オリジナルエピソードになるのかな?
原作ではあまり絡みがないキャラとの組み合わせを見せるところ、
そしてクラスメイトという内側の見せ方にけいおん!的なところを感じるかな。
今回は森林の美しさを描く情景が多かったですね。
虫のディテールが細かく驚かされました。
異世界ブームでモンスターを見る機会は多いですが、
身近にいる虫をこう描写される新鮮さ。
女の子が可愛いという作品でこういうのをやるのは、
きらら系とかでそういう生き物を扱う場合以外あまり思いつかず、
ただの美少女モエモエアニメに終わらせないという意思を感じずにはいられないかな。
しかし3Dでやってるのか作画なのか一見してちょっと迷ってしまうな。
泉で出会った妖精のような明日姉妹。
ハーモニーの絵がやや古っぽさを感じるのは過去だからなんだろうか。
生々しさを狙った1話からすると口パクだけの動きによってちょっと人形っぽくもうつる。
明日小路という異形のものを印象付ける感じでもあったのかな。
大熊さん視点、ものを観察する目がそう見えているというのが引っかかる、かな。
観察日記。
同じものを見ているのに誰に着目しているかがズレていく。
絵で表現する小路と断片的な文章で表現する大熊さんの違い。
イナゴ?が逆方向に飛んでいくのを見過ごす。
本来なら観察する対象なのに、
今は別のものを優先していることのあらわれなのか。
そしてイナゴがネットイナゴ的な野次馬根性のメタファーっぽくもうつる。
シャフ度的な。
時計のガラス部分の反射も描くなど、
そこまでやるのか、
という本作のディテールの細かさを象徴するような1カットかな、
と思ったけど現代はそれくらい普通なのか。
凝ったアニメなら当然、なのかもしれない。
体育座りで顔をうずめるような動き、いいですね。
虫のディテールの細かさ、観察することに着目していたら、
いつの間にか絵そのものに言及するようなメタ的な視点が出てくる。
こういう普段見かけない話数を作っているからこそ出てくるようなメタ的なノリが楽しいかな。
つまりは虫を題材にした作品は希少なので、
その絵を描いていること自体に作品で言及している感じで、
そしてなぜリアルな虫の絵なのかを見ているこちらが作品を観察する構造を浮き彫りにしているわけですよね。
そしてそれは女子中学生の日常を観察しているという、
作品コンセプトの言及にも通じているという感じ。
原作通り以上に原作通りっぽいのはこういう視点を持ち合わせているからかなと思える部分ですね。
はねる、という動作はやっぱ子供っぽさ快活さがにじみ出るところなのか。
この一連は水の描写含め気になる感じだったかな。
花の代わりに虫を飛ばすところに時代の節目みたいなのを見てしまうというか、
特殊なことをやっているという意識を見てしまうというか。
そういうところを意識してしまう感じ。
個人的に家族旅行くらいまでを期待していましたが、
ED見ると母親時代なんかもやるのかな?みたいな予感もあり、
原作エピソードにどれだけ寄り添うのか気になってくる感もあり。
次回も楽しみです。
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