おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

9.医療と福祉の自動改革

2009年12月11日 15時19分59秒 | Weblog
医療と福祉の自動改革

これまではお金によって子どもを保育園にいれ、一方で共稼ぎして保育園のためのお金をかせぐということをやってきていますが、これも家族が経済に利用されている典型的な姿です。

現状の資本主義ではいたしかたないことですが、自然主義経済になれば、共稼ぎの必要はなくなります。金を稼がなければならないので仕事をするという状況は改善されるでしょう。

家族の形態にも変化をもたらし、核家族よりも三世代家族で大きな家に住むことがなさます。現代の経済は、各々を個別の単位に細かく区切ることにより、大量消費の必要性を作り出し、その需要を埋めるために貨幣優位の社会を意図的に作っています。しかし自力生産・自力消費の世の中になると金融力は無力になります。


経済規模が大から小に向うことは、家族規模では小から大に向うでしょう。核家族がなぜ今の社会で効率的かというとお金によって効率性が図られているからです。

たとえば漬物をつけるのにも味噌を作るにも、現状ではその必要はなく買ってくればよい。ところが自然主義経済では、大量に前払いで買ってしまうことが得になるので家族は多いほうが効率的となる。さらには自力生産をさらなる効率的なものとするでしょう。

高齢者介護も保険を必要としてきたのも、この家族構成の問題と資本主義の効率性からです。家族を大切にした社会構成の上に、自然通貨による支払いでなされるホームヘルパーが増えていきます。

年金の問題は、民間のみの流通で高齢者福祉がなされるため、家族で十分高齢者を養っていけます。

財政の問題は、政府による財政出動がないので解決されます。残った財政赤字についてはマイナス利子になっていますので、時間とともに消滅します。というよりも、減価する通貨が激しく回ることにより、プラス利子による財政赤字でも返済可能でしょうが、今までのルールは馬鹿らしいという感覚が芽生えてくるのでもはや誰も財政赤字を気にしなくなるでしょう。


医療のありかたも根本的に変わります。本来必要でない薬を出すのも、薬価基準が薬九層倍なのも、入院を長くさせるのも、医療機器が日本は高すぎるのも資本主義経済が影響しています。

お医者さんは患者さんを治すというよりも、患者の肉を扱っているだけとの意識から生まれる弊害も、自然主義経済により解決します。

これまでは、病気になっている人は多いほうが医師界は儲かっていたのですが、自然主義経済になるとそうはいきません。患者がいたら早めに治ってもらったほうがいいわけですから、ちょこちょこっとやって「次は何曜日に来てください」なんてことにはならなくなります。患者側にとっては、お金は使いたいわけです。

全ての職業においてそうですが、今までのものとは逆になります。即ち、「嫌いな仕事だからしたくないけど生活のためにしょうがないからお金を稼ぐ」というのが「好きな仕事だからしたいけど生活のためにしょうがないからお金を稼いでしまう」となります。したがってお金のために医者になった人は当然辞めていくわけです。

8.家族社会と労働市場の変革

2009年12月11日 13時34分24秒 | Weblog
家族社会と労働市場の変革

倫理性の欠如、家族や儀礼を大切にする世の中を取り戻すためにも、これらの改革を必要です。自然主義経済によって、余計な生産・煽る消費は必要なくなり、労働時間は短縮され、全ての人が自営業に近くなることで、これらは改められます。職業に対しての評価は、この自然主義経済によって良いモノは高く、悪いモノは安く価格が選定されます。定年まで単純労働をしなければならない人はいなくなります。
自然主義経済では、直接生産が重要視されるため、食料も地域ごとに自給されます。都市部では食料の生産が推進されます。食料は自分の地域で作った方が効率がよいことになりますが、他の地域での名産品を手に入れることができないわけではありません。その点は今までどおりですが、日用に必要なものは地元で手に入れることになるでしょう。