東京勤務、田舎暮らし Can you imagine 2-hr commute for one way ?

生まれ育った田舎に暮らし、毎日2時間かけて東京の下町へ。
オタク第1世代の会社員 「たぬきねいり」 のささやかな日常。

エヴァンゲリヲン新劇場版:破

2009年07月01日 | オタ話

今回はオタ全開、解説なしです。  わからない人、おいてきます。  すんません。

エヴァンゲリヲン新劇場版:破  見てきました。

映画の日は混むと読んで6月30日のレイトショーで見たのですが7~8割の入り。
こんなに混んだレイトショーを見るのは久しぶりです。

さすがオタ映画、メタボ系やひ弱系のお兄さんが沢山、
腐女子のお姉さんもそれなりにいました。


で、映画なんですけど、良かったです。

庵野監督はもともと表現者しとて優れたものを持っているのですが、
作品から伝わってくるものが薄いのが今までの難点でした。
(個人的感想です。異論はあると思います。もちろん。)

今回は見ているこっちが照れちゃうぐらいに伝わってきます。

一時は監督自身が「公園の砂場の人形遊び」とまで酷評して遠ざかっていた作品に
再び正面から向き合い、新たな解釈をして、新たな命を吹き込んだ、
と、いったところでしょうか。

もともと表現力は卓越しているスタッフが推敲に推敲を重ねているので、
それはそれはすごい作品になりました。


この"伝わってくるもの"については
安野モヨコ先生との結婚がやはりキーなのではないでしょうか。

カントク君の人間的な成長が映画に表れている、とか考えるのはうがち過ぎかな??


お色気関係については
「はい、ここ、お色気シーンね、同人作る人はここらへんいじっていいからね」
的な扱いです。  スタッフの苦悩がうかがえます。

ここら辺のシーンが必要になってしまうあたりが
日本のアニメの立場を自ら弱くしてしまっているような気がします。


終わった後で映画館全体から
低い「おぉぅ~」というため息ともつかない声が上がったこの作品、
映画館で見る価値あり、でしょう。

この作品、大画面であることを前提にした異常なまでの執念深い作り込みも見所です。
国際線の飛行機とかで見ちゃった人、残念でした。  (国際線でやるかな、これ。)


余談になりますが、この映画観る前にとんでもないものを見ました。
母娘連れで来ていたと思しき二人組なんですけど
お母さん  「これってあのパチンコの画面の人達が活躍するアニメなんでしょ」
うわぁ、ポロロッカ現象だぁ!
さすがメジャーアニメ、初めて本物のポロロッカ現象(by絶望先生)に遭遇しました。