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阪神大震災で得たものー2

2021-01-18 | 地震

大震災後、建築関係では、建築基準法の改正が行われます。

私が、気づいて建築関係の対応変化は、次の通りです。

1.道路、鉄道などの橋脚部分は、鋼板巻き等で補強されました。

1989年のサンフランシスコの地震(ロマ・プリータ地震)で、高速道路の橋脚が落下し た時、日本のメディアで解説していた専門家は、日本ではもっと厳しい基準にしているので、日本では落下するようなことは起こらないとはっきりと明言しておりました。

サンフランシスコの橋桁落下の写真です。

しかし、阪神大震災では、支柱がポッキリと折れ、中には橋脚も外れ、自動車も落下しておりました。

写真

その後、橋脚は、鋼板巻きで補強されました。

2.その橋脚落下防止で、橋桁と橋脚が、ケーブルで結ばれるようになりました。

有名な画像では、バスが、橋桁から落ちそうになっているのを何度も見たことがあるでしょう。

阪神大震災では、トラック等が何台も落下しておりました。

阪神高速道路㈱が、高速道路橋の補強工事を解説しております。

https://hanshin-exp.co.jp/company/torikumi/anzen/p04.html

一部抜粋:

B 桁かかり長の確保 落下防止装置の改良

その他の耐震補強もこのWEBに掲載されています。

3.鉄道関連の補強:

橋脚の鋼板巻き補強をはじめ、最近は、盛り土の法面(のりめん)を鉄筋コンクリートで補強しております。

東日本大震災の時は、私が住んでいた横浜市内の横須賀線の橋脚が、地震の影響で折れておりました。

その状況は、駅まで伝えに行きました。

 

地震は、人間の想像を超える力が加わっています。

小学生の頃、プレートテクトニクスの動画を見た時、本当に、そんなこと起こるの?と懐疑的でした。

プレートテクニクスについては、ここを参照してください。

https://kotobank.jp/word/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%82%B9-127708

分かりやすく解説した動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=N1grpfoNepQ

 

地球規模でこの動きが起こるので、地震エネルギーを防ぎようがありません。

起こった時の震災対策を考えておくべきです。

個人でできる震災対策は、できることはしておいて損はありません。


福島県沖地震と津波

2016-11-22 | 地震

今朝、5時59分、M7.4の地震が発生しました。

朝の番組は、地震情報と津波注意報の内容だけになりました。

日本列島の結構広い範囲で揺れています。

大阪も震度1,2になっている地域もあります。

私は、寝ていて気づきませんでした。

気象庁の発表では、私の地域は、震度1も表示されていませんでした。

 

阪神・淡路大震災は、M7.3です。

 

マグニチュードと震度は、基準が違います。

マグニチュードとは、地震そのもののエネルギーの強さです。

震度は、地震が起きた時に地震の揺れの大きさを表したもので、測る場所によって変わります。

阪神・淡路大震災は、直下型で、浅かったので、被害が大きくなりました。

 

過去の地震のマグニチュードと震度:

・2016年4月16日1時25分頃 熊本地震の本震 - Mj 7.3、深さ12km。熊本県益城町、西原村で最大震度 7。

・2015年5月30日 小笠原諸島西方沖で地震 - Mj 8.1、深さ682km。小笠原母島と神奈川県二宮町で震度5強。

・2011年3月11日14時46分頃 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災) - Mw(モーメントマグニチュード) 9.0、日本の地震観測史上最大)。宮城県栗原市で最大震度 7。

・2004年10月23日17時56分頃 新潟県中越地震(新潟県中越大震災) - Mj 6.8 (Mw 6.7)、新潟県川口町で最大震度 7。

・1995年1月17日 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災、阪神大震災) - Mj 7.3(旧Mj 7.2)(Mw 6.9)、兵庫県南部・淡路島北部で最大震度 7。

・1923年9月1日11時58分頃 関東地震(大正関東地震、関東大震災) - M 7.9(Ms 8.2、Mt 8.0、Mw 7.9〜8.0 Mw 8.2)、関東地方南部と山梨県で最大震度 6。


不気味な千島列島の噴火

2016-11-15 | 地震

カムチャッカ半島の南に位置する千島列島北部のエベコ火山が噴火した。

http://www.excite.co.jp/News/society_g/20161114/Hazardlab_17818.html

2012年以来の噴火だそうだが、2011年の東日本大震災後の噴火という観点で気になる。

日本列島には、火山が沢山ある。

特に、富士山が噴火するかどうかが気になる。

 

ブラタモリで、福岡の土壌が弱い事が分かり、今回の博多駅前の陥没事故がある。

ブラタモリでは、富士山登山を昨年放送し、今年は、富士吉田市、富士の風穴を紹介している。

因縁を感じるのは、私だけか?

 


鳥取で、震度6弱が発生

2016-10-21 | 地震

携帯電話から、緊急地震情報が流れた。

関西で緊急地震情報が流れても、揺れることは少ないが、今回は揺れた。

14時7分に、鳥取で、震度6弱の地震が発生した。

http://www.jma.go.jp/jp/quake/

 

私の住んでいる場所の気象庁発表の震度は、震度3となっている。

私の体感でも、震度3ぐらいである。

今のマンションで地震を体感したのは、初めてである。

今迄、このマンションで体感したのは、震度1ぐらいで、少し揺れたかなと言う感じばかりでした。

 

私事ですが、阪神大震災を9階で体験した。

この地震は、直下型だったので、下から、ドンドンと突き上げられた地震でした。

揺れた時間は短く、20秒ぐらいでした。

しかし、震度(震度5)は大きかったので、本箱、TVが倒れました。

 

その後は、2011年の東日本大震災を、横浜市内で体験しました。

10階だったのと、何ヶ所かで地震が発生しましたので、何度も揺れ、長い時間、横揺れしていた地震(震度5)でした。

 

東京にいた時は、しょっちゅう揺れるので、慣れっこになっていましたが、大阪に住んでいると、久しぶりの地震でした。

そんなに大きな地震ではないと、途中で思いましたが、身構えました。

 

天災を忘れないためには、少しぐらいの揺れがあった方が良いかなと思います。

自宅の地震対策を、今一度、見直しましょう。

 

震源地に近い地域は、物が倒れたり、大変だったと思います。

地震の基礎的な知識ですが、暫くは、余震に気を付けましょう。

 

14時53分の鳥取の地震の揺れは、大阪では、一回グラ(震度1)と来ただけでした。


気象庁の地震予報(首都圏直下型地震の揺れ予想)

2016-08-02 | 地震

8月1日、気象庁は、17時9分に、震度7の大地震予報で誤報したことを発表しました。

詳細は、ここを参照:

http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/oshirase/20160801.pdf

千葉県富津市付近を中心に最大震度7を予測した緊急地震速報(予報)を発表しましたが、その後周辺の観測点で揺れが観測されなかったため、15 秒後にキャンセル報を発表しました。

この原因は、緊急地震速報に活用している防災科学技術研究所の富津観測点のデータに大きなノイズが記録されたためです。

なお、緊急地震速報(警報)は、このようなノイズによる発信を回避するため、2点以上の観測点で揺れを観測した場合に発表することとしており、今回、緊急地震速報(警報)は発表しておりません。

 

結論は、富津市の地震計に大きなノイズを大地震と勘違いしたためである。

ここまでは、報道のとおり。

 

しかし、私が驚いたのは、地震の震度分布図。

 

この図では、北は、新潟まで、震度7の揺れを示している。

別の見方をすると、相当広い範囲で、大きく揺れることを示しています。

首都圏直下型地震の怖さ・恐ろしさを表していると考えます。

今回は、誤報でありましたが、実際に発生した時は、首都圏(関東1都6県+山梨県)の殆どが、震度7で揺れると言っています。

壊滅的になるのかどうかは、分りませんが。それに近い状態になるのではと想像してしまいます。

震度7の時の状況:

・建物:耐震性の高い住宅・建物でも、傾いたり、大きく破壊されるものがある。

・設備・インフラ:電気・ガス・水道等の主要ライフラインの供給が停止する。多くの道路の表装がめくれ、通行が困難になる。鉄道・高速道路等の広域交通機関が破壊される。都市機能が消滅し、周辺地域と孤立する。

 

誤報ではありましたが、首都圏直下型地震の警鐘として捉える必要があると思いました。

私が感じていることは、救援物資は、熊本地震のように直ぐには届かないということです。

高速道路網は、寸断されると考えます。

世間では、3日ぐらいの食糧品の確保と言っておりますが、それでは足りないと考えます。

3週間以上の非常食の確保が必要と考えます。

特に、水の確保は必須かと考えます。

 

首都圏には、日本の人口の3分の1(37百万人)、おります。

この人たちに、おにぎり1個届けるには、どれだけ必要なのかを計算して見ました。

おにぎり1個は、計算しやすくするため、100グラムとします。

具材、サランラップ等の重さは、100グラムに含むことにします。

3700万人×100グラム=370万キログラム=3700トン。

4トントラックに、おにぎりが4万個、入るかどうかは、分かりませんが、4トントラックで、925台が必要になります。

一人当たり、おにぎり1個で、925台。

1日、一人おにぎり6個とすると、5550台の4トン車が必要になります。

これは、いま、即座におにぎりが提供できると仮定しております。

これを、毎日行わなければならないとことです。

実際には、お米を確保し、それを焚いて、おにぎりにする必要があります。

首都圏のおにぎり工場は、倒壊しておりますので、中部圏、関西圏で対応する必要があります。

 

それ以外に。飲料水の問題もあります。

 

飲料水は、一人2リットル必要になります。

 

そう考えただけでも、恐ろしくなります。