平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

腰の激痛を超える

2006年03月11日 | 最近読んだ本や雑誌から
高橋英雄さんの個人誌「神人」30号(2006年2月号)に、Kさんが素晴らしい体験記を書いていましたので、ここに紹介いたします。

Kさんは白光の古い会員で、現在、お年は80歳を超えていると思います。とくに目立つところもない、ごく普通のおばさんですが、祈りと印一筋でこういう心境に到達できるということを、身をもって証明しています。3つのお話がありますが、今日はその第1です。

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腰の激痛の中で

 私は一年程前(H16年秋)腰痛のため、身動き一つ出来なくなりました。一人で暮しておりますので、動かなけれぱならず、世界平和の祈りを祈り、五井先生をお呼びしながら、ちょっと体を動かしても激痛のため、体がふるえてきまして、祈りも五井先生も思えなくなって、たずヒーヒーと悲鳴をあげながら、床の上を這っていました。

 途中ふと気がつきますと、床の上を1㎝ぐらい浮き上った所を這っていました。床の上は明るくて、オレンジ色のような黄色のような感じでした。

 その時、私は光の上を這っているんだ、神様の掌の上で這っていたんだ、と思った時、自分自身は痛んでいないんだ、私は痛んでいないんだ、という強い想いが湧いて来ました。体がスゥーと軽くなり、心が明るくなり、ルンルンとした朗らかな気分になりました。

 さっきの痛みはどうしたのかしら? と思って見廻たしたら、私の体に入ってこられないで、皮膚のあたりで、一生懸命という感じで痛んでいました。
 その痛みも、突きさすような痛みではなく、霜の中で痛んでいるような痛み方でした。痛んでいたのは、消えゆく姿の想念だけが痛んでいるので、自分自身は侵されることはないのだ、ということをしっかりと教えられました。

 まだ立つことが出来ないで這いましたが、明るくルンルンとした心と霞の中の痛みが、別々のところから一緒に上ってくるのがわかりました。

 今もいろいろと想いが出ておりますが、大分気にならなくなって、肩の力も抜けて有難いと思っております。



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