
小さな島に住むボルネオコノハズク 2025年2月11日 パラワン島
2月11日午後(続き)、花の木にやってきたパラワンキバラタイヨウチョウ(Palawan Sunbird)は次から次に花を渡り歩いて吸蜜に余念がありません。お陰で、花絡みの写真がしっかり撮れました。




角度によって、喉から胸の青色の構造色が煌めいて、きれいです。



たっぷりと蜜を吸って、満足したのか、どこかに飛んで行って終了となりました。
空にはシロハラウミワシ(White-bellied Sea-eagle)の姿。何か魚の様な獲物を掴んで飛行中でした。

ホテルに戻ってくると、またも雨。そこで休憩の後、夕刻には止んでいたので、やっと夜のフクロウ探しに出かけることが出来ました。まだ明るさの残る郊外の道沿いにやってくるとマレーモリフクロウ(Spotted Wood-owl)が既に動き出していました。

そして、暗くなって、波止場のような場所に来て、ガイドさん所有の小型のボートに乗り込んで、10分足らずの船旅。小さな島に上陸すると、パラワン島の様な大きな島に接する小さな島にしか居ないと言う不思議な生態のボルネオコノハズク(Mantanani Scops-owl)がお出迎え。





パラワン島やボルネオ島北部に接した小さな島にしか住んでいないと言う変わった習性のコノハズクです。島にしか生息していない日本のカラスバトと同じ様で、大きな島ではライバルや捕食者に負けて、離島でわずかに命脈を保っているのでしょうか。
と言う事で、パラワン島シリーズはこれにて終了です。とにかく雨、しかも豪雨に祟られて、さっぱり鳥果があがりませんでした。悔しいので、本遠征の同行者とリベンジを誓いました。
次回は地元の鳥さん達の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。
*モンゴル遠征中