流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

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響け!ユーフォニアム2 第二回 を語る

2016-10-13 19:50:20 | <響け!ユーフォニアム2>


冒頭の練習の音から音楽室へと向かっていく感じは作品らしい入り方で見やすく、
練習風景も見慣れたものですが、そういう中でつい久美子があすかを目で追ってしまう、
っていうところを見せてくるのがあすかの表情を含めなんか気にかかる感じ。
前回の話を受けてあすかを意識している風なのを、入れてくるところにどこか思うところがあるのかなとか。

その後にプールに行く話で麗奈の胸の話にトキメク久美子とかを見ると、
ますますあすかのカットが浮いてきますし。
日常の中でみるさり気ない視線の先の意味っていうのを考えちゃうかなと。





今回はカットをバンバン割っていくので忙しい雰囲気というかもうちょい絵をじっくりみたいな、
というのがあったので、気になったところが結構引っかかる話でもあったのかな、とか。
ここも胸元から顔見せるならPANでもいいのではみたいに思ったんですが、
胸を見せるのは久美子の視点よりやや高めの位置で、
表情を見せてるところは久美子視点なのかなという感じなので、
スケベカメラと久美子視点というショットがそれぞれあるからカット割ってるのかとか、
そういう意識をさせられるのもややモヤモヤする感じかな。
久美子の瞳に煌めきが宿る感じなんかは結構好きだけれども。



そういえば水着回か。
この辺はFree思い出す気が。



麗奈の水着、紐が体に密着せずに浮いて隙間が空いてるのを見せてるのとか、
なかなかの巨乳描写だなーと思わされたり。
前回の浴衣も青だったけど水着も青で、麗奈のイメージカラーになりつつあるのかなーとか。
優子の瞳の中にハートがあったり、作品のデザインの中に遊びを仕込んでいる感じで、
結構思い切った回という印象だったな。



あまり意識されないけどみんなよりやや背の高い久美子。
胸より身長で育ってる感出てる気が。
背の高さで何かを描こうという意図は感じられないけど、
時たま見られる引きのショットでこうやって意識させられると、
また違った感じでやり取りを見れるのかもしれないな、とか。





無邪気に遊ぶ子どもたちとそうでない者と。
2人の会話をBGMで見せていく中で子どもたちの声や水の音が混ざってくるの、
わかりやすく見せようとしてるのかなと思うんだけどやや遠回しすぎるような気がする。
水浴びをするときの水のように相手を気持ちよくさせたいという気持ちがあるけど、
それは要するにチームとしてまとまってるところに冷水をかけるようでもある、
という意味で水なのかなと思ったんだけど、どうなんだろうな。



木を背にした分断の絵。
結構インパクトの有る画ですよね。
木漏れ日の雰囲気と近い2人の中にある友人関係との派閥を意識させられる感じ。
夏紀がスマホずっといじってるけど音ゲーやってるんだろうか。



鎧塚先輩。
時が止まった中を見せるようなカメラワークが面白いですよね。
花びらの作る空間が綺麗で。
ちょっと消失の長門思い出すな。
個人的に消失の長門はポーズが一部不自然であまり好きじゃないけど、
ここはハマってる気がする。



ジュースの結露に見る涙。
フルート先輩、全然わかってねぇ、やべぇ、部活やめたときからまるで成長していない、
みたいな印象があってやっぱ苦手感があるんですが、
そういう中で胸元見せたりとか肉感的なエロスを混ぜ込んでくる辺り、
そっちで満足してほしいという意思表示なのかと思わされる。
武本さん完璧エロ担当みたいになってるけど、それでいいんだろか。



私が、という久美子でこの画。
そこまでのアップでの見せ方から引いた絵になるのはインパクトもあるし、
青空へ変わることで色合いが変わってかなり目を引きます。
ただそれだけの絵を用意する流れなのかな、という引掛もあって。
まあ久美子の申し出自体がやや空虚なものみたいなものなのかもしれないけど、
うーん、どうなんでしょ。
中二病でも恋がしたい! 10話 を語る
AIRなんかも空の描写は拘ってましたがこの辺はその延長線なんかなぁ。



合宿へ。
ここの部屋の中を見回す処理は氷菓の最終回の終盤を思い出すな。
あの回も武本コンテ石立演出だったのでちょっとなるほど感ありますね。
氷菓 22話(最終話) を語る
そういえば石立さんはけいおん!でも合宿回やってましたね。



ユーフォに映り込む久美子。
ローアングルのショットだったり印象的な画がまたポンポン出てきていて楽しいかな。
映り込みは前回も武本さんやってましたね。
響け!ユーフォニアム 7話 を語る



新しい先生。
足元で女性という見せ方をしてるのがちょっと洒落てるかも。
ここの部員たちを横切っていく感じは新鮮な気がしたかな。
過去はAIR 6話とか最近でも電車内とかで3D組んでPANやFOLLOWで見せる、
っていうのはやってましたけど、空間的な広がりと新しいキャラが場に入ってくる感じ、
っていうのが出ていていいかなーと。
あと足元からのショットってハードボイルドな感じがして好きというか。
まあそれはどうでもいい話ですが。



死んだ魚の目。
ざわつき活き活きとする部員たちとは対象的な姿に思わず笑ってしまいますね。



夏紀先輩とフルート先輩とあすか先輩。
夏紀の憧れから吹奏楽部へ。
そしてあすか先輩との出会いなど夏紀の今があるのは、
っていう思い入れを感じさせてくれる回想が印象的でした。

あとどうでもいいけど武本回でスリッパ履いてるのを見ると、
AIRの高橋さんのパート思い出しちゃいますね。





久美子と鎧塚みぞれ。
久美子の風呂上がりっぽい感じで髪をまとめてるのがグッときますね。
うなじがいいというか。
みぞれのTシャツのシワのつき方とか髪をまとめてるの新鮮な感じ。
しかし久美子イヤホンつけてるのに音漏れとかどんな音量で聴いてるんだろうというか、
どういう耳をしてるんだろうというか。

久美子があすか先輩の内面へと踏み込んでいく姿がまた印象的ね。
フルート先輩たちの気持ちではなくそちらに意識を向けるのか、と。
そういう意味で冒頭のあすかへの視線からつながってくる感じで合点が行く感じになってるよな、と。
みぞれの心情を描く装置として音ゲーやってるのも面白い点でしたね。



鎧塚先輩はどうしてやっているんですか?
それぞれのショットから断片は読み取れるしフルート先輩と色々あった、
というのはわかるけども根本的なところはまだ見せてはくれない感じ。
フルート先輩とみぞれを両方出して描写が隔たらないように気を使ってるは感じるかな。
だからこういう前に出た絵に呼応する絵っていうのが出てくるんだろうなと。



そういう中で久美子と麗奈の繋がりを描くのが作品のウリでありつつ、
みぞれたちの対比として存在している感じ。
だからまた今後も麗奈とのイチャイチャは続きそうな感が。

しかし2話にして2巻の半分まで話が進んでますが、
一気に完結までいっちゃう感じになっちゃうんですかね。
個人的に今作に関しては久美子×秀一なので、
その辺がどう描かれてるかが個人的には楽しみなところです。



そして次の曲が始まるのです。
あすかの本心っていう引きであすかのユーフォを映す辺りは3巻の内容意識してる感があるので、
どう踏み込んでいくのかというか。
思えばOPもあすか久美子ですしね。
2人の関係の描写的にも次回は結構楽しみです。

脚本:花田十輝
絵コンテ:武本康弘
演出:石立太一
作画監督:丸木宣明
作監補佐:高瀬亜貴子
楽器作監:高橋博行

武本回。
今回は作画の色気が凄く好みな回でした。



ED。
藤田春香さんの演出。
山田さんの影響を受けてるのかなーという衣装やお菓子の描写。



花びらが舞ってからユーフォが登場する辺りが綺麗で好きですね。



セーラースカーフが風に舞うのが印象的ですね。
一種の脱衣になるからか、裸足だからかエロスな感じと爽やかな雰囲気に飲まれる感じ。
今のところ山田尚子フォロワーという感がありますが、
今後の担当話数がどういったものになるのか楽しみです。


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