活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

今週からグループペアレントトレーニング基礎講座開催(NPO法人ひまわりの会にて)

2013-05-06 | 日記
当ブログをご覧頂きありがとうございます。尾串光康です。

私自身、待ちに待った毎年恒例のペアレントトレーニングが今週8日(水)から開催されます。

当会のペアレントトレーニングの特色は、講座ですから、グループでの形を採っていることはもちろん、第1回目は「個別」で面談と併せて講座を行うことにあります。

なぜ個別での面談を行うのか、それは、当会でのペアレントトレーニングが、最大定員が4名であることにあります。

講座で4名・・・一見少なく感じる方もいらっしゃるかと思いますが、この人数が、この講座では限界だと考えています(むしろ、多いくらいです)。

なぜなら、通常の講演会やセミナーだと、個別に沿った質疑応答は非常に難しくなります。そして、そういった講座ではなく、保護者の方が一定の知識を有することを最大の目的としているので、個別の質疑応答の時間、全員の質疑応答に答えられるようにするためです。

そうなれば、まず必要なことが問診です。問診をしっかり行わなければ、個別の質疑応答に答えることは困難です。

次に必要なことは、時間の確保です。1回の講座は2時間です。この時間のなかで参加者全員の質疑応答に答えるには、限られた時間の中では、人数の調整を行うより他ありません。

このように考えると、当会でのグループペアレントトレーニング基礎講座は、「講座」兼「発達相談」とも考えることができます(実際に参加者のほとんどの方がそう言っておられました)。

つまり、講師の私と参加者の方との「距離」が、通常の講座よりも近いことが、大きな特徴の1つともいえます。

それ故、参加者の方が本当に当会の講座を必要としてきているのかも、1回目に確認します。

なぜなら、1回の講座ではなく、連続での講座です。そうなれば、おのずと講座の休み時間などで、保護者の方同士がお話しする時間もあり、また、連続講座ゆえ、前回の講座でお話したお子さんへの対応などを、話し合う機会もあり、講座中にも、私を含め、少し談話などもあったりします。

だからこそ、保護者の方同士の接触も、単発の講座よりも多くなる場合があります。

その中でのトラブルを最小限にし、また、当会の性質をご理解いただいたうえで、それでも当会の講座を必要としてくださる方のみにご参加いただいております。

だからこそ、毎回講座は私自身が楽しめるものであり、私の居心地の良い雰囲気は、同時に講座を参加される保護者の方にとっても居心地の良い雰囲気となっていると考えております。

そして、1回目で問診を行う故、参加者の皆様に分かりやすい事例をお話し、より分かりやすい講座となるよう、全力を尽くします。

ひまわりの会で行う講座へご参加下さる方は、家庭で、保護者の方が、より望ましい対応を行い、そして、その目標、つまり「ゴール」をご理解いただくものです。

中々家庭の中で日々適切なアプローチをとられることは困難かと思います。
しかも、講座受講後に、当会の療育を提供できる形でもありません。

それでも、家庭でできるだけよりアプローチを行い、子どもの成長を喜びたいと考えていらっしゃる保護者の方の集まりですから、やりがいがあります。

だからこそ、受講者が仮に1人でも、講座は開催します(参加者がそれでもお越しいただければですが・・・)。

講座の進行状況は、ブログでも更新していきます。

最新の画像もっと見る