流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

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クビキリサイクル OVA 第1巻 を語る

2016-10-26 20:48:00 | ■アニメレビューとか
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脚本:木澤行人
絵コンテ・演出:八瀬祐樹
作画監督:鈴木博文 岩本里奈
作画監督協力:伊藤良明 高野晃久 清水恵子
原画:伊藤良明 武内宣之 橋本敬史 高野晃久 沼田誠也 田中宏紀 菊田幸一
  吉田隆彦 高橋裕一 清水恵子 鈴木勘太 石原満 水上ろんど 鳥山冬美
  安食圭 門上洋子 驚川三浜 宮井加奈 横屋健太 宮嶋仁志 秋葉徹 渥美智也
  宇良隆太 水谷正之 石川洋一 小阪倫洋 阿部望 大梶博之

  鈴木博文

二原以下略。

原作既読で自分も好きなシリーズなので気になって購入。
全シリーズ全巻OVAでもいけそうな価格帯という感。
とりあえず初っ端が成功してくれないと後のシリーズが見たい場合それが叶わないので、
無事続いてくれることを願っております。

まあ原作もよく読むの読まないとあって自分はクビキリサイクルはあまり読み返さない方なので、
新鮮な気持ちで見ることが出来ました。
それでも見る前に少し読み返してはいましたが絵にこれと言って具体的なイメージが無かったので、
こうなったかという感じで。
新房さんがブックレットに載ってるインタビューで2000年台の空気感、
実写向きかもしれないと言及されてるのが印象的。
洋館を舞台にした作品の空気感、ゴシック的なところが00年台前後の新房作品っぽく、
作品の空気感と新房さんのアニメのイメージが合致してこうなった、
というように読めるようで面白いなと。
okamaさんの名前が出てくるのもその年代っぽいかなとか。

鈴木博文さんが作監でメインで関わっていて音楽は梶浦由記でとかコゼットの肖像を思い出す部分も。
スタッフを見るにまどか☆マギカ作ろうとしてたらいつの間にかクビキリサイクル作ってた、
みたいな印象も受けるかな。

OVAの新房作品は正に新房作品という感じで、
コゼットの延長線上にある作品というのは強く感じるかな。
ダイニングでのやり取り見てると叛逆のほむらと杏子のやり取りを思い出すかな。
謎の巨大リングの作り出す謎の雰囲気が面白いというか。
場所を移動するごとにテロップが出るのを見てシンゴジラ流行ってるねぇなんて思ったり。
印象的な画は多く、3Dでのカメラワークで大きく動きながら色々見せていくのは冒険心あるなと思ったり。
3Dで組んだ絵が稚拙に感じられつつも驚きを用意してるからやってる、みたいな。

個人的に好きなのがOPですね。
まあメインスタッフが出ている映像をOPと読んでるだけとも思えますが。
チャプターもOPとなっていませんし、本編扱いなのかと思いますが、
本編とはまた違った空気感をまとった映像で面白いです。
特にBGMオンリーの構成、初っ端が花のイメージがまた強烈で印象に残ります。
ステンドグラスなど最近はあまり意識しない新房作品イメージや、
主人公とメイドの朝の行き違い、すれ違いを見せるだけというのもまた強烈。
またカメラの回り込みを多用してスピード感を作っていますが、
メイドにレースの枠がハメられると動きを止め、
それが外れるとまた動き出すという映像の静と動の極端さもこれもまた強烈。
そういう癖の強い映像が良い意味で本編から浮いていて面白いです。
EDは鈴木博文さん。
これはまどかからの流れなのかなという感じですかね。

本編的には哀川潤を前にした主人公のイメージに違和感を感じなかったので、
自分的にはオッケーという感じでしょうか。
原作好きですが思い入れはそこまでではないということかと思いつつ、
とりあえず次巻を楽しみに待ちたいところです。


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