NTT北陸 走ろう会

「NTT北陸」のネームの入った青いランニングを見たら、是非声援をお願いします。走るのが好きな楽しいグループです。

第1回富山マラソン2015 (2015.11.1Sun)  

2015年11月05日 | Weblog

期日  11月1日(日) フル 9時スタート

コース 高岡~射水~富山 

   ・ほぼフラットで都市間を結ぶコース

   ・市街地、海岸、田園、丘陵と変化のあるコース

気象  快晴 気温18度 風無し(最高の条件)

都市型マラソン北陸シリーズ(第1回富山マラソン2015)
参加者 フル 10,797人  完走者 10,483人(完走率97.1%)

 

荷物預け(高岡)  

スタート   

新湊大橋  逆光です

プロの写真  

帆船の海王丸

 

 

帆を下げたところ  

 

 

途中の御車(高岡)  

有森さんが途中2回もハイタッチサービス  

賀茂神社の神馬   

ゴール  

 

 エントリー&タイム (NET)

沖田  3時間47分20秒

姉崎  5時間05分55秒

感想(沖田)

第1回富山マラソン。
地元富山の大会なので、熱がはいっております。
長文になります。
(いつも長文だけど・・・)

白山に住んでいると当然金沢マラソンフィーバーで、富山マラソンの情報は
あまり耳にすることがなく、どんな大会になるのだろう、という思いでした。
おとなしい富山県民性が発揮されて、さらに金沢マラソンに押されて
あまり盛り上がらないのでは?と多少心配もありました。

前日の受付。富山市総合体育館。他のビッグシティマラソンとは
比較できないほどの小規模なものでしたがここでラッキー続き。
まずは、富山弁缶バッジのガチャガチャがあったのでひとつ購入してみたら
「激レア缶バッジ」がでて、さらに「当たり」付。景品は富山の海の幸の
お鮨マグネット。数種類のなかから選べるので、滑川出身だから、と、ほたるい
かをもらいました。
そして、偶然、有森裕子さんのトークショーの時間にEXPO会場にいたこと。
トークショーが終わってから、有森さんとツーショット写真を撮っていただく
ことができました。

なんだか、いいこと続きの前日受付。マラソン当日は、もっといいことが
起こるのではないか、という期待でわくわく。

そしてレース当日。
実家から公共交通機関(あいのかぜとやま鉄道)で高岡駅に向かいます。
想像通りの満員電車。でも、どこの大会に行っても同じようなことに
なるので不満はありません。
高岡工芸高校がスタート前の着替え、荷物預けの場所となりますが
トイレの数がとても少なかった・・・。これが今大会での唯一の不満。
30分以上並んで、スタートブロックの整列にギリギリ間に合いました。
おそらく私の後ろに並んでいたたくさんのランナーは
スタートブロック整列の時間に間にあってないと思います。

スタート号砲とともに、ゆっくりと動き出すランナー。高岡市役所を
右手に見ながら、高岡の街並みを走ります。細い道を走るので
芋洗い状態ですが、ちょうどいいウォーミングアップになるので
慌てずゆっくり走りだしました。

街なかでの応援は、ものすごかったです。御車山もどーーんと出ていたし
高岡の魅力をスタート直後から満喫。
沿道には、本当にたくさんの人たちが大声で応援してくれており、
まずそれに驚きました。大歓声のなかをずっと走る気持ちよさ。
でも、街を抜けたらきっと応援してくれるひとはいなくなるだろう、と
思っていたらその想像はあっさり裏切られ、どこまで走っても、そして
なにもない庄川沿いでさえ、沿道の応援はまったく途切れることは
ありませんでした。
「がんばられ~」という富山弁の応援が嬉しい。
走りながら涙が出そうでした。

そして、景観の素晴らしいこと。大好きな立山連峰が常に視界にあり
飽きることのないその山を眺めながら、走れる喜びをじんわりと
感じました。
一番の目玉は、なんといっても新湊大橋。
橋がかかる前は、船で両岸を往来していた風情のある場所です。
ゆるくループしながら橋を登ります。
海王丸、立山連峰、日本海。そして晴れ渡った空。
普段のレースでは、スマホを持たずに走るのですが、この日ばかりは
スマホを持たないことを激しく後悔しました。
この絶景をカメラにおさめたかった!!来年は、ぜったいスマホを
持って走るぞ!


エイドでは、富山の名産物がずらり。
天むす、ますずし、かまぼこ、酒まんじゅう、あんぱん、白エビせんべい・・・
みなさん、美味しく食べておられたようです。
私は横目でみながら、ほとんど食べませんでした。
持参のジェルを10キロ毎、あとはときどきチョコと飴を口にした程度です。

レース運びについては、
体調の良し悪しが全くわからず、調整も間にあっていなかったので
とりあえずは30キロまではペースを上げずに走り、そこで
力が残っていたら、あと12キロは少しペースをあげてみよう、
その程度のイメージでした。
スタートから10キロほど走ったところで「あまり苦しくないな・・・」と
感じ、ちょうど新湊大橋で20キロ、ハーフ地点を過ぎるのですが
そこで初めて、4時間を切れるかも、ということに気がつきました。
スタートラインを踏むまでのロスタイムを差し引いたら、かなり
余裕で4時間を切れそうなので、ちょっと欲がでてきました。
30キロを過ぎたところで、いつもは追いつけないはずのランナー
友達を発見。彼女は足を痛めていてペースを落としていたのですが
私にとってはとても励みになり、彼女の背中をみながらゴールに
向かいました。
37キロを過ぎたあたりから、足がけいれんしそうになってごまかすのに
必死。いつもは痛くならないすねが痛くなり、次は足の裏の土ふまずが
交互にピキピキし、そして膝もけいれんしかかって、それを
ごまかすためにほんの少しスピードを落として「あと少し頑張って・・・」と
足に言い聞かせて走りました。

ゴールは環水公園。県内屈指の吹奏楽部を持つ高校の演奏と
応援団の力強い声に最後のひと押しをしてもらい、ありったけの力を
振り絞ってゴール。

4時間を切って、しかも自己ベストでゴール出来ました。
まさに3年ぶりのサブ4です。
走ることがあまり好きではなくなり、これ以上記録を伸ばせないのか、と
あきらめかけていたので故郷の大会で自己ベストを出せたことは
最高にうれしい。

月間走行距離は相変わらず少なく(10月は120キロ)、それでも
ここまで記録を伸ばすことができました。
走ることだけではなく、食生活にもこれまでより気を使い、貧血気味だった
ので鉄分をしっかり摂るように心掛けたこともよかったのだろうと
思います。

富山マラソン、想像以上の素晴らしい大会でした。
ぜひ来年も開催されることを願っています。

そして15日の金沢マラソンも、大成功となりますように。

記録:3時間47分20秒