ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

東北紀行2021年7月 その1 鶴岡〜象潟〜大潟村〜十二湖 アカショウビン クラゲの水族館

2021-09-01 | 東北地方
アカショウビン 7月9日 青森県十二湖

8月に岡山県にUターンすると東北に行きにくくなるな〜、という事で、青森県十二湖のアカショウビンと仏沼をメインとして、純粋な観光も含めて山形〜秋田〜青森〜岩手〜宮城を巡って来ました。
7月8日 山形県鶴岡〜秋田県象潟、大潟村〜青森県十二湖:ワクチンも2回目摂取を終え、安心して出かけました。まず、関越、北陸自動車道を北上し、山形県の鶴岡市立加茂水族館に寄ってみました。魚でなくてクラゲがメインという不思議な水族館ですが、クラゲが幻想的で素晴らしいとの評判通り、誠に綺麗でした。暗い水槽に幻想的にクラゲが浮かび上がり、またそれぞれのクラゲが個性的で美しい。訪ねて大正解でした。幸い観覧者も多く無いので、じっくり条件を調整しながら写真に収めることができました。出迎えてくれたのはコンパスジェリー。
続いて発光するクラゲのオワンクラゲ、日本沿岸にもいるそうですが、何といってもこのクラゲの蛍光を発する緑色蛍光タンパク質の研究で下村脩氏がノーベル化学賞を受賞した事が有名です。暗い水槽に幻想的な光を発してゆらりゆらりと浮かんでいました。
これはパルモというクラゲで群れで浮かんでいるのが綺麗です。
これはアトランティックシーネットル、長い触手が幻想的ですね。
こちらは電飾の様に連続して光を発する深海に生息するウリクラゲ。
同じくカブトクラゲ、素敵です。
こちらはブルージェリー、その名の通り、綺麗な青色のクラゲです。
シロクラゲ、4本の白い筋が印象的ですが、これは生殖腺だそうです。
ぶどう色のブラックシーネットル。ブラックとついていますが、展示されているのは赤味のある種類の様です。長い触手もあって一番綺麗だな〜と思いました。
これはコティローザツベルクラータという覚え切れない名前のクラゲですが、目玉焼きのような傘に青い斑点が綺麗です。
全ては紹介できませんが、どれも素晴らしくて時間を忘れて見入ってしまいました。続いて雲に覆われた鳥海山の裾野を見ながら北上して秋田県に入り、松尾芭蕉も訪れた象潟に立ち寄ってみました。田んぼの中に鳥海山の火山活動で出来た島々が浮かんで、不思議な景色です。展望台から海を望むとバーダーの聖地である飛島が見えます。
ここで十二湖に行って来たというCMさんに偶然お会いし、今年のポイントを教えていただきました。アカショウビンはよく出ているとの事で期待が高まりました。この日は秋田市で1泊。
7月9日大潟村〜十二湖:早朝、大潟村に立ち寄ってみました。かつての八郎潟という不思議な響きの広大な湖の面影はありませんが、キャンプ場の池にはカンムリカイツブリやそばの松林にはサギ類のコロニーがありました。ゴイサギが飛び回っているのが面白かったです。繁殖しているチュウヒはちらりとその姿を目撃したのみ。
心は既に十二湖に飛んでいて、ここはそこそこにしました。昨日の方の話によると出ずっぱりだったとのことで、出発前に鳥友のHさんからお聞きした詳細なポイント情報と合わせて、十二湖の鶏頭場の池に直行しました。駐車場に車を停めて向かおうとすると駐車場の係りの方もあそこだよとポイントを教えてくださいました。8時半に到着すると10人程度のCMさん達がカメラを向けてシャッターを切っています。急いで列に加わると対岸の枝に止まっています。こんなに簡単に会えていいの!という感じでした。
すると距離にして10mあるのか無いのかという近くの枝に飛んで来ました。うわあ〜とうれしい悲鳴。亜種アカショウビンをこんなに近くで撮ったのは初めてです。
対岸のこの木が餌取り用のポイントの様で、まずここに飛んで来ます。
水面近くの枝は水浴び用です。
でもこの時は‥‥
小魚をキャッチ、カワセミみたいな狩もできるんですね。自分で食べていました。
ブラインドなしで、こんなに姿を見せてくれるありがたい個体です。それにしてもやっぱり十二湖は凄いところですね。

次回は引き続きアカショウビンですが、水浴びを中心にアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。
ご参考までに亜種リュウキュウアカショウビンと羽色など比べてみてください。昨年6月の宮古島紀行はこちら


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