マンションなどの耐震性を示す構造計算書を偽造した姉歯建築設計事務所(千葉県市川市)の姉歯秀次一級建築士(48)は19日午前、事務所兼自宅前に集まった報道関係者の携帯電話に「24日の国土交通省の聴聞まで、何も話せない」と連絡してきた。取材に冗舌に応じた前日と対応を一転させた格好だ。
国交省は構造計算書の偽造が建築基準法に違反するとして、姉歯建築士の免許を取り消す方針を固めており、24日に弁明の機会を与える聴聞会を開く。
この問題は、コストを削減させた結果生まれた、現代の経済を典型的に写した問題。
さきの尼崎での脱線事故も、三菱の欠陥車も、全部コストを削減させて安全よりも貨幣獲得がこの世の中の目的化していることから生まれている。
このマンションの問題のみに取り組むのが社会運動だとすると、
政治運動は、この根っこを問いたださなければならない。
平和党の自然主義経済を達成すれば、このような問題はおきないだろう。
質の高いものが作られるからだ。
粗製濫造して、営利を多く稼ごうとする経済システムそのものに問題がある。
この建築士も悪いだろうが、その奥にあるのは、このような人間を生み出す社会構造にある。
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