大阪でも、今回の都知事選は盛り上がっている。
3人の候補者は、どの番組でも取り上げられているが、他の候補は意外と知られていない。
WEB上では、3人以外では、桜井誠さんが、取り上げられている。
YOUTUBEに都知事選の政見放送があったので、ご紹介。
17名がまとめられた政見放送:
https://www.youtube.com/watch?v=qbfqdqWj3X0
6分30秒頃、NHKを批判する候補を、NHKが政見放送している。
31分頃の候補は、放送コードに引っ掛かっているので、何を言いたいのか分らない。後半は、なんとなく分かるが、政見放送で話す内容ではない。ぶっ飛び過ぎ。
全部を見ている訳ではないので、時間があれば、全ての候補を見て見たいと思いました。
都知事選の供託金は、300万円。
有効投票率の10%未満は、没収される。
投票率等を考慮すると、最低有効投票率は450万票となると考えます。
少なくとも45万票を獲得しないとならない。
結構なハードルと考えます。
因みに、前回の有効投票数は、約490万票で、49万票以上を獲得したのは、次のとおり
・舛添さん、宇都宮さん、細川さん、田母神さんの4名のみ。
・残りの人の12名の供託金は、没収。最低得票数は、1297票でした。
私の個人的な見解では、それでも良く1300票近く得票できたなという感じです。
前回の都知事選の詳細は、ここを参照:
http://www.soumu.go.jp/main_content/000299004.pdf
しかし、没収覚悟で出馬すれば(供託金を払えば)、次のことができると言えます。
・全国紙に、必ず自分の名前が掲載される。
・選挙公報に掲載できる枠が貰え、掲載できる。
・ポスター掲示板には、自分がデザインしたポスターを掲示できる枠が貰える。
掲示板に貼れるかは、努力次第。
ポスターに関する詳細は、ここを参照:
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20130805/Gree_150491.html
→ 掲示板数は、約1万4千か所。
ポスター作製費は、公費[税金)で、1枚66円。
概算、1候補者に186万円(=14千か所×66円/枚×2倍まで請求可)支払われる。
・テレビで6分間、自分の主張をそのまま映像で放送できる。
しかも、NHKで2回、民放で4回、放映できる。(合計36分間)
(不適切な言葉は、無音になりますが。)
・選挙期間中は、大手を振って、街頭演説ができる。
・今の時代、YOUTUBEに掲載される。
まあ、これは、立候補しなくても登録できますが。
これらが公的に、300万円出せばでできると考えると、ROIで考えても、安いと思います。
だからではないが、今回の都知事選では、21名も立候補したと考えます。
閑話:
選挙運動については、ここを参照:
https://www.city.koto.lg.jp/ac/senkyo/10058/15248/file/5782_senkyounndou.pdf
公費で負担するものとしては、ポスター掲示場の設置や選挙公報の発行のほか、演説会での公的施設の使用、選挙運動用自動車の使用、選挙運動用通常葉書の交付・作成、選挙運動用ポスター・ビラの作成、新聞広告、政見放送、経歴放送などがあります。ただし、選挙の種類によって、公費負担の対象とその限度額は異なります。
→ 公的施設の使用、自動車の使用、ハガキの交付作成、ポスターだけでなく、ビラの作成、新聞広告まで、公費で支払われているのです。
東京都知事選では、約50億円かかると言われていますのも、納得できます。
しかし、その公費の多くは、投票に係る人件費(休日出勤手当(25%割増)・深夜勤務(50%割増)等)らしいです。
一番、ほくそ笑んでいるのは、投票業務に携わる人たちと考えられます。
投票所には、やたらと年寄りが多い。
本当にきっちりと仕事をしているのは、選挙名簿と突合している受付の職員のみという感じですね。