今、バイキングで、3人の都知事候補者が、生出演している。
小池さんが、鳥越さんのことを「病み上がりの人を連れてきてどうする?」と揶揄したようである。
それに対して、鳥越さんは、「癌サバイバーに対する大変な差別、偏見ですよ」と言って非難していた。
注:survivor(サバイバー)とは、生き残った人、生存者、助かった人、遺族、残存物、遺物です。
詳細は、次のとおり:
鳥越さん「小池さんは、街頭演説の中で、病み上がりの人を連れて来てどうすんだと言うようなことを言われましたか?」
小池さん「言ってないですね。記憶にないですね。」と反論。
鳥越さん「ここにちゃんと証拠があるんです。夕方のニューズの中で、チャントテロップが入っています。」
鳥越さんは、テレビの病み上がりのテロップ入りの小池さんの演説写真を出して問い詰める。
その写真には、「病み上がりの人をただ連れてくればいいと言うものではないんです」とテロップ表示されていました。
小池さん「でも、今、お元気になられてるじゃないですか」とかわす。
鳥越さん「だから、こういう事を仰ったかどうか聞きたい。」と質問。
小池さん「いやいや、記憶にないですよ。」
鳥越さん「まあ、しかし、実際に出てますからね。」
小池さん「それは失礼いたしました。」
鳥越さん「病み上がりの人をだた連れて来ればいいと言うことではないのです。これは、癌サバイバーに対する大変な差別です。偏見ですよ。」
小池さん「もし言っていたなら失礼なことを申し上げて・・」
鳥越さん「失礼とかで済まされるんですか? これは、僕に対する問題じゃないんですよ。
小池さん「分かりました。」
鳥越さん「癌サバイバーは何十万、何百万といるんですよ。東京都だって。家族もいますよ。そういう人たちに「1回、癌になったら、あなたは何もできないんだ」と決めつけるのは」
小池さん「決めつけているのは、鳥越さんでしょう?」
鳥越さん「いやいや、あなたじゃ、ないですか?」
鳥越さん、再度、テロップ入りの写真を掲げて、「病み上がりと言うレッテルを貼ってるじゃないですか」
小池さん「これが、選挙なんですよ。坂上さん(MC)」と、坂上さんに問いかけて、話題転換。
鳥越さん「病み上がりというね。人に対するね。レッテルを貼って差別をする。癌サバイバーは何もできないというイメージを与えるのは・・・」と再度追求。
小池さん「そこまで広げて言っておりません。」
鳥越さん「でも、聞いた人はそう思うじゃないですか」
小池さん「大変お気遣いをしている訳です。鳥越さんに対して。まだ、大丈夫。これまで長い、これからまだ長い日数がありますから。」
次の会話は、両方が同時に被せる様に話しており、どちらを聞くかという状況でした。
鳥越さん「いやいや、でも、一般の聞いた人はね、癌サバイバーの人は一回、癌をやったら何もできないんだと、これ(テロップ入り写真)を見たら思いますよ。」
小池さん「逆に言えば、そこの部分しかご質問がないんですか?」
鳥越さんは、都知事にでられる方。
一般市民が、何か自主的に活動するのとは、違う。
オリンピックの旗を受け取りに、地球の裏側(リオ)まで、何時間も飛行に乗らなければなりません。
4年間勤め上げなければなりません。
鳥越さんは、病み上がりと言われても仕方がないと思います。
告示日には、昭和15年生まれ、終戦時は、20歳(正しくは5歳)と言ってしまっている。
この人、呆けているかなと思ってしまった人です。
別に、差別だと口をとがらせるようなことではないと思いました。
実際に、昨日(18日)の鳥越さんの街頭演説の報道を見ていても、TV画面でもヨボヨボな感じでした。
巣鴨の演説は、40秒でした。
40秒では、何も語っていないに等しいです。
街頭演説でもありません。
実際の街頭演説:12:00から12:40秒くらいまで。
https://www.youtube.com/watch?v=hg0leBGGhkw&feature=youtu.be&t=1203
歌手の森進一を紹介して終わり。
演説の内容は、次のとおり。
「巣鴨のみなさん。私、鳥越俊太郎でございます。今回、都知事選に立候補しました。最後まで戦い抜きます。ご支援ください。今日はですね、私の友人である歌手の森進一さんが応援に駆けつけてくれました。早速バトンを渡してお話をいただきます。みんな知ってるよね、森さん? あの森さんだよ。ハイ森さん、すいませーんお願いします。」
鳥越さん本人は、「巣鴨は、年寄りが多くて暑かったから」と言い訳していましたが、演説が40秒では言い訳がましいです。
基本、電車に乗って歩いて来れる元気な人しか、巣鴨には来ておりません。
だったら、街頭演説で巣鴨に行くなです。
そこまで、巣鴨の土地柄を配慮できるなら、屋内の会場を準備しても良かったのではと思います。
逆に、病み上がり発言で、口を尖らすぐらい、サバイバーである鳥越さん自身が、健康に不安であると自覚していらっしゃるのだという印象を持ちました。
鳥越さんの演説でも、「私は76歳だが、体重計で 出る体内年齢は48歳だ。精神年齢は18歳だ」と言っているのが、かえって、年齢と病み上がりであることを気にしている裏返しかと考えます。
久し振りに見た昼のTV「バイキング」での、3人の都知事候補者の生出演が面白かったです。
この放送を見て、都民は、どう反応するのか?
鳥越さんは、この質問を投げかけたらどうなるのか、一手先まで読んだ上の質問だったのだろうか?
はなはだ、疑問を抱く質問内容でした。
鳥越さんは、この癌サバイバー発言で、政治家向きではないことをさらけだしてしまった気がします。
今回の3名の候補者には、大きな特徴があります。
候補者には、一長一短があって、投票で絞るのが難しいですね。
投票権のない大阪府民は、「各候補者、頑張ってください」としか言えません。
東京都の政策で、大いに議論して欲しいですね。