流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

魔法のステージ ファンシーララ 23話 を語る

2007-10-25 10:25:13 | ■京都アニメーション
脚本:望月智充  絵コンテ:大森貴弘 島美子  演出:島美子  作画監督:池田和美
何気にこの作品で目立っていた回。14話はウテナに関わっていた松本淳さん演出で飛びぬけていたけど、この回も飛びぬけてました。監督がコンテ切ってるだけのことはあります。ただ見てみると監督の色というより島さんの色の方が目立っていたような気がします。少なくとも最終話などを見る限り監督のコンテと同質のものとは全く思えませんでした。何気にジェネレイターガウルに続いてこの年代の代表回としてもいいかも?

というような書き方をしましたが見返してみたらそれほどでもなく。
ただ、明らかにシリーズからは浮いていて味が濃い回でした。



ベンチでのやりとり。今ではヤマカンがよくやる同ポジの繰り返し。女と男の交わらない向き。以前のコンテ回でも同様のものが見られたんでこの辺の手法は島さんの手によるものなんでしょうね。こういう回をまかされてるところを見ると、当時から結構期待されてるスタジオだったことがわかります。ガウルもそうですし。



ここも同様。変身した妹が説得するシーン。
姉と妹の口元の繰り返し。これ声だけで判別しないといけないのでちょっとわかりづらい。
16:9なら広く取って髪も入れられるんだろうなぁ、とか思いました。



2人で並んで立ってるところから相手の傘に入る。
相手の領域に入るという。この辺良かったな。

星空を見あげながら上にPANして時間経過、というのがなんか今に似てるなぁ、と思った。映画館で見てる洋画の絵がやたら濃かったりと京アニ色連発。今はいない演出の方ですが、なかなかに興味深かったです。そしてひたすら作監してる池田さんに脱帽。この時代は原画もやられていてかなりの作業量。はいぱーぽりすのOPと華のある仕事が目白押しで素晴らしいです。


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