難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳で聞こえる意味 お医者さんに分かるかなあ

2010年11月11日 22時33分41秒 | 人工内耳
人工内耳で聞こえるようになっていくが、何が聞こえるかが問題だと思う。

普通、聞こえるというと何かの物音や人の話のことを指す。
しかし、50余年間難聴で聴力が低下してきた難聴者には自分の声が聞こえるということが何よりも良かった。
嬉しかったと言うより良かった。

自分がどのような口調、言葉の強さ、のどから言葉に自分の思考、考え、気持ちを乗せて発している、言葉にパワーを載せて相手に伝えていると感じられたのだ。

自分の声を聞くことで、自分の心身の調子が分かる。自分の言っていることに自信があるのかないのか、言いたいことが言えているかどうかもわかる。
これは難聴時代にはなかったことだ。

こうした聞こえが自分の自信につながり、他人との関係を広げる。


ラビット 記