流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

けいおん!! 7話 を語る

2010-05-19 05:07:05 | <けいおん!!>


初っ端の空校舎からしていつもと違いますオーラを放ってて1期11話でも意識してるのかな。
生徒会室の整理してる和、窓から吹き抜ける風と個人的に好みかなって感じだったけど、
風を意識させられた部分がここしかなくてちょっと残念だったなぁ。
結局風が吹いたのは和と先輩だけだったっていうのがなぁ。



なんか毎回回想に入るところだったりの処理だったりが違うみたいだけど、
やっぱ演出さんごとに毎回違う試みをしようってことなのかなぁ。
今回はちょっと武本さんっぽい演出だなぁと思ったけど、
それをちょっと過剰にやってみたって感じの回のように思った。
しかしちょっと唐突だったり先輩のストーキングがばれる辺りとか、
もう少しなんとかならんかったんかなー。
ぶっちゃけ今回の演出って紬の1度やってみたかったのよろしくな感じだったように思う。
ハーモニーもそういう風に見えたしなぁ。
澪がぶすっとした顔でお茶会に入場したりとかどうしてああなったのかなぁ、とか。

今回は梓を触媒にして軽音部の過去を語ってたりして、
梓がいないときから軽音部を見てきた視聴者の優位性が崩れるような回のように思った。
それは澪の過去の写真を見てるなんかもそうか。
しかし学校内の話を追ってきたつもりの視聴者からしたらその部分は衝撃だし、
スキマが多く発生する部分だと思う。



亀ウサギの像を押さえながら本を読む女生徒。
しかし亀は坂を登っている。
ウサギはここで止まったまま。



クラーク先生よろしく北海道?
監督違うけど像を動かしたら小麦ちゃんと繋がったのになーとか思ったり。
先輩ピアスやら口紅やら大人っぽさ出してるなーとか。
冒頭の和に流れた風が吹いてるような感じが心地よい。

つーか最終的に梓が出した写メールが吹かせた風だったりして、
和の手紙って梓に結構馬鹿にされてるような気がする。
澪の詩とか、律梓和の中で和だけは普通の表情だったりする。
和だけは澪の詩をそのまま受け止めていたということのようにも思える。
梓自身は澪や和とは別の価値観の中にいるように見える。
そして先輩が風に吹かれる中で、和は風を味わず窓は閉めきってある。

思うに今回の風って出会いとか別れの象徴だったのかなぁとか。
和自身、会員証を見つけるまでお茶会をしようとは言い出さなかったしメルアドも知らなかった。
そんな和が先輩の意思をちゃんと引き継ごうとしたのは、
やっぱ先輩との別れなどを意識している部分であると思うし、
先輩も梓からのメールなど新しい出会いとか和が色々やってくれているのを知って喜ぶけど、
結局彼女は母校へ行くことよりサークルの旅行に行くことを選んでる。
2人の間ってお茶会を行う以前にもう以前のもののようじゃなくなっている、
先輩ももう澪のファンクラブ会長ではなくなっている。
手紙というツールの選択や同じ空で繋がっていても同じ空気を味わっていない、
という締め方でそれが示唆されていたように思う。
その中で先輩に会いたいと思う和が切なく見える。

しかし梓は先輩に会えなかった和を見て携帯ですぐ相手に繋がろうとする。
でも梓の考える卒業した先輩との距離感は、
実際は大きな隔たりがあるんじゃないか、という可能性を描いてたかなぁ、と。
携帯は1期13話あたりも意識させられる。

しかしそれは和と先輩の距離感であって軽音部先輩と梓の距離には当てはまらない。
軽音部の先輩たちが卒業したら実際にどういう距離感を作り出すかは予想できない。
作品中で卒業による変化を扱いながら先輩たちが卒業したら、
という話を梓は切り出さないし周りも言わない。
この辺を絡めない辺り、結構危うい感じがするんだけど、どういう風にまとめるんだろうなー。
梓が和を思ってメールしたと思うけど、それでは和の慰みにはならないということを梓は理解してないし。
先輩にはすぐにお茶会の雰囲気を伝えられたかもしれないけど、
その速報に先輩からの返事があったかどうかは描かれていないわけで、
手紙というものが先輩と和の中でどう扱われているか想像できる部分になってるようにも思う。
でも梓がメールしたとは確定してなかったりするしなー。どうでもよすぎる。

個人的に梓と先輩たちの卒業を常に意識させられる感じだけど、
この流れを見てると別れよりその先のコミュニケーションを考えてることが結構新鮮な気がする。
たぶん梓が考えなきゃいけないのはそこで、一体自分は卒業した先輩たちとどういう距離感を作るのか、
4人だけ先に行ってしまった先輩たちはそこで何をするのか、
そういうことを示唆していたような気もするんだけど、ちょっとツッコミすぎか。

今回手紙やら詩やら一体どういう文面なのか、先輩は和にどうやって連絡したのか、
どういうメールを先輩に送ったのか、そういう詳細を省いてるところはちょっと気になる。
コミュニケーションを取るツールの選択ばかりで内実が無い様に思うし淡白に感じちゃうかなぁ、と。
携帯の優位性ばかり押されてもなぁ、みたいな。
あえて距離感を感じさせないためにそうしたのかもしれないけど、
そういう部分を大切にしてのでは、とも思う。

澪が詩を読んだあたりの周囲のリアクションとかなぁ。
なんか澪を前に出してたけど結局スケープゴートみたいにかんじちゃったな。
EDだけが救い。

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なんか最近はED見るために本編見てる気さえしてきた。
EDの軽音部もいいし、曲も結構気に入ってるし。本編見た後はEDリピート。
まあどうでもいい話。

脚本:横谷昌宏
絵コンテ・演出:内海紘子
作画監督:池田和美
楽器作監:高橋博行

内海さんの初演出回。
ライブは大変だと思うけどもう少し凝ったものが見たかったなぁ。


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