黄金に輝く 微睡みのなか: 世界が明けゆくのを 私は見た
深い秩序ある その世界は 鮮明に形作られてゆき
平常なら謎に満ち 眼には見えないのに
誠実に 謙虚に姿を見せたのである >> ・・
それは恵み深く 穏やかに 無辜の子のように示されたのだが
自然界は 癒しの光の中で 恩寵により 峻厳に
救済されていることを示していた >> ・・
七日間の勤労に 自由の日を持つ律法が用意され ひとは 始めは 孤独だったが 敬虔に生長し
仲間も加わり 絆が生まれてくると 竟には 精神が浄化され まだ朦朧と 朝陽に霞んだ世界であったが やがて 厳しさのなか 高められていったのだ >>
若枝に クリスタルのように 多くの葉が生長し 豊かな実りを見せ 天命が下ると 民は 神の御意志から 神の器たらんと歩みだす や 天使の声とともに 先駆者ヨハネが ましましたのであった・・
E. Langgasser : Gedichte 仔羊の回帰線 序章より Der Wende-Kreis des Lammes Claassen Verlag 1959 ebd. S.23f...
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