流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

戦姫絶唱シンフォギアAXZとか を語る

2017-11-19 23:21:45 | ■アニメレビューとか
5期まで制作が決まっているとのことだったので、
4期は繋ぎのシリーズになるのかなと思ってたら正にそんな感じで終わりましたが、
従来のシリーズのお約束を破ったのが新鮮で面白かったです。





サンジェルマンたち錬金術師。
3期のキャロルが魔法少女事変ということで魔法少女扱いされてましたが、
サンジェルマンたちのアイテムを見ても正に変身アイテムっぽく、
シンフォギアが戦隊なら敵側はそういう観点で調整しているのかなというか。
個人的に今回はセーラームーンっぽさが目立っていたような気がしたかなと。
まあエクスドライブの白さとかああいうのはセーラームーンのプリンセス思想とか、
ああいうのから引っ張られてるイメージだと思うんですが、
そういう乙女チックなところを今回は外して、
車田、荒木的な少年漫画パロディに移行してるのが面白いラストだったなと思うんですよね。





星のイメージで敵側が男で、元男の女もいてとか、
セーラームーン1期のイメージが色濃いんですよね、自分的に。
星座なんかは巡り巡って黄金聖闘士やりますっていう意図も含めてなんですかね。





オリオン座の三連星、セーラームーンSで三連星のイメージを使っていたり、
セーラームーンではレイちゃんがそれを夢に見ていたよなーと思っていたら、
今作は寺、神社でことを起こしていたりとちょっと繋がりがあるように思えるようなと。
レイラインを辿ると寺神社に行きつくっていう感じなんでしょうかね。
レイだけに。



ゴルディオンクラッシャー発動承認!ではなく。
これも黄金への布石だったのかもしれない。



シンフォギア自体が結構パロディ多い気がするので気になったんですが、
サンジェルマンたちが最後に核を完全に除去する辺り、
自分たちの力をようやく誰かのために使えた、みたいなことを言いますが、
相手が核だけに『∀ガンダム』のロランのセリフが頭をかすめんですよね。
「人の英知が生み出したものなら、人を救ってみせろ!」
と言って核を使うシーン。
今回は核が敵側なので全然反対のことやってますが、
核を相手に自分たちの力の向きを語っているのがどこかそれっぽく感じられるんですよね。
その前のカリオストロの死んだふり~の下りは、
『ジャイアントロボ 地球が静止する日』の衝撃のアルベルトっぽいよなぁというのも合わせ。
敵のエネルギー除去、その後退場の流れまでを踏まえるとこっちは正にソレっぽい。
まあどうでもいい話。





なぜこんなところに電話が!
謎のオブジェとか謎演出的なアイテムがアニメには度々ありますが、
それに対するツッコミなのだとしたら面白いですね。
敵が使ってた連絡手段の電話ですが、なぜ電話?とか、
どういう仕組みなのかとか、なぜ今鳴るのとか、
そういうのをひっくるめたツッコミという感じ。
敵さんも突っ込んでくるし。







サンジェルマンたちの虚像からの響変身、
黄金化は主題歌と合わせ盛り上がるシーンで好きですね。
特に錬金術の黄金錬成と絡めた強化だというのがグッとくるところで。
今まで色々な作品でキャラクターが黄金化してきたわけですが、
敵側錬金術師の力も借り受けた形でのパワーアップ変身、故に黄金錬成による黄金化、
という理屈がサラッとわかるかたちで説明される衝撃というか。

またカリオストロというキャラを導線にすると、
女の子アイテムに憧れた男が女の子になったけど男だった事実はあるわけで(中の人も男だし?)、
そこから少年漫画色をもっと強く出せると導き出してこうなったとも思える、とか。



オラオララッシュは悠木碧すごいな、というところに尽きるかなと。
ラッシュの最後の一撃は何となく普通に振りかぶって殴るイメージだったので、
最後の一撃まで大量の拳を見せてくる画が新鮮でした。



主題歌が最後の必殺技なのは最後に残ったお約束的な。
両腕で殴るのは個人的にスクライドで無常をぶん殴るイメージの延長で見ちゃったかな。
敵が最後に怪物化してやられるイメージと合わせて。

今作は従来のキャラクターの組み合わせにとらわれないユニットだったり、
シンフォギアとしては実験的なシリーズで、狙い通り新鮮な作品だったかなぁと。
ただシーン1つ1つの盛り上がりはいいんですが、
全体を通してみて違和感もちょっとあったかな。

次回はまた未来さんが敵っぽい雰囲気を醸し出しているので、どうなるか楽しみです。


コメントを投稿