ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

ハイイロチュウヒ チュウヒ オオハシシギ ミサゴ ヒシクイ オナガガモ 茨城県稲敷市

2018-02-17 | 関東地方

2月17日に茨城県稲敷市に出かけてきました。稲敷ICを降りて、まず、稲波干拓地に立ち寄り、本新の蓮田、妙岐の鼻、西の洲、甘田を巡って、最後は、妙岐の鼻でチュウヒ類の寝ぐら入りでしめました。
稲波には、今シーズンも亜種オオヒシクイが124羽やってきていましたが、何故か昨シーズンのように時間が来ると一斉に飛び立って、どこかに出かけることが稀で、ほとんど、稲波の田んぼで過ごしているとのことです。残念ながら飛翔シーンは諦めました。後ろの水路側には、3,000羽以上のオナガガモが休んでいますが、その中に混じっているトモエガモを教えていただきました。水路をボートが走ってくると一斉に飛び立ち、ヒシクイのいる田んぼに降り立ちます。するとヒシクイが嫌がって、移動するので、はるか彼方ですが、飛んでいるのが見えました。

一斉に飛び立ったオナガガモ、壮観です。

ヒシクイの飛翔シーンは諦めて、昨シーズン会えなかったオオハシシギを探しに本新の蓮田に向かうと、今シーズンはちゃんといつもいる蓮田にいました。8羽ほどが、盛んに嘴を突っ込んで採餌していましたが、何を食べているのかはよくわかりません。他の蓮田も探しましたが、タシギが見つかったぐらいでした。





続いて、妙岐の鼻の観察小屋に向かい広大な葦原を眺めていると、チュウヒの♀が近くを飛んでくれました。

魚をつかんだミサゴも飛んでくれました。

続いて、蓮田を横目に眺めながら、西の洲、甘田に向かい、しばらく待機しましたが、期待のハイチュウやコミミズクは現れず。夕暮れが迫って来たので、寝ぐら入りに期待することにし、妙岐の鼻の駐車場に移動。すると、チュウヒが次々に帰還して来ます。写真は、おそらくチュウヒ大陸型の♂若鳥ではないかと思われます。



一度、葦原の中に飛び込むものの、しばらくすると飛び出して来て、複数羽で飛び交ったりします。

そうこうしているうちに、遠くに白っぽいのが見えるので、双眼鏡で覗くと、待ちに待ったハイイロチュウヒの♂ではありませんか。昨シーズンはもはや写真は不可能な時間に帰ってきましたが、今日は、まだ明るい!距離にして300mぐらいはありそうで、ピンボケの山を築きながら、撮りまくってしまいました。

背景にうっすらと夕焼け色が写り込んでくれました。


遠くの煙突からの白い煙をバックに。

葦原がバックになると、フォーカスが取られてしまうことが多かったですが、なんとかピントが合ったものもありました。



次回は、渡良瀬でも明るい時間に帰ってきたハイイロチュウヒ♂と秋ヶ瀬のヒレンジャクをアップする予定です。

トラツグミ ルリビタキ アリスイ ベニマシコ エナガ 埼玉県秋ヶ瀬公園

2018-02-10 | 関東地方

2月10日からの三連休は、オオコノハズクとヒレンジャクを求めて、秋ヶ瀬や赤塚城址跡を行ったり来たりとウロウロするも、いずれにも振られてしまいました。その代わり、今シーズンの秋ヶ瀬では、冬に会っておきたい鳥たちの出が良く、サービス満点でした。都市公園で人馴れしているせいか、間近で写真に収まってくれました。
まずは、ルリビタキ。ポイントで待っていると巡回中の♂成鳥(第三回冬羽と思われる)がやってきます。しかし、こちらは手ブラなので、ポイントを探しますが、何もない。なんだか、こちらを睨んで、「おい!手ブラかよ!」と文句を言っているようで、ちょっと複雑な気持ち。




この♂は、別のポイントの個体です。まだ、茶色が混じっているので、第二回冬羽でしょうか。何故か、こちらの方がギャラリーが多いので、不思議です。

トラツグミもサービス満点でした。じっと待っていると目の前まで来そうなほどです。芝生の上をあちこち歩き回って、餌を探します。秋ヶ瀬で見た2個体はいずれも、「トラダンス」なしで、ミミズや小さな幼虫らしきを捕まえていました。







桜草公園の野焼き跡では、アリスイが舌を伸ばして、採餌に夢中でした。



ベニマシコも公園の植え込みのような藪に必ず複数羽でやってくるので、多くのギャラリーを集めていました。

最後は、狭山丘陵で、鉄棒のE難度に挑戦していたエナガです。

フィニッシュの着地に向けて、ジャンプ!

次回は、茨城県の稲敷でのハイイロチュウヒ、チュウヒ、オオハシシギ等をアップする予定です。

コミミズク(3) 光にこだわる 埼玉県川島町

2018-02-03 | 関東地方

2月3日に今季4回目となる川島町のコミミズクに会ってきました。相変わらず明るいうちからよく飛んでくれて、たっぷり写真を撮ることができました。今回は、フェルメール風(勝手な思い込みですが)に光を画面に映しこむべく、逆光にこだわってみました。
最初は、順光です。影ができないので、平板な感じです。

以後の写真は、逆光で浮き上がるように写してみました。まだ明るいうちですが、日はかなり傾いてきています。そして、この日は水蒸気が多いのか、薄いスクリーンが張ったように、コミミズクが浮き上がります。




さらに日が傾いてくると、背景が暗くなってさらに浮き上がるようになります。






さらに暗くなって、田んぼがバックになると背景が黒くなってきたところを飛ぶと白く浮き上がってきます。




そして、着地寸前になると、羽が浮き上がります。羽って本当に綺麗だとつくづく思います。




次回は、コミミズクから離れて、秋ヶ瀬などで、今季サービスの良いルリビタキ、トラツグミ、アリスイ等をアップする予定です。