仔羊の回帰線

詩と散文のプロムナード :Promenade

*市井の隠者、デカルト:

2023年12月10日 11時21分39秒 | 文学・学問・詩・余滴: Ⅰ

      1637年に「方法序説」が出版されると、それから4年後に亡くなった父親は云った。:    仔牛の皮(パリンプセスト)を着た本をつくるような馬鹿息子が、我が息子とは。

デカルトは一生の計画を定めてからは、故国フランスの父とは疎遠であった。が、妹とは親しい気持ちは変わらなかった。彼はこうして孤独を愉しみつつ、堪えることもできた。

デカルトの座右の銘にこんなのがある。:                            よく隠れた者は、よく生きた者。

 


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