流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

映画 ハイ スピード!-Free! Starting Days- を語る

2015-12-13 22:32:27 | ■京都アニメーション
見てきました。
Free!に繋がる話ということで色々期待してましたが、
キャラクターの関係性に焦点を置いた格好だったのかなと。
普段のシリーズでは遥の水についての語りから始まりますが、
今回は遥の泳ぎから始まって真琴との関係と繋がりが描かれるのが気になるなと。
あと遥の泳ぎにリレーの泳ぎがかぶさるのも気になるところで。
TV的な映像が遥の記憶として描かれるのには違和感があるので、
遥を通して視聴者の中にあるリレーのイメージを投影しているような印象がして引っかかるなと。

今回はFree!に繋がるかと思いきや、
遥の水語りだったり風呂に水着で入る姿だったりなぜそういう遥になったのかとか、
そういうのが補足されていくのかなと思ったら全くそんなことはなく、
Free!というシリーズではあるけどあくまでハイスピードのアニメ化なのかなと思ったかな。
水泳の描写も高校と中学じゃ違うということで迫力をそこまでつけられてなくて、
盛り上がりを演出するのが大変そうに見えたかな。
コースロープの描写とか水のゆらぎとか劇場作品っぽいところはポツポツある感じはありましたが。

個人的に見てて中学校内の描写は結構新鮮だったな。
1階の教室ということで外を見る景色が新鮮なのと物の配置なんかが新鮮で、
ちょっとした教室アニメかなと思えたり。
3年生の教室が上の回にあるのを景色なんかで見せたりしてる風なのは武本さんっぽいかも。
ちょっと中二病の武本回を思い出す感じ。
中二病でも恋がしたい! 10話 を語る
また女の子のモブが多くてそれもまた新鮮だったな。
高校がブレザーなんで学ラン姿、セーラー服姿がまた新鮮な感じ。
水泳部にも女子部員がいて水着姿を披露してるのを見たらこれこういう作品だったっけ、
とか思っちゃうほどでした。

何気にキャラクター周辺の描写も充実してましたね。
映画で両親の存在を描くのは京アニのお約束的な印象がしたかな。
けいおん!なんかがそうだったので。
遥たちの自室の描写があったのも何気に新鮮な気がしたな。

今回気になったのは鏡の描写かな。
遥が学ランを着るシーンで毎回鏡を見るのを見て1期7話を思い出したり。
Free! 7話 を語る
第一ボタンを外すのは束縛されるのを嫌っての描写って感じですが、
遥は真琴からの束縛は嫌がらないんだよなぁとか。
プールで泳ぎながら互いに見つめ合うシーンが有りますが、
互いが相手を自らがよく知る相手だと確認するような意味合いもあって、
互いに自分を投影しあうような面っていうのがあったのかなーとか。
自らの意識の延長として相手を見る感覚っていうか。
今回問題になってる兄弟関係や、
自らの体を他者と比較するのもそういう投影の変化に寄っているのかなぁとか。
冒頭の遥の泳ぎに被さるリレーの姿も、
視聴者のイメージを投影したものという位置づけになるのかなぁとか。
そんなことを考えてしまいました。

最後の凛の手紙なんかもそうなのかな。
遥に宛てた手紙が宗介宛に変わっていてもそこに投影しているものは変わらず、
ただ見え方が違っているという。
その気付きが宗介の怒りや遥の凛に対する気持ちに繋がってきていて、
グッと来る感じだったかなぁと。
凛の手紙のシーンは宮野真守がちゃんと声当ててるのでそこでもグッと来る感じ。
今回は声変わりなんかも意識していたようだったので、
最後の最後で凛を見れた気がして、遥×凛好きな自分としてはそこで満足出来たなぁと。

今回は瞳に光が反射する描写なんかが結構ありましたが、
そこはあんまり意識して見ていなかったので、次回はその辺を含め見ていきたいです。

EDは撮影処理なんかが気になったかな。
しかし両親の登場でけいおん!っぽいと思ったけど、EDはTVシリーズの路線ではなくて、
映画けいおん!が如何に貫かれた作品だったかっていうのを改めて思い知らされた感じ。
まあそれはどうでもいい話。

個人的に見終えて筋肉への言及が少なかったのがやや残念な感じ。
筋肉が成長していく描写とか期待してたので、
流石にここまで筋肉スルーされるとちょっと悲しくなってしまう。
中学生から高校生となる中での成長として肉体的な成長は欠かせないわけで、
そういうのは何かしらあると思っていただけに。
こういうところでもTVシリーズに繋がらないっていうのがちょっと残念でした。


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