OVA 万能文化猫娘 を語る

1巻
脚本：高田裕三
脚本協力：千葉克彦
絵コンテ：綴爆
演出：石渡美男
作画監督：もりやまゆうじ
原画：清水義治　柳下雅司　城安郎　菅原あわじ　小幡寛之
　　　　吉本拓二　別所誠人　竹内昭　山田誠　石原恵治
もりやまゆうじさんキャラデザってことで期待して見たんですが予想以上に面白い。
とにかくヌクヌクがいい。今で言うメイドロボみたいな感じ。
テンションの高い作画もあってか楽しく見れます。



絵コンテの方はちょっとトリッキーな方みたいです。
冒頭や流れていく看板の光の使い方、アングルなど結構凝ってます。
誰かのPNなんかなぁと思ったら、うえだひでひとさんらしいですね。
あと動画でムーフィルム：宮澤努　中井準etc スタジオファンタジア：斎藤久etc
ファンタジアで木村剛という方が載ってたんですが、これは木村豪さんとは違う方ですよね?

2巻



脚本：山下久仁郎
絵コンテ：向後知一　三沢伸
演出：三沢伸
作画監督：桂憲一郎
原画：井上みゆき　大倉雅彦　小森高博　宇佐美皓一　鉄羅紀明　新井浩一　伊藤由理子
　　　　たかはししんや　竹内昭　清水義治　山田誠　石原恵治
桂作監めちゃくちゃイイ！！って思ってたら参加されてる方もたまんなかったという。
toheart2 OVAを思い出します。あれも水着回で2巻でしたし。桂さんたまんねーっていう。
ヌクヌクが木を登っていく辺りとか芝居他とちょっと違うな、と感じました。
新井さんは水中戦らしい。海中から飛び出て行くところの立体を意識したようなヌクヌクは新井さんじゃないかなぁ。あの前後ってことなのかな。凄い胸とかの見せ方やメカのシーンとか良くて面白かった。泳いで敵に取り付くとこ、エロさと動きの面白さが上手くかみ合ってて特に良かった。水中から出るカットはあんまり修正入ってないっぽいなぁ。鉄羅さんもタコメカのどこかしらなのかなぁ。最初に捕まる前後辺りが怪しい。けど海中のキャラも気になる。わからない。


3巻



脚本：関島眞頼
絵コンテ：綴爆
演出：増尾昭一
作画監督もりやまゆうじ
原画：石原恵治　　竹内昭　山田誠　新妻洋二　清水義治　吉本拓二
　　　　江留枝勝利　菅原あわじ　小幡寛之
ああ、toheartの元ネタってこれだったのか・・・とか思いました。
それぐらい似てる。アンドロイド設定とかまんまマルチじゃねーかとか。
最近toheart2やったり色々タイムリーなポイントを突かれた感じがして見てて楽しかったです。
上セーラーで下スパッツってなかなかマニアックな・・・、とかも思ったり。

令嬢がただの一メイドみたいな描き方をしてるのが気になった。
奥さん=メイドみたいな。そういう社会的なところが見え隠れしてくるのが面白かった。
OLが令嬢に愛想付かして出て行くところが退職届ではなく休暇届で笑ったり。
ヌクヌクを破壊するための攻撃を親父が喰らっても死なないように、
妙なところで鞘に収まる描き方をするなぁ、というのが今更気になる。
思えば最初の包丁の描写はそういう鞘とかけてるとも言えるのかな。こじ付けだけど。
しかし、冒頭の魚とか生々しい感じとかいいなぁ。
全体的に見てそつのないできで面白い作品でした。TV版とかは機会があったら見るか・・・。

あと3巻は関島眞頼さんの脚本にも注目。
ヤマモトヨーコとか新房さんと組まれることが多いですが、
ここでも『女性と男性の社会的な関係』というのを扱っていて、
以前書いたヤマモトヨーコなどで気になった点なんかは、
関島さんに寄るところが大きいのかなと思いました。
もしアニメにおける男女というのとかが気になる方がいたら、
見ておいて損は無いのかなぁ、と思います。