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流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

とある科学の超電磁砲 20話 を語る

2010-02-21 09:05:20 | <とある科学の超電磁砲>
サブキャラ編から本筋に入ってきたような回。
アバンの光子はいつも変なのに襲われてるように見える。
何気に人形とかいっぱい持ってる人だったのが意外。
しかし着てる服はビニールか何か出てきてるの?とか思ってしまった。



終わりが近いってことを示すと物語になるのか?という。
超電磁砲の場合は単なる煽り文句のような一端ですが、
他の作品の場合どうなんだろなと思ってみたり。
今回は噂好きの佐天さんテレポートの黒子など、
各キャラが日常においてどういうことができるのかっていう描き方だったような。
美琴は電撃出さなかったら人気がある普通の中学生なんだよなぁ、とか。

他に祭りの浴衣着るあたりなんか普段描かれない部分でそういうのが新鮮だったな。
着付けとかそういえばハチクロなんかでもやってたなぁ、とか。
佐天さんが初春にとって頼りになる相手のように描きつつ、
美琴や黒子は着付けも何でもできちゃうんだろうなー、
っていうのを前回の流れから想像できちゃって、そういうとこが少し引っかかった。
今回は超電磁砲でもかなり良く作画が纏まっていたように思います。



今回はクロスカッティングだったりシンメトリーだったりが新鮮だったな。
噂話と事件の説明をクロスしてみせて佐天さんの方を咎める風な構成。
しかし固法先輩が同じネットで調べた程度で事件の詳細っぽいのに到達するのがなんかな。
前も佐天さんの噂話、その中の一部が本当という流れだったし、
またAIM拡散力場だし、1クール目と被るような形をとってる感じ。
地震がポルターガイストであるということをアバンで心霊現象風に、
後半で崩れた地域を客観視させることで見せていたり、
その中に今後の伏線をいれててよくまとまった回だったように思います。



しかしこれ最初初春の能力だと思ったのに全然違ったなぁ(笑)
まあ、ロボット召喚が能力ってどんなだよっていう感じですが。
いつになったらわかるんだろうなぁ初春の能力。


とある科学の超電磁砲 19話 を語る

2010-02-14 03:17:51 | <とある科学の超電磁砲>


盛夏祭。
美琴が夏なのにシーツ被ってたりしておばけみたい。
緊張しすぎて誰からも見られたくない故に幽霊化、みたいなものでしょうか。

今回前半は自己紹介が多くて、その度にあのキャラと繋がりがありそうなキャラだったのか、
とか初春の下の名前って飾利っていうのか!とかその辺がなんか新鮮でした。
あと如何にも舞乙OPっていうメイド隊見せるカットのレイアウトとか。
あと青い花というイメージを使ってて、『青い花』という作品をちょっと思い出したり。
しかし青いイメージ結構使ってるのにパンフレットは青くないとは。



初春かわいいなー。今回は初春メインって気もしたなぁ。
この辺の初春の動きとか声の芝居とかよくて見てて笑っちゃったなぁ。
リミッター解除とか(笑)
眉毛を寄せる力の入った表情が印象的でしたね。
2回続けて笑える会に仕上がってる感じだなーとか。
Aパートは美琴と2人の対比が面白かったな。

今回気になったのは『盛夏祭』それ自体ですね。
一体夏の何を盛るんだ?なんていう風に最初思ってしまったもので。
今回の初春の反応を見てると祭りの雰囲気というより、
それを形作る生徒たちを個別に見ていって、
祭りそのものを解体してしまうような側面を持っていたように思います。



ゴージャスな額に入れられた絵、花を貰っている書道。
まるで個人の能力を見せるかのような一面が。
さらに夏という文字が前に出てきています。
そしてまたサブタイトルで『盛夏祭』の文字。
一体盛り夏(私的なイメージ)って何なの?みたいな。



そして初春は夏の文字自体をバッサリと一刀両断してしまう。
これは祭りを祭りのように扱わず、これが日常のように言う(ここに住みたいと言うセリフから)。
非日常である、イベント性の強い祭り自体を解体する初春を描くと同時に、
演出自体が夏そのものを描くつもりがないことを意味しているようにも取れます。
ミスリードのオチみたいな。
アバンを思い出すと夏なのにくるまってるっていうところからして、
夏っぽい雰囲気を描くつもりは最初から無かったんだろうなー。

もう少し続ければ、美琴の「ステージ」での失敗を予見しているようにも見えます。
美琴の緊張、皆の期待から美琴のステージが失敗すれば祭りは台無し、
という風なものになっていたと思いますし。



そして緊張する美琴の前に「盛夏祭」の文字が印刷されたチケットを見せる上条さん。
バラバラにされた文字がそこに。
これは初春によって解体された「盛夏祭」が修復されることも意味していたのかなぁ、とか。
この祭りはよく知っている少女たちの裏にある能力を全面に出すことが醍醐味だったのではないか、と。
美琴はレベル5という指折りの能力者であり、あの性格でお嬢様っぽい雰囲気はまるでなかった。
しかし、ここで今まで見られなかった美琴を皆が見ることができる。
そういうお嬢様がお嬢様っぽいことをできる場所、
言い方を変えれば能力があってもなくても、
寮生たちは特別であるということを初春を通じて描いていたのかなと。
そしてそれこそがこの「祭り」であることを、
初春が普段通じてる美琴のバイオリンの非日常性から完成させたのかなぁ、みたいな。
お嬢様たちの日常を見せているのではなく、
祭りであるからこそ見えるお嬢様たちの非日常的な姿を見せてこそ祭りである、と。
皆が期待する中、美琴自体を忘れてしまっていた上条さんが修復の役割を担ってるのも、
そういう狙いがあるからなのかな。
そう考えるとメイドという下手に出ているところに悪意を感じざるを得ない・・・。
でもこれって普通にお嬢様とかある程度の地位のある場所からしてみれば、
それを守るための当然の処置なんだろうなー。
普段からお嬢様学校連呼してるけど、前に出てくるのがあの2人じゃイメージ湧かないからこそ、
っというようなオチだったように思います。

しかし最後の最後で1つ疑問。
美琴はあの衣装でも短パン履いていたのか?という。
メイド服でも着ていたし果たして・・・?


とある科学の超電磁砲 18話 を語る

2010-02-07 13:20:53 | <とある科学の超電磁砲>


寮監先生のお話。
美琴の悲鳴から始まり悲鳴に終わるギャグコメディなノリで終始笑って見れました。
今回は寮監&黒子メインって感じだったなぁと。
黒子が考えを簡単に翻したり寮監で遊ぶ、それにより罰則を緩めようとする魂胆が見え隠れし、
寮監さんもボランティアで参加してたのに男目当てにしか見えないところから、
2人が揃ってズッコケて終わる締め方。
寮監さんの失恋は切なく描かれるも、
悪ノリ感漂っていた黒子が結局締め上げられるのは罰則と日常への回帰を描くお約束的なオチで、
安定して楽しめる回になってて良かったです。



しかしこの作品は手の仕草っていうかのSEが結構過剰についてる気がします。
このグッと構えるやつなんか今回は2回もあったし、
顔に手を当てるとことなんかでも音がついてる。
手を握るがごとく、キャッチーな演出の一つなのかなーとか。



サブキャラのメガネ率高いように思ったなぁ今回。
あと男の先生だったからか、はなまる幼稚園とちょっとダブる印象が。
今回は子供と戯れる佐天さんたちが見れると思ったのに戯れてたのは美琴だけという。
能力を子供に見せるとか、そういう一面から掘り下げることも出来たんじゃないかと思うんだけど、
ギャグを重視した感じだったのかなぁ。



この辺のノリとか。美琴が一番痛いしいという。
立ち上がって画面にインすることでテンポ作ったりとかこういうPANの使い方とか、
こういうのがやっぱ楽しいなぁと。

そういえば今回も地震が発生してましたが、やはり今後の伏線として描かれてるんでしょうかね。
学園都市は地震の発生以前にそれを感知する術は持っていないのかなぁ。
学園都市も日本の1つの都市なわけで、その脅威として地震っていうのは、
都市を描く方面では気になるところかも。
最近だとefなんかが地震とその再生に繋がるような話のように思い出されるけどどうだったっけ。


とある科学の超電磁砲 17話 を語る

2010-01-31 02:56:59 | <とある科学の超電磁砲>
アンチスキルの口癖がじゃんの先生とメガネドジっ子先生メインのお話。
何気に結構好きなコンビなので見てて楽しかったです。
○○じゃん、という口癖が個人的に聴いてて面白かったりするので。
そう言えば次回は寮監さんの話らしいですが、固法先輩の話を入れると、
4話連続でメガネかけた女性の話。サブキャラ=メガネの方程式、か?

夕方になったら帰れなんていう見回り先生なんているのかぁ、禁書では見たことないなぁ。
皆不良だよなぁなんて思ったりしたんだけど、
ジャッジメントである黒子&初春がそのメンバーに入ってるのが何かおかしな感じ。
アンチスキルとジャッジメントってよく考えれば先生と生徒で、
その間に溝があったりしないものなのかなぁ、なんて心配を今回見ててしてしまってた。
しかしそうなるとジャッジメントは風紀委員みたいなもんだから先生VS風紀委員と変な構図になってしまうか。
私立の生徒会とかアニメとかラノベとかエロゲとかって教職員と対立までしそうな感じだけど、
学園都市ってどうなんだろ。
そもそもジャッジメントは能力者で構成されてるのに、その上に当たる組織がアンチスキルって妙な話。
まあ、監視役とかそういうものなのかなって感じもするけど。





部屋見せて、洗濯物見せているのに下着の一枚もないのにも関わらず、
肩から上しかうつさずに想像力をかきたてられるようなカット挟むのがなんかムズムズするなぁ。
あと今回はシーンによってメガネ先生の口の開きが変わっていくのが印象的だったなぁ。
そういえば先生2人とも同じような髪形。



A,Bパート冒頭の太陽波紋積乱雲のシーンはバンクのようだったけど、意図はよくわからなかったな。
月も川に映り込んだりとかして雰囲気作ってるけど、時間経過で先生と満月をかけてるのが綺麗だったなぁ、と。
最後の積乱雲とか見ると今までの不調を募らせた心情の象徴から、
転向していった彼を待つ心情、自分のことを思ってくれた生徒への思いを募らせたものに変わっていったのかなと。
最後に波紋や太陽が排除されてるのが引っかかる感じ。
まあどうでもいい話なんだけど。
あと他に小さな波紋は今後の展開を予感させるものだったかなぁ、とか。
地震でも波ができるし、あのロケット女がもたらす物語の伏線だったのかな、なんて。



なんか大きい樹の下での待ち合わせってのがドラマチック過ぎな気も。
樹の下のやり取りって1話の初春&佐天の辺りとか何話かだったかのベンチのやり取りとか思い出すなぁ。
こういうとこで百合的要素を肯定的に扱ってたりしてるのかもなぁなんて思ってみたり。


とある科学の超電磁砲 16話 を語る

2010-01-25 19:57:01 | <とある科学の超電磁砲>
だいぶ仕様が変わったりログインできなかったりでしたが安定してきたっぽい。
深夜はまだメンテしてるのか重くなるときがあるっぽいですが。
しかし久しぶりに更新しようとしたら思ってた以上にやりづらくててビックリ。
Ping送信エラーの対応が一週間たっても終わらないとはなぁ・・・。



新OP。今回は学園都市での交戦がメインっぽい感じで全体の雰囲気もちょっと重い感じ。
なんだろう、FF7のミッドガルっぽい雰囲気っぽい感じというか。
2クール目はオリジナル展開だそうなんで、後半あるであろうバトルが今から楽しみです。
OP、黒子が空中でテレポート→爆発の俯瞰や落下しながら超電磁砲打つ美琴の辺りとか特にカッコいいですね。
アンチスキルの先生もいい。木山先生はまた出てくるのかぁ。
美琴の落下の辺り、髪のせいかどこぞのお人形っぽいなぁと思いましたが、
改めて見るとなんかライオンの鬣みたいですね。まあ、女なんですけどね。



渡部さんはやっぱこの辺ですかね。
今までの電撃と違う謎のオーラを出してますがやっぱカッコいいですよね。
何気に後半は俺絵してる美琴さんが多いような。前回もそうだったか。
道路の爆発は阿部望さんっぽい気が。空中は誰かなぁ?


15、16話は固法先輩メインの話。
美琴が今はジャッジメントなんだからって先輩を批判するのを見て、
この辺に禁書という作品が前提にある作品なのかなぁってちょっと思った。
禁書って記憶を失っても変わらない自分、他者から見た絶対的な私、
が存在するような描き方してたと思うんだけど(それが上条のヒーロー性でもあったり)、
今回は記憶を積み重ねなているからこそ存在出来る私、というのを扱ってて、
禁書の『最初から完全』みたいなところに批判的なような気がする。

なんだろう、禁書側の美琴は今は今だ、
過去なんて関係なく今の先輩が絶対的に先輩なんだみたいなこと言ってるけど、
それって過去がなくても上条は上条だった禁書という作品が前提にある上で言ってる感じがする。
でも実際には先輩には過去があって、それが今を形作ってる(なぜジャッジメントに入ったんだろうとか)。
美琴にとってそれは裏切りだったけどそこから得るものを描いていたのが良かったんじゃないか、と。
上条との関係の中ではツンデレ的なポジションしか得られない美琴が、
間近で先輩のような人間の影響を受けて変わっていく感じがグッと来るというかね。

そういう意味では美琴の「脱上条」を描いていそうなんだけど、
固法先輩が黒妻に惚れててでも近づけないでいるっていうのが、
美琴と上条の関係を肯定しているようだから何とか均衡を保ってる感がある気がする。
ただその小さな逸脱と成長がポイントなのかなぁと。
まあ、どうでもいい話かもですが。


禁書がどうなるかはわからないけど、現時点で言うなら、
これは以前ちょっと書いた美琴をツンデレという記号で終わらせたくない、生きたキャラを作りたい、
っていう意志がなきゃやっぱできないんじゃないかと思うので、
超電磁砲スタッフはオリジナル頑張ってほしい。

そういえば禁書二期OPにこんな歌詞があった。

originality目指せ!  どうせこの道を行くんだから
なんだかんだいって禁書の包括力は凄いなーなどと思ってみたり。
超電磁砲、この先も楽しんでみていければいいなー。

JCのオリジナル展開って以前キミキスやってたころにちょっと考えてたけど、
超電磁砲がオリジナル入ったんでシャナとか見返しながら見るいい機会かなぁとか思ってみたり。
しかしその前に原作消化するのがしんどい罠。


とある科学の超電磁砲 14話 を語る

2010-01-10 04:58:53 | <とある科学の超電磁砲>


久しぶりの超電磁砲。
佐天のセリフがほとんどなくて、
モノローグで語る風になっていないのが風変わりで面白かったな。
冒頭の講義受けにくる辺りからこの補修の意味合いを皆想像しているふうで、
そしてその講義を受けることを罰として受け入れること、
能力者への渇望からなるがままに講義を受けながらも、
周囲との温度差に苛立ちを覚えてるふうな感じが出ていて良かった。
口を出すのかって予感が随所で出てくるけどそうならず、
はっきりと罰を否定した不良に爆発するってのもグッときた。

今回見てて周囲と一緒に能力者になろう、皆頑張ろうという呼び掛けをしないのが引っかかった。
学校という檻に放り込まれた皆は昼休みの太陽に代表されるように、
同じ1つのものを目指しているように思える。
しかし、パーソナルリアリティっていうのは共通の目標を掲げて皆で頑張るものじゃなくて、
個々に別のもの、自分を超えることを目指すように諭される。
雨降って地固まるじゃないけど、
雲の隙間から指す光は1つの場所から届くものかもしれないけど、
その空の風景は場所によって様々なものであるように思うので、
そうした個々の風景を意識させられるような締め方で綺麗に終わって良かった。



今回は影が印象的に使われていた印象。


とある科学の超電磁砲 13話 を語る

2009-12-27 03:57:44 | <とある科学の超電磁砲>


1月から新OPかもっていう話なんでこのOPも見納めかぁ。
木山先生の身長が低めってことをOPでやってたけど、
本編でこの設定がうまく出てくることってなかった様な。
木山先生を大人という位置づけにすると、その上の目線を入れるとそのバックを描き出してしまうとか?
教授だかが腰を曲げてたのは、
木山先生を見下ろす目線をいれたくなかったからかもなーなんて思ったりして。


というわけで本編水着回。
学園都市の外に行く場合は全部サービスシーンのためかぁ、
などと思っていたら外に出なかった。
科学って括りがこの街でしか通用しないものなのかなぁ。
他国に超能力者とかいるんだろうか。



水着ということで2話に登場したキャラも登場。
短髪の子がメインで解説とかやってて目がいっちゃいますね。
大体中心にいるし。素直な感じでかわいかった。
こういう世辞がうまくなりたいなぁと思いつつ。
あと佐天さんの家の子になるか初春の家の子になるか。
ちなみにうちは佐天さん派。
そういえば料理のトコ、包丁を佐天さんがまわすところだったり、
オレンジをスパッときる思い切りだったりとか、
小芝居が普通にスッと見ることが出来て日常感のあるシーンでよい感じ。



この前後から婚后光子に寄っていく形に切り替わっていて、
そういう空気の切り替えがいい感じだった。
でもなんか急ぎ足で光子回をやっちゃった感があるような。
この辺の落差というか光子を今後どう扱うのかなぁと気になった。
そういえば、なんで黒子と張り合ってるんだろう?
あと切ってしまった野菜はあとでおいしくいただきました的なフォローも欲しかったかも。

どうでもいいけどスイッチから何までマス目みたいな記号多いような。
最後に美琴が遊ぶトコ、傍から見たらTVの映像と見分けがつかないんで、
言い訳作ってるあたりがGOODだったけど、
美琴自身の本質の部分を虚構的な扱いをしてるのは引っかかる感じか。
最近自分の見方にうーんってなってしまうけど。

コンテ:中津環
演出:神谷智大

なんかそれぞれの担当回のキャラを合わせたんで演出も2人で分業みたいな格好な感じ。
しかしどうも中津さんの名前を見かけるとナデシコを思い浮かべてしまうなぁ。


とある科学の超電磁砲 12話 を語る

2009-12-20 03:39:09 | <とある科学の超電磁砲>


1クール目の話の区切り回って感じで面白かった。
冒頭のAIMバーストの攻撃を防御してる辺りのブロック破片、煙の密度が高くてGOODだった。
この辺りはよくあるただの四角い破片じゃなくて、それにより近づくような感じでそこが良かった。
個人的には超電磁砲で一番驚かされたエフェクトだったかも。
なんか敵もボンズアニメとかに出てきそうなモンスターだったしなぁ(笑)
あと医者が廊下あるいてるとこミサトさん思い出すよね、とか。
終盤のバトルも色々と彷彿とさせられるようなものがあって、
ちょっとしたお祭りっぽいものが見れたかなと。



初春に昔の教え子を重ねたときの先生の反応をこうして隠したりとか。
大人側の弱点というかそういうところを小突かれた部分っていうのを隠すテレみたいのが気になる。
このアニメに大人ってあんまし出ないけど、
今回はアンチスキル含めある程度は扱っていた部分だったようにも思う。
木山先生は研究者としての立場を捨てても次に行くのかな。



なんとなくだけど、「ん?」みたいな反応はちょっと好き。

しかしこの物語は弱みに漬け込んで自分の目的を果たそうとした先生より、
美琴とレベル0たちのぶつかり合いこそを描くのか、みたいな。
なんつーか社会の中でどれだけのことをしたのか、というより、
社会の中でどういう位置にいるのかに興味があることを描き出してる感じが引っかかる、かな。
以前佐天さんが能力者=ジャッジメントという認識を持ってしまっているという危うさがあると思ったけど、
案外、美琴自身も同じようなことを思っているのかもしれないなぁ、とか。
色々と回りくどく美琴VSAIMバーストをお膳立てしてそういうステージに進むことを選ぶのは、
やはりそういう部分を狙ってのこともあるんでしょうし。
そういう地位、力の優劣を超能力というものは生むんだよっていうことを確認してる感じなのかなと。
やっぱある程度、超能力のある未来っていうのを踏まえてるのかなぁ、みたいな。
まあ、結局うやみやだけどね。

そして次はそのレベル5の苦悩をやるのか?
どういう風にもっていくか見物ですな。

絵コンテ:福田道生
演出:橘秀樹
総作画監督・作画監督:藤井昌宏
エフェクト作画監督:阿部望

ようやく多人数作監じゃない超電磁砲だった。
藤井さんのキャラデアニメってそういえばあんまし見てないな・・・。
破片は阿部さんが描いてるんだろうけど、やっぱピピっときたのは上に挙げたとこかな。
あこは阿部さんパートだったんだろうか。


とある科学の超電磁砲 11話 を語る

2009-12-13 03:09:52 | <とある科学の超電磁砲>


OPの電車内みたいな構図。
木山先生と美琴が闘わなければならない必然性みたいのが個人的には弱い気がするんだけど、
そういうのを補強する感じでグッときます。
まあ、背中合わせってだけで表裏のような結びつきを感じるものですが。
今回はアバン-OP-A-B-EDの後への引き方がうまくてドキドキして見れました。
あと1話からの話の流れをいろいろと総合したような感じだったかな。



空き缶ボム。
レベル5は1万人に勝てる、複数の能力者に勝る力っていうのをここでも踏まえてるのかなとか。
黒子の過去編も今思うとその辺を描いていたのかなぁ。
バトルは今までに出てきた闘い方と上条さん以外の人には大体無敵、
っていうのがやっぱここまでの流れっぽい。

しかし、今回の木山先生の過去はいろいろと後味が悪いなぁ。
今までの佐天さんたちの悩みや苦痛を加害者の論理で潰してしまったように思う。
彼女が受け持った子どもたちが能力のレベルアップに興味を示していたけど、
それは学園都市への帰属意識を示すようなかたちになってて、
後の裏切りの悲劇をより高める材料のように描かれてるのがなぁ。
佐天さんたちの受けた印象が薄れてしまったように思う。

主な被害者層はレベル上がって街で暴れていたりしたりする不良連中だったりして、
自分にコンプレックスを持っている人間がレベルアッパー使ってるのと合わせて、
まあ別に不良がメインだからいいよね的な打算が見え隠れするようなとこもアレだ。
グラビトン事件やその前の襲撃事件や細かいもろもろあると考えると、被害者は膨大。
「誰も被害者にはならない」
に反論するべき立場にいる初春がああいう風にしか返せないのが痛いところか。
初春が一歩間違うと木山先生と同じ立場に立たされるというのもなんだかなぁ。

あと見てて美琴も被害者のために闘おうっていう意識はそんなに高くない気がしてくる。
今までの自分を攻めている部分とレベル5としての自分というのがその前にある気がする。
佐天さんの見舞いとか前回描くのを避けてたけど、この辺はどういう感じだろう?



バトルも派手で良かったけど、引っかかったのは回想後のやり取り。
やたら内側に捻った美琴の手首だったり初春が立ち上がるところの腕だったり、
いきなり出てくる化物のメタモルフォーゼに美琴の左手の芝居。
最後の左手の芝居は特に引っかかるよなぁ。


とある科学の超電磁砲 10話 を語る

2009-12-07 00:25:02 | <とある科学の超電磁砲>


その手の中で自由にできる世界。
もっとレベルアッパーを使ったときの印象とか能力を引き出していく感覚とか、
そうやって能力を使えるようになった面白さをもっと丁寧に見せて欲しかった気もする。
けどそれは過去に見せた範囲で拾っていける気もするので、省く部分だったのかな。
まあ、佐天さんの心情というかをもっと汲み取って欲しいという類の話だけど。



佐天さんが友人が倒れる現場に立ち会ってしまってからの流れはグッときたな。
9話なんかでもレベルアッパー入ったプレイヤー握ってるけど、
追い詰められた彼女がお守りと、そして初春に連絡をよこしたっていう点が。
頼れる力、拠り所として、とか書くと冒頭とも繋がる流れかも。
お守りの下りだけ見ると美琴でもいいんじゃないかなという気もするんだけど、
プレイヤーにうつってる星、アイドルの影?を見て最終的にそれを手放してるのが、
初春に向かう佐天の心情を引き出しててグッとくるんですよね。
この辺は8話の裏返しかなとも思えて味わい深かった。
初春は今回引っ張りだこだったけど、それを色々なショットで印象付けてる感じだったのかな。



あと黒子の怪我を指摘からの流れはかっこ良かったなぁ。
お姉さまとしての美琴のかっこ良さが出てたのもそうだけど、
心が繋がってるなんて寝ぼけていてはわからない触れ合いで相手を理解するって側面を、
黒子の強がりを交えながら崩し絵なども混ぜながら、
やわらなかな描写の積み重ねで作っているのが好感触だった。

しかしレベルアッパー患者数千人もいるのか。
病院のベッドは足りるんだろうか?親族おしかけて大パニックじゃ?とか思う。
この原作者、犠牲者は数だよ!とか思ってるんじゃないかと疑ってしまう。


以下余談。

共感覚の話を聴いていて、風力発電もその辺の事情を考えて多めに映してるのかと思ってしまう。
電気も磁場出してるし、自然の力をエネルギーにしてるし、能力者そのものだよなと。
あの風車1個で作れる電力って微弱なものだろうし。学園都市のは凄いのかもしれないけど。
EDでも使ってるし、彼女等が歩いてる場面の風景としての位置づけがある程度されていると思う。
開き直りだとも思えるけど、その辺から読み解いたほうが自然なのかなと。

私見だけど、アニメで使われる風力発電の入ってるショットって、
ある種のユートピアの象徴として使ってるように思う。
風力発電って視覚できることのできるエネルギー発生器みたいなところがいいのかなと。
クリーンなイメージが自分の中で強いのがあるせいかもだけど、清涼感あるのよね。
事故以外のマイナスイメージもないし、エネルギーの問題って昔から繰り返し教えられてる気がするので、
風力発電がたくさんある=それだけでエネルギーまかなってる=未来的、
みたいなイメージが結構強いです。。
んでそういう意味合いで世界観作るのに風力発電使ってるのかな?と思うときがある。
この辺はtwitterで少しつぶやいて反応いただいたんでその辺のまとめの意味もこめて。

例えば『SHUFFLE!』のOP。
あれだと神族と魔族が人間と共存しているという世界観がまずあって、
そこに未来感を足すギミックとしてOPで使われているようにも思える。
『ARIA』なんかは典型的と言えるかも。
『マクロスプラス』だと過去を賛美する意味で使われているかもしれない。
『ミチコとハッチン』は脱獄する際の道具のひとつとして使われていたり。
新海誠作品であったという話だけど未確認。

たぶんもっとたくさんあるんだろうけど、こういう傾向があるように思えるのが興味深いように思った。
自分の印象に残ってるのが正にそういう部分だったので。
巨大な風車が非日常感を作るからっていうのがやっぱり強いんでしょうか。
けど学園都市は誰かのユートピアとしての機能を有しているのかと言えば疑問だし、
かなり積極的に使ってるように見える。
風力発電の認識が徐々に変わっていくポイントなのかなーとか、そんなことを思ったり。

とりあえずアニメや漫画で風力発電が使われる場合ってどういうところを狙っているんだろう?ということで。