活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

NPO法人すくすくでのオリエンテーション~オリエンテーションの意義(同業者向け)毒舌ですが~

2015-02-15 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

日にちは前後してしまいますが、今回は2月1日にNPO法人すくすくで行われたオリエンテーションについて記載します。

NPO法人すくすくでは、4カ月に1度全体でのオリエンテーションを行っています。
開催時期は、一時預かり(川崎市指定事業)の利用児童の個別指導計画の更新の時期と重ねています。

職員全員が、それが常勤であっても非常勤であっても子どもの指導方法を十分に理解していかなければ、必ず細かい点で一貫にかけてしまい、それが積もり積もるとエラーが表れます。

エラーとは、極端な話「指導しているはずなのに」・・・などの言葉が職員から出ることです。
そうなっている時点で指導が首尾よくいっていないことになります。
どの部分でエラーが起こっているのかをしっかり確認しないと、一歩間違うと怖いことになります。

それは、正しい介入方法を定めているのにもかかわらず、わからないところでの対応の一貫不足が起こり、それ故本来正しい方法なのに、その方法自体を変化させてしまうことです。

そうなれば、指導は上手くいくはずもなく、対応方法が袋小路に迷い込んでしまいます。
袋小路に迷うと、以前行った方法に答えがあるとは考えにくくなってしまい、結果正しい対応方法からかけ離れた介入を3転4転どころか10転20転となってしまうことになりかねません。
そうなれば、結局行き着くところは「子どもや親のせい」になってしまうわけです。
現場の問題は現場の大人が責任を持たなければならないのにね。

上記を打破するためにペアトレがあるわけではありませんよ。ペアトレは家での子どもの行動に対しての対応方法を保護者の方に修得してもらうということです。
つまり、ペアトレは施設内で子どもが適応行動を行うための「手段」ではないです。

どうも、子どもや親のせいにする場所が多く感じます。それは、この分野だけではなく、教育全てにおいてですね。
やれ「あの子どもの家は・・・」だとかの話を聞きますよね。でも、それは教師の責任なのにね。

確かに、家庭内で良好であるほうが、他の場所でも良好であることは事実でしょう。しかし、それはあくまでも反射的・間接的な効果であり、必ずしもイコールの関係ではありません。ですから、その場所ではその場所の大人が子どもを指導しなければならないのですよ。
一緒くたにしてしまうのは論点をごちゃまぜにしているだけに他なりません。

これは理想ですか?現実は難しい?だからやらないのですか?いやいや、理想に向かって探求していくことが臨床家としてのロマンでしょう?

ようは、そういった気概を持つことが何よりなのです。

話は若干それましたが(笑)、施設内での子どもへの介入方法を明確化していくのは、職員にそういった意味での「責任感」を持たせるためとも言えるでしょう。


そういう意味でも、全員が集まって会議することは大切です。


あぁ、来年度からは一般社団法人てんとうむしでも同様に行わなければなりません。私が参加するオリエンは倍の6回・・・。「てんとうむし」と「すくすく」混合でのオリエンもあるし・・・。しかも日曜日とかですし・・・。別枠で定期養成も全体講座式で6回もあるし・・・。

それでも、クオリティーを下げることは、私の顔に泥を塗ることでもあり・・・やるしかありませんね!


ところで、話は変わりますが、今週は、NPO法人すくすくでのペアトレが控えています。今回は1日に9ケース+職員養成・・・。ホテル生活だ・・・自腹で(泣)。
また、詳細はブログでも記載します。


今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

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