■名鉄新ダイヤでデビュー
本日は、名鉄の新型特急1700系の写真が入手できたので、この特集を掲載したい。併せて、新ダイヤにより誕生した新種別ミュースカイの写真も紹介。
名鉄新型特急1700系(左)と栄生駅付近留置線に停車する2200系特急。1700系は、三輌編成として全車特別車特急に運行されていた1600形のうち、2輌を残し、4輌の一般席車と併結した車両。名鉄特急は、指定席以外特急料金不要で利用することが出来る料金体系となっている。
JR東海の313系新快速と一宮付近で死闘を繰り広げる1700系。名鉄名古屋本線とJR東海の新快速・特別快速が運行されている東海道本線は並行しており、名鉄特急vs新快速という競合鉄道の象徴的な一枚。なお、もともと1600系は車体傾斜装置を取り付けているが、名鉄では一部特別車仕様の車両は車体傾斜装置を作動させないとしており、今回の改修で取り外されている。
ダイヤ改正により新しく誕生したのが、種別“ミュースカイ”。全車特別車特急を全て、2000形特急に統合し、中部国際空港に向かう高速特急として運行している。もともと、1700系の技術が王要されて開発された2000形特急だけに、中部国際空港とのアクセスを目指した様々な性能が盛り込まれている。
全車特別車特急には、旧ダイヤまでは1000形パノラマSuper4輌全車特別車編成と2000形が併用されていたが、車体傾斜装置の有無や加速性能などの点で相違があり、1000形全車特別車編成を新型通勤車5000形の種車に転用するかたちで廃止し、2000系をミュースカイとして特急運用に充当している。利用には運賃の他350円の座席指定席券ミューチケットが必要。
パノラマSuperとして本線特急につく1000形。豊橋寄りに展望車を配置し、岐阜よりに1200形一般車を連結する名鉄の看板特急も特急の中ではいつの間にか最古参の特急となってしまったが、まだまだ活躍は続ける。特別車として指定席の展望車は、パノラマカーの血統を受け継ぐ人気車両だ。
それにしても、豊橋寄りに7000形パノラマカー展望車のような車両、岐阜寄り四輌が6000形、というような、名鉄らしい展望車を備えた新型特急の登場を将来に期待してしまうが、展望車を有する1000形に対して、2000形、2200系、1700系などなど展望車を有さない特急車が増えてきており、転換期、という時代を迎えた印象だ。
HARUNA
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※ぶっちゃげJRの快速系は停車駅数・所要時間に大差ないが…
>方向幕のLEDからすると、特別快速では?
レモン色っぽいのが特別快速、オレンジっぽいのが新快速でしたっけ?
>快速系は停車駅数・所要時間に大差ないが…
新快速と特別快速の違いは蒲郡の近くの三河なんとかって駅に停車するかしないかでしたっけ?
三河三谷・幸田の両駅は一部停車扱いで、朝以降の遅い快速系をこの様に停めてます↓
岡崎⇔(幸田)⇔蒲郡⇔豊橋
岡崎⇔蒲郡⇔(三河三谷)⇔豊橋
※( )内が一部停車で、両方停めるのは殆んどない。
快速設定がラッシュ時は特&新、その他は新&快の組み合わせだが、ラッシュ時を特&快に変えて快速を三谷&幸田を全停車に変えた方が分かりやすいけどね…
大府、青春18きっぷで東京行く時には馴染み深い駅ですが、なるほど、特快と新快の相違点は大府ですか。
>ラッシュ時を特&快に変えて快速を三谷&幸田を全停車に変えた方が分かりやすい
同感です、阪急も通勤特急&快速急行と昼間の特急とに分けてますし、ただ、米原から浜松まで、けっこうな区間を走ってるので、ラッシュ時とそうでない時間帯に跨って走る列車のすみ分けが大変な気がしますが。