仔羊の回帰線

詩と散文のプロムナード :Promenade

*プラトンとアリストテレス: パスカル「パンセ」 より

2023年04月11日 09時22分59秒 | 文学・学問・詩・余滴: Ⅰ

      プラトンとアリストテレス: 

   長い服を身に着けていた男。だが、

いつも 重大なことばかり語っていたわけではない。当然だ。

人並みの人間に変わりはない。当然だ。

    友と談笑もする。

法律や政治に興じる時も 遊び心を忘れたわけではない。当然だ。

それは恐らく、哲学者にして哲学者らしくない、単純に生きるところといってよかった。

それでこそ人間であった証しでもあるのだ。 

       パスカル「パンセ」 第5章  331より 


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