流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

アニメ雑記 5/12 を語る

2010-05-12 20:21:35 | ■アニメレビューとか
●Angel Beats!
平松コンテ&作監。
内容的にガイナの人に振りたかったのかなぁと思わされる感じ。
けいおん!!も雨だったけどこっちも雨。
なんかフルバ最終回の雰囲気みたいのを思い出します。



開放されたSSS。
ゆりを先頭に歩いてくるのはEDのようであり生徒会長が役員を引き連れてるようであり。
天使の失脚と新しい生徒会長など新しい謎が生まれてきて、
一体SSSはどこに行くべきなのかという道のりを暗示するかのような長い廊下が印象的。
ユイが暴れてる辺りがガイナ面って感じしたなぁ。



直井とゆり。
直井が生徒を痛めつけているのを見つけるゆり。
ここってゆりがそれを目撃したことで新しい策略を巡らせていたり、
そういうゆりの暗部なんかを示しているように思えたけど、
本編の流れではそういうの出てこなかったなぁ。
色々予想できるけど、直井が自分たちと同じであることを確認した、ということなのかな。

直井とゆりって神への考え方が違ってるけど、
組織を作って目的を果たそうとしている辺り見ると同じ人種のように思える。
死ぬ前に家族を失っているっていう共通点もある。
個人的に彼、彼女がこの世界で最初に直面する問題って家族の不在なのかなって思う。
直井の兄もゆりの妹たちもこの世界にはいなかった。
憎むべき対象も謝りたい人たちにも、死んでも会えない。
なぜみんなこの世界にいないのか?それを考えるのもまた一興。そして切ない。



ここ見てる時になんで天使に話しかけたとわかるのかなぁとちょっと引っかかった。
どうせなら隣から話しかければいいのにみたいなことも思うんだけど、
コレが音無と天使の距離感なのかなっていう部分があるのかなぁ、と。
しかし天使マイペースすぎる。

独房に入れられるところなんかは扉が閉まるギミックとか、
ああこれがガイナの血かぁなんて勝手に思ったりした。
あそこの音無の反発とか勢いがあって楽しめた。



自販機の辺りもそんな感じだったけど、
音無の目の辺りに焦点を合わせて他をぼかす事で、
音無の体全体を逆に浮き彫りにさせてるような感じが。
CGっぽい感じが嘘くさくうつってたけど、
この辺はそういうのをうまく誤魔化していたような印象。

天使が「皆消えちゃうもの」言う辺り、
音無と天使が対等に会話してるように見えて音無の顔が画面外に。
そのセリフを聞いてベッドに座る辺りで、
音無が天使と同じ目線に立ったかのように見せてるのとかいいな。
あくまで音無の妄想でしかなかったりするし、そういう錯覚をうまく出してるんじゃないかと。



屋上での暴力もそうだけど、逆光のせいかどこか儚げに見える直井が印象的。
今考えるとなんで学ラン着てるんだろう生徒会役員。
なんつーか直井自身がちょっと他のSSSのメンバーとも毛色が違うというか、
古いタイプの人間、キャラクターなのかなって思わされる部分もある。キャップ被ってるのもそう。
声を緒方恵美に振ってるし。
こういうキャラクターはこうやって承認してやればすぐ片付くっていう話のように思えたし、
その先をやりたいんだろうか、という風なことをちょっと思った。
そういう意味では旧エヴァの克服がこの作品の目的の1つになるのかなとか思うけど、
その辺は終わってみなければわからないので何とも言えないか。
催眠術だったりゆりの主観入れたりちょっと目まぐるしく色々詰め込んでたけど、
ゆり自身も実は成仏してしまいと思ってた部分もあったんじゃないかと、
音無の叫びを聴いてる部分を見て思ってみたり。それぐらい、ゆりの描写は不可解だった。
今後この辺がどう活きてくるのかちょっと気になる。


●いちばんうしろの大魔王



水着回。
あからさまなものも直球で面白いんだけど、
ついたネバネバとるのに頭触りまくる辺りとか個人的に良かった。
エロい部分も面白いけど、髪を触ったりするフェチというか、
触ってくる相手への信頼、触ってる中で見せられる意外性なんかがあってGOODというか。
髪を触る事自体が珍しい上に変なヌメヌメを取るとかありえないシチュエーションなんだけど、
お馬鹿な展開から女の子への体に迫ってて、
こういったのがこういうアニメの醍醐味じゃないかなぁと思った。
http://hobby-channel.net/daimaostaff/18734-18734.html
この作品擬似プレスコだったらしい。


●四畳半神話大系
この作品って画面だけ見ると年代が特定できないのが個人的に面白いかなって思う。
携帯電話やら何やら見てるとどうやら現代らしいんだけど、
画面を見てる限りでは20年ぐらい前と言われても納得してしまうんじゃないかと。
最後に時計が戻るのもSFチックでありながらシンプルな仕掛けで、
だからこそ普遍的なものを感じてしまう。
大学生活におけるサーカル活動、女性とのやり取りなんか見てると、
そういうものは時代を越境していくもの、作品自体も時代を越境していくんじゃないか、
とそんな風に思わされるんですよね。どうでもいい話ですが。


●まほろまてぃっく特別編 ただいまおかえり
この10年ぐらいの目まぐるしい変化をシリーズで体現してるアニメの1つだなぁとか思う。
1期はまだセル画、2期でデジタル導入直後の時代、この特別編でデジタル成熟期へ、みたいな。
そういう年月による変化を楽しめるシリーズになったんじゃないかなぁとか思う。
OPやED見てると世代交代的な部分もあるのかなと思うし。

OP:http://www.youtube.com/watch?v=jjbTYAlbG2c
ED:http://www.youtube.com/watch?v=mmya350Q-Wg
OPのサビ直前のステップにスカッと入ってるオバケなんかが面白い。
お約束の空中浮遊も回転が気持ちよくて声優さんのメッセージと一緒に清々しい印象があります。
式場先生のデフォルメとか色が出てるなーと思ったけど誰かわからず。
あと冒頭の回り込みからグレンラガンの空だなぁ変わったなぁなんて思ったり。



本編見てたらやっぱ過去のシリーズとは画面が別物なんじゃないかなぁと思う。
紫かかった画面なんか見てるとなんでこんな色合いなの?紫陽花意識してるの?
とか個人的にちょっとイライラさせられた。
撮影部はできたばかりってのもあるけど、これ朝っていうか夕方っぽいなぁとか、
画面の効果とか繋ぎとか色々ちょっと不満に感じてしまう点が多かった。
あとOPからしてそうだったけど、本編も空を印象的に見せててこの辺はストパン思い出しますねぇ。
佐伯コンテで山口作監だし。アクションだと1話後半や2話冒頭なんか面白かったです。
やっぱ吉成さんがいなきゃなぁとか思いました。


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