おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

自由と民主主義拡大のためには力をもじさず

2005年11月19日 16時36分54秒 | Weblog
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作成日付 2005/11/17(木) 午後 1:16  |  書庫 平和党外交部会  |  カテゴリ アジア情勢

訪日中のブッシュ米大統領は16日のアジア政策演説で、政権の旗印である「自由と民主主義の拡大」をアジアでも推進していく姿勢を鮮明にした。中東民主化の試金石となるイラク政策をめぐって共和党内からも不満が出ているが、改めて「自由と民主主義」が外交政策の基軸であることを強調し、ブッシュ政権
の立場に揺るぎがないことを打ち出した。

「日本は自由を駆使して世界中に平和と繁栄を推進させ、日本のリーダーシップで世界はより良い場所になっている」

ブッシュ大統領は演説でこう強調し、戦後、民主化を進めて経済大国に成長した日本の発展をアジア民主化の「モデル」と位置付けた。約30分の演説で「自由」は55回以上、「民主主義」は15回以上登場。自由経済を導入して民主化を進めた日本、韓国、台湾と、中国や北朝鮮、ミャンマーとを区別する「善悪論」も展開した。


 背景には、支持率低迷の引き金となったイラク政策で「自由の拡大のためには譲歩しないという姿勢を打ち出す」(米政府筋)狙いがある。また米国は「戦略的ライバル」である中国を、経済的には巨大市場であると同時に、軍事的には「将来の明確な脅威」と位置付けており、「自由の拡大」で地域をより安定化させたい考えもある。


ブッシュ大統領が16日午後、京都市内で行った政策演説の要旨は次のとおり。
■日米関係
 米国と日本の関係は大統領と首相の友好関係以上に強力だ。共通の価値観に基づく対等な関係である。アジアでの自由の拡大は半世紀以上前に日本で始まった。日米関係はアジアの安定と安全保障の支柱であり、アジアの将来の自信の源である。日本はイラクに約50億ドルの復興支援を約束し、自衛隊を派遣した。日本の指導力で世界情勢は改善された。

■貿易・鳥インフルエンザ・エネルギー
 経済繁栄に基づく自由拡大の最善の機会は、自由で公正な貿易を通して得られる。世界貿易機関(WTO)のドーハ・ラウンドはサービスや農産品の市場開放のチャンスを与えた。成功を阻む最大の障害は関税や助成金の撤廃に多くの先進国が消極的なことである。
 我々はいま、鳥インフルエンザという新たな脅威に直面している。来るべき(APEC)首脳会議では、アジア諸国の講じる対策をいかに支援するか話し合いたい。米国はアジア諸国を支援する。
 エネルギー安全保障問題にも対応しなければならない。貧困緩和への最善の道は経済の成長だが、それにはエネルギー資源の消費が伴う。

 ■中国・台湾
 「一つの中国」政策は不変であり、それは双方が一方的に現状を変えるための試みがあってはならないという信念の上に成り立っている。米国は中台対話の必要性を力説し続けていく。
 中国の人々は豊かになるにつれ、政治的自由の要求を強めるだろう。人民元を柔軟で市場原理に基づく為替システムに替えるという7月の約束を履行し、米中の貿易不均衡を解決することが必要だ。

 ■ミャンマー
 ビルマ(ミャンマー)には自由が欠けている。本来ならアジアで最も繁栄し、成功していなければならないが、地域の最貧国の一つだ。ビルマの人々は圧政の暗闇の中で生きている。

 ■北朝鮮
 米国は朝鮮半島の自由の行方を案じている。核兵器開発は地域を不安定化させる。北朝鮮の衛星写真をみると、一つの市ほどの大きさの刑務所があり、夜はほぼ完全な暗闇が覆っている。
 6カ国協議は朝鮮半島の核兵器を撤去する合意を創出した。この合意は成し遂げられなければならない。我々は北朝鮮の人々を忘れはしない。半島の全市民は尊厳と自由と繁栄の中で生きるだろう。


ゴホゴホ

http://heiwatou.jp


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