流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟- を語る

2013-03-03 10:20:26 | ■J.C.STAFF
初日の最終に滑りこんで見てきた。
今年度の電撃攻勢のある意味フィナーレに当たるような作品なので期待してたんだけど、
個人的にはちょっと肩透かしだった。

まず映画化発表からここまで引っ張ってきた作品なのに上条さんたちがごく当たり前に出てきたこと。
せっかく待ちに待った映画で久々に動く上条さんたちが見れると期待感を膨らませていただけに、
あまりにも脈絡がなくて肩透かし。
同時にいつもの上条さんの独白が無かったのも、
シリーズのお約束としての作品らしさをあまり感じられなくてガッカリだった。
わたくし上条当麻は~、から始まるアレです。
またステイルたちが一体どういう立場から上条たちと対立しているか、
というのが当初見えづらかったんで、
魔術側連中の組織の立ち位置とかもう少し整理して見せて欲しかったかな。

ヒロインのアリサは基本的に可愛かったけど、
3DCGのダンスとかこれで満足させる気なのかーとその辺もちょっと残念だった。
3Dは街の風景の一部なんかもそうなっていて、
風景的には印象的だったのでそういうところにもう少し力入れて欲しかったかもなーと。

というか歌声が大事なところだと思っていたのでなんで3Dまでしてダンス入れるかなーと思ったり。
個人的にアリサが歌ってる所で一番魅力的だったのは最初の出会いの場面。
ネットで音楽を配信してるけど、道端で演奏してパフォーマンスしてるのとか、
あの妙な距離感というか背伸び感とそれを受け入れている周囲とが微笑ましい感じがしたかなと。
そういう演奏を含めたシーンが良かっただけにアイドル化させてしまったのはちょっと違うかなと。
ダンスのレッスンなんてしてたのかとも思っちゃうし、
そういう対象とはまた違ったんじゃないかと思ったので。
このミスマッチはどの辺から出てきたんだろうな。

個人的に印象深かったのはロリババア社長とシャットアウラの電話でのやり取りのシーン。
社長の背後にある巨大な歯車仕掛けの3Dなんかは上手くハマっててかっこ良かったし、
運命とか奇跡っていうのを考えるとその仕掛けの雰囲気にまた味が出てくるかな、と。
社長が流している曲がキャラ付けになっていて、
そしてそれがシャットアウラの特性への伏線に繋がっていて良いシーンだったかなと。
ただ社長が巨大な魔法陣を構築して自身へのカタストロフを行おうとしてたけど、
その奇跡をシステマティックに扱おうとする力への畏怖を感じさせるような画面が無かったのが、
個人的にはちょい不満だったかな。登場シーンが良かっただけに。

登場キャラ的にはオールスター的なところもあって見せ場もありでって感じだったけど、
肝心の上条さんの右腕があまり活躍しなかったのも不満だったかな。
あと携帯の演出とか2期の福田コンテ神保昌登演出回思い出したり。
http://yaplog.jp/lucyman/archive/1779

あとやたらサービスシーンが多かったけど、それはあんま望んでいなかったです。
割りと好評みたいだけど、いくらファン向けと言ってもなぁ、というのが個人的な感想。
沓名さんがエフェクト担当されてたみたいだけど、あんま反応できなかったな。


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