●ブルーサーマル
見てきました。
映画レビューサイトで見覚えのある方が書かれてるな、
というのがコロナ禍でも見に行くキッカケでした。
以下ネタバレ感想。
映画『ブルーサーマル』ロングバージョン予告(120秒)/ 3月4日(金)公開
見ていて思ったのは物をよく壊すとか、
大事にしない描写にリアリティを感じてよいかなと感じたな。
空港で看板にぶつかる辺りとかアニメだと煙を足しそうな気がするけど、
そういう過剰エフェクトが存在しないのが新鮮でした。
これは目に見えないブルーサーマルをエフェクトとして描かない、
という拘りからも感じた部分で、
橋本敬史という日本有数のエフェクトアニメーターに航空描写を任せながら、
エフェクトというものにあまり頼らずに航空描写を行っているのが非常にストイックに感じました。
自分はヘリに何回か乗った程度の経験しかないですが、
浮遊感や空の描写などは非常の綺麗で良かったですね。
雲から指す光に照らされる一瞬の機体の光の反射など処理が綺麗で非常にグッときます。
上から見た大地の描写も説得力を感じました。
序盤はそういうものの破壊というか、
物を壊したり投げたりっていう日常で物を雑に扱うところからアプローチしてるのが新しい日常描写にように感じました。
車の中に雑に杖を投げ込んだりとか。
なかなか意識しないとこういう描写はできなだろうなと感じたので。
あと物語的に最初から家庭が崩壊してる感じなので、
最初から壊れている関係からどう形が変化していくか、
という感じでもあったので、
破壊というか雑というか、
そういうニュアンスを最初から多めに入れていたのかなという気がします。
なぜ最後にああいう形になったのかきちんと説明されませんが、
壊れたものの再生を願ってそれが叶わなかったとき、
人は消えてしまうという描写だと思ったので、
ブルーサーマルという飛翔で壊れたものに近づこうとするところが、
やっぱ作品的なキモだったのかな。
この辺をどう捉えるかがまだ考えが及ばない感じかな。
機械関係の描写が充実していて良かったですね。
あとこれだけ整備とかやっていて現実の安全意識に則したような描写しておいて、
アニメとかでよくあるワイヤー切れて大事故とか、
そういう雑な展開にされたら嫌だなと思っていましたが、
そういうのがなかったのも好印象かな。
あとEDが本編後ダイジェスト?っぽく、
ハーモニーで描かれてるのも魅力的に映ったかな。
期間限定ですが本編冒頭がyoutubeで見れるのでそちらで見て興味を持ってもらえれば。
【本編冒頭映像11分6秒 期間限定公開!】映画『ブルーサーマル』 / 絶賛上映中!
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