流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

サムライチャンプルー を語る

2007-01-14 06:11:56 | ■アニメレビューとか
サムライチャンプルーは基本的に1話完結なのが見やすくていいですね。
今見ても新鮮さを感じられるのは作品自体が優れている証かと。小池健作画のOPや中澤さん、鈴木兄弟をメインとする殺陣シーンに豪華な演出陣と見所が多いのがいいですね。ただ脚本家によって左右されるところが大きいですが。佐藤大脚本回に当たった方々は・・・。山本沙代回で良かったのが1つあった程度で他はイマイチ微妙だった記憶が・・・。
とりあえず、気に入ってる話の話でも。

21話 『悲歌慷慨 其之弐』
脚本:小原信治 コンテ、演出:横山彰利  作画監督:伊藤仲高

久々に見ましたが、何度見てもいいです。
小原さんによる脚本が良いのは勿論ですが、演出、作画ともに作品内で頭一つ抜けていたと思います。中澤一登さんによるアクション作画がこのアニメの大きな魅力のひとつですが、この話はそれとは違った、作監:伊藤さんのアクが強い作画が良いです。剣戟の力強さもさることながら伊藤さんの色に染まってるキャラが織り成す芝居は素晴らしい。ムゲンの無言のやるせなさや、息の仕方が生っぽくて印象深かいです。演出の横山さんもよかったです。特にムゲンが沙羅の三味線を持ってきてから、物当たるムゲンのシーン。あそこの演出は特に良かったです。沙羅が子供の死に気づく瞬間や最後のムゲンの怒りの投擲?でのシメが強烈に印象に残ってます。ただ、その次の回がゾンビの回というのが少し勿体無いような。少し余韻がほしかったというのもあります。1話完結型であるがゆえの勿体無さですかねぇ。まあ、余韻の少なさが逆にインパクトあって良かったとも思えますが。
http://www.style.fm/as/02_topics/top_060609.shtml
伊藤さん監督作品。他にも細田監督のワンピースとかも原画で参加してました。
http://www.tokuma.jp/coil/
横山さんはコイルにも参加されるみたいですね。期待してます。
伊藤さんも参加してるのかな?とても楽しみです。
コイルはそれ以上に注目できる人がイパーイのようですが。

11話『堕落天使』
脚本:高木聖子  コンテ、演出:山本沙代 
作画監督:中井準、石井ゆみこ  作画監督補助:山田正樹

私が山本さんの名前を覚えた回。見た回数ならチャンプルーで一番多いかも。
ジンが紫乃に恋する話ですが、この話ほど生っぽい描写が多いのはそんなにないんじゃないかと。
山本さんはゾンビの回も担当されてましたが、直接的に見せる描写が目立ちます。
ジンがボコられて雨の中をあるいて行くシーンの合間に挿入されるシーンがジンの惨めさ、やるせなさをうまく立てていると思います。ジンが最後に紫乃を送り出す際に、追っ手を切るシーンで切られた人たちの笠が死体の上に重なっていくなど主観によるかっこよさを演出してるのも目が行くところです。脚本も紫乃を通じてのこの時代の婚姻背景など時代的なところを立てていたりしてなかなか見所も多いので、チェックしてもらい回ですね。山本さんはローゼンメイデントロイメントOPとかもあるんで、個人的にエルゴプラクシーとか見てもう少し注目したい人です。
以前NTで紹介された時、ちょうどこの回についてのコメントが載っていたのがうれしかったです。あの時NTで竹内さんやすしおさんも覚えて、実家でハチクロ7話やったりして視野が広がったというのもあるので、個人的にとても思い出深い話であったりもします。


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