オリンピック東京開催なら複雑な気持ち。

2006年08月31日 | 独り言
2016年の夏季五輪の開催候補地として日本では東京が決定した。難しいことは分からないし政治、経済的波及は実際に結果としてどうなるか?総工費が約2,934億円、経済効果は2兆円を超えると言う。本当ですか?と言ってもこれから名乗りの挙げている国(地域)と競い合うことになる。五輪のマークは五大陸を意味しているが、南米、アフリカでの開催は過去ない。南アフリカは次回のFIFAワールドカップが決定、体制は整いつつある、ブラジルは、2004年GNPが世界9位と南米開催が有力?インドも大国に成長しつつある。次回が北京で2012年がロンドンなのでアジア、ヨーロッパの開催は薄いと思われる。朝日新聞では、「関心がある」と答えた人は51%で、「関心はない」の46%をやや上回った。一方で、日本での開催には57%が期待を示した。微妙な数字である。1964年のオリンピックでは日本が高度経済成長に向けて意気揚々とし、首都高速も出来た。確かに日本が世界の経済大国仲間入りのきっかけか!!と思ったが、東京オリンピックの後、日本は「40年不況」に入ったとも言われた。今の日本はどうだろう?様々な政治的、経済的問題や諸外国との国交も複雑である。これで日本(東京)開催となった場合にはそういうことが一掃されるのだろうか?これから専門家が紐解いてくれるだろうが・・。今、東京は平素の生活でも人混み、電車の混雑、交通渋滞、敷地の狭さ等々円滑に暮すのが困難だ。海外の要人の来日や一昨年、ヤンキースが来日しても物々しい警備だ。もし、今の東京という街でオリンピック開催されれば無論「史上最大の警備」が予想される。となれば普段生活、仕事にとても影響が出てくるだろう。今でもJR、私鉄駅でもテロ警戒と警備員がいつも居て、ゴミ箱等は全て撤去されピリピリしている。経済効果で国民の生活が今より緩和されればいいのだが国の借金は莫大で我々の老後は確保されていくのだろうか?増税?オリンピック閉会後の建設地やその他建物等が有効利用されていくのか? ソウル五輪、バルセロナ五輪後も景気が悪化し、オーストラリアも、2000年シドニー五輪で年4%ペースの経済成長したものの、オリンピック終了を境に、経済成長率は1~2%へ低下した。結局、今の段階では複雑な気持ちである。