウは本当に近くて、せっかくなので、スマホに収めてみました。
他にはミヤマウグイス(Yellow-bellied Bush-Warbler)もいたのですが、枝の隙間から何とか写っただけでした。
鳴き声は忘れましたが、ホーホケキョッではなかったと思います。

これで、阿里山編は終了で、次の目的地は山を降りて標高800mぐらいの観星園生態民宿で、サンケイ狙いです。下界よりは涼しかったですが、阿里山に比べると暑い!もっと涼しいお山に居たかったなあ〜。
次回は地元の季節の鳥で、遠かったですが、初めて撮れたソバノビをアップしたいと思います。ご覧いただき有難う御座います。

台湾南西部紀行 阿里山編 その5/ヤブドリ カンムリチメドリ キンバネガビチョウ

2024-10-21 | 台湾
冠羽が素敵なカンムリチメドリ 2024年7月3日 台湾 阿里山 玉山国家公園

7月3日午前(続き);ヤブドリ(Steere's Liocichla)が目の前に出てきました。前回の登場は名前の通り藪の中でしたが、今回は、ヒョイヒョイと幹を上がってきて、見通しの良い所に出てくれました。眼の前の黄色い斑点が鮮やかです。
少し離れたところでは、枝の上で囀り始めました。全然ヤブドリではありません。普通のガビチョウといったところでしょうか。ただし、日本のガビチョウほどの騒々しさはなくて、中々綺麗な囀りでした。
そして、お昼は近くの食堂でいただき、食後、食堂前でくつろいでいるとカンムリチメドリ(Taiwan Yuhina)が何羽かチョロチョロしています。結構近い!
小首を傾げた姿がまた可愛い!
台湾野鳥の会のシンボルバードにするのも頷けます。
眼下にはキンバネガビチョウ(White-whiskered Laughingthrush)。地面を歩き回っているところは、やっぱりガビチョウ。
枝に上がって来ました。
人を警戒する様子はなく、阿里山では普通種のようです。

期待した台湾固有種のニイタカキクイタダキは、高い木の上で鳴いていたらしいのですが、姿を拝むことはできませんでした。お昼の食堂のホールに野鳥の写真が並んでニイタカキクイタダキもあったので、こちらをおさめて代わりに出演願いました。やっぱり、見たかったなあ〜、ただし、写真の様な立派な冠羽が立つのは春先のペアリングの時だけだそうです。

次回は食後の少しの時間、食堂近くで、引き続き探索して、アリサンヒタキ、ホシガラス、キンバネガビチョウなどが遊んでくれました。ご覧いただき有難う御座います。

台湾南西部紀行 阿里山編 その4/アリサンチメドリ ミヤマヒタキ アリサンヒタキ シマドリ キンバネガビチョウ

2024-10-18 | 台湾
手強い台湾固有種のアリサンチメドリ 2024年7月3日 台湾 阿里山 玉山国家公園

7月3日午前、阿里山 玉山国家公園での観光施設がある近辺で、探索を続けます。ここでも次々に登場するチメドリですが、藪の中が多く、中々表には出てくれません。鳴き声はよく聞こえるけど中々姿の見えなかった台湾固有種のアリサンチメドリ(Taiwan Fulvetta)がやっと捉えられました。かわいいけれど、目つきのちょっと怖い小鳥でした。
続いて、枝先に居たのはミヤマヒタキ(Ferruginous Flycatcher)。日本でも離島で記録がありますね。チメドリと違って、枝先にじっとしてくれるので、写真には撮りやすい!顔はまるでサメビタキですが、お腹の橙色がいいですね。
同じ場所には台湾固有種のアリサンヒタキ(Collard Bush-Robin)。モロ逆光でしたが、別の場所で、しっかり撮れました。
同じ場所に色々出てくれます。カンムリチメドリ(Taiwan Yuhina)は、ここ阿里山では普通種のようです。
そして、新たな種類のガビチョウ類のシマドリ(Taiwan Barwing)。2羽で仲良く並んで行動、ペアでしょうか。体中、縞々なので、シマドリ?ちょっとシンプル過ぎるネーミングですね。出会いはこの時だけで、あまり明るい所には出てくれませんでした。
こちらはフレンドリーなキンバネガビチョウ(White-whiskered Laughingthrush)。
出る時には一度に多種類出てきます。どれを撮るか困る時もあります。滅多にないですけどね。

次回もこの続きで、ヤブドリ、カンムリチメドリなどが登場します。ご覧いただき有難う御座います。

キビタキ♀ ハチクマ コサメビタキ エゾビタキ/岡山県

2024-10-15 | 中国地方

少し色づいたサクラとエゾビタキ 2024年9月26日 岡山県高梁市

9月24日午前、秋の渡りのヒタキとタカを求めて、地元のキャンプ場公園に出かけてきました。山頂までの遊歩道上の桜の木にヒタキ類がよくいます。枝先からフライキャッチしてくれるのですが、時々地面に獲物がいるのか舞い降りてくれます。そのため割と低い枝に止まることがあり、写真向けでありがたいですね。この日は、キビタキ♀が2羽見つかりましたが、場所取りでしょうか、よく追いかけ合いをしています。
見晴らしの良い山頂の桜の木にはエゾビタキ。
近くのサツキにはヤマガラが。
さて、山頂に腰を据えて、空を眺めていましたが、何も現れない。しかし、双眼鏡で捜索しているとタカ柱が視界に入ってきました。私の肉眼では捉えられない距離でしたが、同じ場所に時間を置いて、タカが湧き上がって、タカ柱を作り、西方に流れて行きます。お昼までの2時間ほどで、67羽をカウントできましたが、すべてハチクマ。残念ながら近くを飛んでくれませんでした。この渡りルートは2年前にも70羽ほど観察していますので、渡りルートになっているのでしょうね。出来れば、山頂をかすめるルートにして欲しいですが、聞き届けてはくれないでしょうね、ハチクマさんは。
タカの観察中に山頂の桜の木にコサメビタキが登場。

翌々日の9月26日も同じコースで、山頂目指しましたが、この日は近くにヒタキは不在。おまけに山頂でもタカはさっぱり。やっとハチクマ若鳥が1羽だけ、辛うじて写真に収まる距離を飛んでくれました。
お昼で、タカは諦めて、降りていくと桜の木にエゾビタキ。
飛び出しを狙いましたが、やっと1枚。
別の場所で、エゾビタキの飛び出しをたっぷり収めることが出来たので、それはまたの機会にアップします。

秋の天体写真で、アンドロメダ銀河を載せましたが、近くにアンドロメダ銀河に次いで近い、M33銀河があります。上下方向から見る角度なので、渦巻の腕がよくわかります。


次回は、台湾シリーズに戻って、阿里山での2日目午前の様子をアップする予定です。ご覧いただき有難う御座います。


台湾南西部紀行 阿里山編 その3/ハナドリ ヤブドリ キンバネガビチョウ

2024-10-12 | 台湾
囀るハナドリ♂ 2024年7月3日 台湾 阿里山

7月3日午前(続き)主要ラインから外れた林道では次々に新人が登場してくれます。樹上で囀るのはハナドリ♂(Fire-breasted Flowerpecker)、背中の青と胸の赤色が綺麗です。短い尾羽が何とも可愛い!しばらく我々の周りで囀ってくれました。
少し離れたところにいたかと思うと割と近くでもサービスしてくれます。
空抜けにならない場所にも来てくれました。枝がちょっとごちゃごちゃですけどね。
そして段々と遠くに移動して行きました。
この林道の隙間から遠くの山塊が見えます。ブラタモリ風で言うと造山運動で盛り上がったマントルから出来た火成岩が削られて切り立った崖になっている状態でしょうか。勝手な解釈ですが‥‥
新たな台湾固有種のヤブドリ(Steere's Liocichla)が名前の通り、藪の中にたたずんでいました。
名前とは裏腹に後で、もっと見やすい所でしっかり姿を見せてくれましたけどね。
時々カンムリチメドリ(Taiwan Yuhina)も姿を見せてくれます。
林道探索を終えて、少し移動。トイレなどがあり観光客も結構いる場所ですが、新たな台湾固有種キンバネガビチョウ(旧名キンバネホイビイ、White-whiskered Laughingthrush)が登場。こちらは非常にフレンドリーな子で、人を全く気にする様子がありません。
観光客が置いたであろうパンのかけらに寄ってきて‥‥
綺麗に平らげてしまいました。目の前の出来事です。

次回もこの続きで、新たな固有種が登場しますが、その前に地元での秋のヒタキ類とちょっとハチクマをアップしたいと思います。ご覧いただき有難う御座います。

台湾南西部紀行 阿里山編 その2/タカサゴミソサザイ カンムリチメドリ ベニサンショウクイ

2024-10-09 | 台湾
やっと捉えたタカサゴミソサザイ 2024年7月3日 台湾 阿里山 玉山国家公園

7月3日午前 阿里山にて;高山の阿里山でひんやりとした少し薄暗い早朝に出動。タカサゴミソサザイ(Taiwan Cupwing)の囀りが聞こえるポイントから開始。囀りは聞こえるものの藪の中から出て来ません。ミソサザイほどの小さな鳥が藪の中の地面を移動するのでは、姿を見ることは極めて困難です。少し飛んだりして動き回るのは見えますが、暗い藪の中で、移動する時チラッと見えるだけ。全くお手上げ状態でした。諦めて他に何かいないかと近くを歩くと、初出のカンムリチメドリ(Taiwan Yuhina)が登場。台湾固有種です。こちらはチョロチョロ動き回るも枝の上で、ちゃんと撮らせてくれます。ピンと伸びた冠羽がカッコイイ!台湾野鳥の会のシンボルバードだそうで、木の実を食していました。
カラ類は多くないのですが、日本のシジュウカラのお腹を黄色くした様なキバラシジュウカラ(Green-backed Tit)がチラッと出てくれました。
このポイントは諦めて車に乗り込んで移動。主要道路から少し林道に入って探索。結構いろんな鳥が鳴いています。藪の中で、大きな声で囀るのはタイワンオオセッカ(Taiwan Bush-Warbler)で、こちらも台湾固有種。しかし、なかなか表には出てくれません。結局藪の隙間から顔がやっと写りました。
ここでもタカサゴミソサザイ(Taiwan Cupwing)が鳴いています。相変わらず姿はサッパリ見えない。藪の地面を動き回っている様です。藪続きですが、隙間があるところがあり地面が見えます。ここにでも出てくれないかな〜と思って見ていると、あれっ!何か小さな物が出て来た!とカメラを向けると何とタカサゴミソサザイではありませんか!ほんの一瞬ではありましたが、奇跡的に全身を写すことが出来ました。こちらも台湾固有種です。それにしても尾羽が短すぎて、本当に可愛い!
さらにベニサンショウクイ(Gray-chinned Minivet)も登場。ボルネオで出会ったのとは顔色が随分違って灰色、亜種の違いでしょう。しかし、日差しが強く、影が出て、まともなのが全然ない!
黄色い♀もいて、ペアかもしれません。ただ、♀が写っていたのは、ちょっと後ろを飛んでいるピンボケだけ。
これが影が出なくて、まあまあマシな一枚でしょうか。他にもコバネヒタキ(White-browed Shortwing)がずっと囀っていたのですが、姿をチラッと見ただけ、白い特徴的な眉斑が辛うじて見えました。

次回はこのポイントの続きで、ハナドリ、ヤブドリなどをアップする予定です。ご覧いただき有難う御座います。

台湾南西部紀行 阿里山編 その1/ズアカエナガ メジロチメドリ ズアカチメドリ コシジロムシクイ チャバラオオルリ

2024-10-06 | 台湾
ズアカエナガ 2024年7月2日 台湾 阿里山

7月2日午後、阿里山にて:標高2,000mを超えて阿里山に登って来ました。流石に涼しい!生き返った心地で、何日でも滞在出来そうですが、今日の午後と明日の午前中のみで残念です。さて、富士スバルラインではないですが、そんな感じの高山の道を走って、適当なところで駐車。道に沿って歩くと早速カラ類の混群のような感じで、何種類もの小鳥たちが動き回っています。まず目についたのはズアカエナガ(Black-throated Tit)でした。チョロチョロ動き回って、カメラに収めるのが大変でしたが、何とかフォーカスがあった写真を並べます。可愛いらしい花と絡んでくれました。黒く太い過眼線が凛々しい。
トリミングしないとこんな感じなんですが、あちこちに花があるのに全身が撮れたところのは何故か蕾。
喉の黒斑が大きく開いた口の様。
とにかく目についた小鳥をカメラに入れると、よく居るんだけれど、藪から出てこないズアカチメドリ(Rufous-capped Babbler)が写っていました。帰国後整理していて気づきました。結局撮れなかったなあ〜と旅中は思っていたので、ビックリ。
以後もよく出てくれたコシジロムシクイ(Rufous-faced Warbler)。英名の方が、それらしいのですが、なんで和名はコシジロなんでしょうね。腰の白さはあまり目立ちませんね。
こちらも超難関だったメジロチメドリ(Morrison's Fulvetta)。藪の中から出てこないのが、たまたま写っていたようで、ビックリ。遠征中で撮れたのはこれだけです。
混群が去って、落ち着いたところで、歩いているとNさんがチャバラオオルリ(Vivid Niltava)が鳴いてる!と声の方に行くと、いましたいました。空抜けで、なかなか撮りにくかったのですが、なんとかお腹の橙色と背中の青色が出ました。
我々をあまり気にせずよく囀ってくれました。

阿里山の宿は森林遊楽区にあるホテル、移動中に豪雨となって心配しましたが、夜には上がり、食事と観光時には傘なしで大丈夫でした。土産物は色々ありましたが、特に買いたいものはなし。阿里山コーヒーが有名な様ですが、この時刻に飲んだら眠れなくなるのでパス。

次回は翌日の阿里山で、カンムリチメドリ、タカサゴミソサザイなど新たな種類が登場します。ご覧いただき有難う御座います。

ハチクマ ブッポウソウ/岡山県

2024-10-03 | 中国地方
高梁市を通過した渡りのハチクマ♂ 2024年9月23日 岡山県高梁市

7月20日地元のMさんの巣箱にて;いよいよブッポウソウの子育ても佳境となって来ました。餌運びの頻度は多く、そろそろヒナが顔を出してもいい頃。
巣箱隣の枯れ木上で餌探し中のブッポウソウ。
獲物はヒグラシでしょうか、まだヒナの顔は見えません。
7月22日午前に出向くとヒナが遂に顔を出していました。
親はアブラゼミでしょうか、巣のヒナ目指して接近すると、何故かヒナは巣箱に引っ込んでしまいます。
親はというと巣箱の中に入らず、Uターン。
あれれっ!餌を加えたまま巣箱から離れて行きました。巣立ちを促しているのでしょうか。巣立ちには立ち会えませんでしたが、翌日無事巣立ち。昨年の不幸を乗り越えて、今季は3羽のヒナが巣立って行ったようです。

月日は流れて、タカの渡りシーズンです。市内の桜の名所の公園で、タカの渡り観察会です。天気の悪かった22日(輪島の豪雨災害には言葉もありません。地震から日も経たぬうちにこのようなことになるとは)から延期した23日に行いました。良い天気で、期待しました。9時の開始早々に6羽が上空を旋回しながら通過。十分目視できる距離です。
こちらはハチクマ♂成鳥のようです。
こちらはハチクマ♀。羽が不揃いなので、成鳥かもしれません。
ハチクマ♂、1羽目とは違う個体です。
♀の幼鳥個体が近くを旋回して、ランデブー飛行。
別個体の♀幼鳥でしょうか、初列の先端が黒く、羽が揃っているので。
別個体の幼鳥のようです。♀かな?
この個体は虹彩も黒く、♂成鳥のようです。1羽目とは下面の模様が違うので、別個体でしょう。
ハチクマはそれぞれ、羽の模様が個性的で、面白いですね。幸先良くスタートしましたが、これっきり。何で!と言いたくなりますが、お昼の終了まで、この6羽だけでした。岡山県中部での渡りのタカはほとんどハチクマです。

9月9日の天体写真。夏の名残を惜しむように傾く銀河を撮っているうちに秋の星座が登って来ました。早速、M33アンドロメダ銀河にカメラを向けました。我が銀河系に最も近いこの銀河は本当に明るく、大きく写って楽しいですね。

次回は台湾シリーズに戻って、標高の高い阿里山です。チメドリ類の小鳥が次々出てくれました。ご覧いただき有難う御座います。