難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

ピアサポートはピアメンタリングのこと?

2010年07月18日 19時37分38秒 | エンパワメント
7月27日の障がい者制度改革推進会議の総合福祉部会の論点整理の中に、ピアカウンセリング、ピアサポートは重要か?これをどう位置づけるかというのがある。

当事者によるピアカウンセリングやピアサポートは重要だ。
当事者による権利擁護アドボカシーの活動がピアサポートだという。
障害者権利条約の原文ではピア・サポートとピアメンタリングが並べて記述してある。(第24条【教育】第3項)

難聴者に対するピアメンタリングはアメリカでは大学でピアメンターを養成するプログラムがある。
聴覚障害とか社会の制度とか、結構幅広く学ぶのだ。
仲間が新しい仲間に対して、手を差し伸べるのは当然だがきちんと自覚した難聴者に成長するように支援するにはきちんと障害の理解やコミュニケーションの基礎、制度、対人援助の基礎を学ばなければならない。

ピアカウンセラーは専門職に近いが、ピアメンターはもう少し幅広い技術をおしえることが出来る。

新しく母親になるための母親学級の「難聴者」版が必要だ。

【このブログの中のピアメンターに触れた記事】
興味のある方は、カテゴリーを「エンパワメント」にしてみてください。
※以前の記事にはURLがハイパーリンクになっていないものがあります。

難聴者のリハビリテーション ピア・メンター・プログラム 2007.4/1
http://blog.goo.ne.jp/hearingrabbit/e/028c2a95c9af592211aa09e5ab78c4dd

人工内耳後のコミュニケーションの変化を観察する(1/2) 2008.1/2
http://blog.goo.ne.jp/hearingrabbit/e/50570875171c920e0907b99aeefd754b

難聴者の自立支援に心理学の必要な理由 2009.7/20
http://blog.goo.ne.jp/hearingrabbit/e/a9b1b675e3788e4bc5f9e3e1872ec30e

障害者政策研究全国集会自立支援分科会と難聴者問題 2009.12/6
http://blog.goo.ne.jp/hearingrabbit/s/%A5%D4%A5%A2%A5%E1%A5%F3%A5%BF%A1%BC


ラビット 記
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分野C 「選択と決定」(支給決定)
項目C-1 
論点C-1-1) 「必要な支援を受けながら、自らの決定・選択に基づき、社会のあらゆる分野の活動に参加・参画する」(意見書)を実現していくためには、どういう支援が必要か?また「セルフマネジメント」「支援を得ながらの自己決定」についてどう考えるか?
○結論


○理由


論点C-1-2) 障害者ケアマネジメントで重要性が指摘されてきたエンパワメント支援についてどう考えるか?また、エンパワメント支援の機能を強化するためにはどういった方策が必要と考えるか?
○結論


○理由

 
論点C-1-3) ピアカウンセリング、ピア・サポートの意義と役割、普及する上での課題についてどう考えるか?
○結論


○理由

 
論点C-1-4) 施設・病院からの地域移行や、地域生活支援の充実を進めていく上で、相談支援の役割と機能として求められるものにはどのようなことがあるか?その点から、現状の位置づけや体制にはどのような課題があると考えるか?
○結論


○理由


実習スクーリング前期終わる 40分

2010年07月18日 17時37分23秒 | 日記(つぶやき)

2年次の時は実習を受けなかったので単位にならなかったが、3年目の再履修生として再び受けることが出来た。

臨席の履修生と5人でグループ討論をする。
一人が1、2、3と数え始めたので自分の両隣は通訳なのでカウントしないでと説明し5人組になった。
数えた始めた人を進行役にして意見交換を始めた。

今年は先月協会のバザーで入手したワイヤレスマイクを使ってみた。大教室で一斉に討議を始めるとものすごい騒音になるからだ。
ワイヤレスマイクを発言している人の側に置くと側に寄せたり顔を向けたり意識してくれる。

介護技術講習会事前学習会で一緒に受講した人がいたり、神戸から受講に来た元柔道部主将という体格の良い青年が居たり、自称インドア派の人、つい後輩に起こってしまう管理職とかユニークなメンバーだった。

「自己理解」は「他者理解」のためにあると理解した。

明日のガイダンスを講義の前に受けたが、試験対策講習会やDVDの紹介などおかねがまだまだかかる。


ラビット 記
【R教大ツタの絡まる校舎】

シュールな宝くじ売場 難聴者福祉のために

2010年07月18日 15時11分25秒 | 日記(つぶやき)
スペインでは、視覚障害者の福祉のために宝くじが発行されている。 

何年か前に妹夫婦がスペインに観光旅行に行った折りに買ってきてもらった。

視覚障害者の福祉は比較的手厚いと聞いたが財源が宝くじだった。


日本では・・・。
宝くじで障害者福祉が行われるというのも行政や国の施策がなければ政治の貧困だし、障害者の理解と参加が進むかどうかは別だ。


ラビット 記

駅の売店のセルフレジ バリアフリーかなあ

2010年07月18日 15時11分09秒 | PHSから
JR駅の売店でセルフレジなるものがあるのを初めて見た。

商品のバーコード部分を読みとり部分にかざして、読みとられたらSuicaなどをタッチして、代金を精算する仕組みだ。

SuicaやPASMOなどを持っていれば金額を聞いたりする必要がないので難聴者には良いかも。
店員をいちいち呼ばなくてもいいのも助かる。

しかし、バリアフリーかどうかは何だかなあ。


ラビット 記

日本の話芸 落語 文字による通訳

2010年07月18日 14時12分03秒 | 日記(つぶやき)
NHKで早朝落語の字幕放送をやっていた。

話し始める前に字幕が表示され、読み終わるのと話が終わるのがほぼ同じという絶妙のタイミングだった。

もちろん、声の調子や抑揚は文字では伝えられない。
それを補っているのが表情や仕草、口の動きだ。

本人の言葉や声の記憶が残っていると聞こえるかのように錯覚することもある。

話されている言葉を聞こえない人が利用出来るように文字にする場合は著作権が制限される。
それは音声を受信する代換方法だからだ。
音声で聞くのと文字で見るのが等価な方法と考えられるからだろう。

では、一般の聴衆もいるところではどうだろうか。
これは音声が聞こえる一般の聴衆にとっては文字に表されたものはほとんど価値がない。返って視聴の支障になるくらいだ。
しかし、何らかの外乱、騒音や風の音、拍手などによって聞こえなかった時は文字は役に立つ。
つまり、一時的に難聴になった人、難聴状態にある人にとっても効果がある。
音声の補完的な役割を果たしている。

音声を文字化した字幕は普遍的な情報媒体としての価値を持っていることを表している。
歌詞や詩歌、文化的著作はどうなのか議論はあっても、著作権者はいたずらに著作権を主張すべきものではないだろう。


ラビット 記
【日本の話芸「彦六伝」】


字幕付き邦画上映のお知らせ なんだかなあ。

2010年07月18日 12時25分18秒 | バリアフリー
夏の三連休に映画館で涼むのも良いなあと思っていたら、タイミング良く字幕付き映画上映の案内がきた。

しかし、三連休初日では予定が付かない。
いつもはとなり駅の映画館に行くが字幕付き上映館はモノレールを乗り継いで40分かかる。
日時も場所も限定されているのでなかなか行けない。

上映館が限定されているのは字幕付きフィルムが少ないので全国で巡回上映するためだ。
映画製作会社と配給会社の努力をもっと支援し、いつmでも見られるようにするにはどうしたらよいか。

映画のデジタル配信館はこれから増える。そうなれば字幕付き映画を各地で同時に上映したりできる。
近隣館と上映時間を調整したり、利用者を交えた上映方法を工夫して欲しい。

障害者権利条約の批准を目指す障害者制度改革推進会議の情報・コミュニケーションの部会ではこうした問題も含めて検討すべきだ。


ラビット 記
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◆シネマシティ邦画字幕版NEWS 7/18日号◆
 完全に手遅れの情報発信になってしまって、本当に申し訳ございません。
 小栗旬、初「監督」映画『シュアリー・サムデイ』の日本語字幕上映、この三連休に上映です。
 また昨日から大ヒットスタートを切ったスタジオジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』は絵の美しさにうっとりです!
 少し先になりますが、ぜひお待ちしております!

「シュアリー・サムデイ」7/18(日)19(月)20(火)
「借りぐらしのアリエッティ」9/4(土)5日(日) 

上映時間はこちらから
携帯http://cinemacity.co.jp/i
パソコンhttp://cinemacit.co.jp/webReservation/calendar.do

「自己理解」と「他者理解」 難聴者の社会福祉の学習

2010年07月18日 11時57分28秒 | 社会福祉の学習
             【夏の昼間の裏山】

今日は午後からスクーリングだ。
実習ノートの課題を3つ解いてから出席することとある。

早くから夫を亡くし一人で息子を育てたが息子も結婚して家を出て、認知症も発症した女性が介護施設に入所したがカバンを持って出ようとしているのを三田介護施設の職員はこの女性をどう理解し言葉をかけるか、どう介護するかを解う設問だったり、脳梗塞で片マヒになった83歳の夫を76歳の妻が介助していたが長男夫婦の週末の泊まりがけの援助はあるがとみに疲労を感じている高齢夫婦をどのような在宅サービスを提供すべきか、理由を付けて述べよだったり、確かに机上の学習だけでは限界がある設問だ。

昨年の講義や2、3年前の要約筆記者指導者養成事業の対人援助の講義を思い出して、回答欄を埋めた。

yahoo知恵袋で、難聴だがホームヘルパーになって仕事が出来るか心配という質問と回答を見た。
補聴器があるとか、コミュニケーションが必要なのである程度聞こえないと難しいとか、聴覚障害者の介護施設などで働けるのではという回答だった。
一見そうかもしれないが、難聴のヘルパー、介護従事者が普通に働く権利は保障されなければならないし、また対象の高齢者が難聴である場合も多いので働くための環境整備や理解をどう進めるか、行政や介護従事者集団、施設関係者が考えなくてはいけないのではないか。

それにしても、高齢者や障害者の介護が社会の荷物であるかのような政策、予算には頭が下がる。
障害者総合福祉法部会に出された意見の中に、「障害者は家族に介助を依拠しているのではない、依拠しているのは国の制度だ」とあった。

難聴者運動、要約筆記、難聴者の手話学習、障害者権利条約の批准の運動が一本の軸になりつつあるのを感じた。


ラビット 記



【裏山の木漏れ日】