野に、疲れ切って 横たわっている ファウスト。:
アーリエルの歌: 小さな妖精が 悩む者の心を 浄めようと、
周りを 飛び巡っている。: --*
空 澄み渡り 月 耀けど 時の早や 過ぎゆけば
悩み憂いも消え 幸せも間近 !..
さあ 日の光を信じましょう 明ければ
緑の谷 膨(ふく)れる丘に 木々は 陰(かげ)となり
銀色に 穀物は浪打ち・・
さあ 願いを胸に 昇る光に 感謝をいたしましょう!..
囚われていては なりませぬ 眠りは 一時の 殻なのです
さあ 進みましょう 躊躇(ためら)いは禁物です
惑わず 気高く 事に当たりましょう
成就すれば ことは叶うものです !...
ゲーテ「ファウスト」第二部 第一幕より
*- * * - ( (( * *
Faust: Der Tragodie Zwiter Theil Erster Akt :
In Nacht schliesst sich heilig Stern an Stern,:
Grosse Lichter ,kleine Funken ,
Glitzern nah und glanzen fern ,;
Glanzen droben klare Nacht ,
Tiefsten Ruhens Gluck besiegend
Herrscht des Mondes volle Pracht. )) ) *
Schon verloschen sind die Stunden ,
Hingeschwunden Schmerz und Gluck ;
Fuhl' es vor ! du wirst gesunden ;
Traue neuem Tages-Blick ...
「脚韻】: Stern- fern, Nacht- Pracht,
Stunden- gesunden, Gluck- Blick,