ホテルの庭にいたアカスズメフクロウ 2025年2月22日 サン ホセ市内
2月21日のお昼頃に成田をアエロメヒコ航空で出発、ツアー参加者6人だけで、添乗員なしの旅です。長いフライトの後、朝の9時ごろ到着したメキシコシティーで、現地の西遊旅行社の方の出迎えを受けて、空港近くの市内のホテルで仮眠。再び空港に向かい、夜8時の便で、11時ごろコスタリカの首都であるサン ホセに到着。さくらツーリストの下村さんの出迎えを受けて、市内のホテルに投宿。長かったあ〜。さて、午前9時に出発との事で、それまで、朝食後、ホテルの庭で探鳥。ツアーの皆さん、同じ考えで、明るくなると庭に繰り出していました。さほど広くはない庭なので、多くは期待していませんでした。ところが、わずかな緑地に何種類も野鳥がいるので、驚き! さすがコスタリカだと感激しながら、カメラを向けました。ホテルの建物にいたのはアカハシバト(Red-billed Pigeon)。全身葡萄色で中々綺麗。
近くの木には、小型のインコが2羽。ミドリインコ(Orange-chinned Parrot)でした。英名の喉のオレンジ色が何とか見えます。
少し広々とした所で見回すと尾の長い黒い鳥がいます。オナガクロムクドリモドキ(Grea-tailed Grackle)で、ガイドさんによると、どこにでも居て、数を増やして、今や「害鳥」だとか。ムクドリの仲間らしい行動を見ると、そうかいなと同意してしまいます。下の電線にいるのはキバラオオタイランチョウ(Great Kiskadee)、普通種とのことで、確かに以後よくお目にかかりました。
木の中に地味なツグミがいます。辺りを飛び回っていて、数が多く、何処でも見かけるバフムジツグミ(Clay-colored Robin)ですが、これが、何とコスタリカの国鳥! 4月ごろにこの鳥が国中で囀り始めると雨季となり、農業国コスタリカに恵みの雨を降らせるので、コスタリカの人々にとっては、幸福の鳥となるそうです。
そして、木の中に小さなフクロウ類がいるのを同行のYさんが発見。オオッ!凄いと感激しながらカメラを向けました。アカスズメフクロウ(Ferruginous Pygmy-Owl)で、何と今ツアーで狙っている鳥の一つだそうで、ガイドの下村さんもこんな所にいるとは!と驚きの登場でした。それにしてもカワイイ!
何気なく地面には割と大きな猛禽! ハヤブサの仲間のミナミ(カンムリ)カラカラ(Crested Caracara)でした。いや驚きました。
空には別の猛禽が舞っています。飛翔姿はカッコイイのですが、何処にでもいるヒメコンドル(Turkey Vulture)でした。
他にも猛禽が横切って行きました。残念ながら、逆光で、露出補正が間に合いませんでしたが、ミナミハイイロノスリ(Gray Hawk)との事。
目つきの悪い此方は「害鳥」オナガクロムクドリモドキの♀。
とにかく狭い敷地のちょっとした緑地に何種類もの野鳥達が出現して、本当に驚きました。こりゃあ〜とんでもない所に来たな!と今後への期待感で気分が高揚しました。
次回はこのホテルの庭の続きで、さらに違った鳥達が登場します。ご覧いただき有り難う御座います。
臨時で、地元のオオルリ、クマタカを明日アップする予定です。