
シンメトリーな構図を狙いつつもそこに些細な差異を見せることで、
色々と見せたいものがあったのかなという感じ。
親父との食い違いとかはそこの辺はシンメトリー意識させつつ、
そういう画面にもっていかないところが如何にも作為的な印象。
そして強調される複数の光源。

一つの光源。
秘密を共有したいという甘い果実。

主人公とは闇も共有するらしい。

こことか。夕日の光が印象的。

光を共有する人間の消失。
初めての友達云々のモノローグのシーンとは反対。

いくつもの光源。親父の目。

フレームアウトとモノローグ。
近しくなることを禁じるかのように主人公との2人の時間に思いを馳せないヒロイン。
カメラもそれを追わない。
回想の中で屋敷で強調される複数の光源とフレームイン/アウト。
自転車のシーンでは右に、ここでは左にアウト。
しかしどちらにいっても右方向が親父のいる位置。
そして一つの光源、秘密を共有するのは親父のみ。

冒頭の構図からの発展。
主人公側の光へと入り込むヒロイン。
親父との秘密とは別の秘密の共有。
人工の光の発見と親父の対処。

月光の首切り。
人工光ではなく自然光の中の彼女の意識。
夜に語られた言葉こそ、月の光が照らすものこそが親父にも見られない、
彼女の願いそのもの。
まあ気取って書いてみたけど、
結局ヒロイン可愛いな、とだけ。
自転車のシーンはGOODだったなぁ。
ちょくちょく寄らせてもらいます。