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【京都幕間旅情】阪急9300系電車,昔はそんなに大変だったか?完全クロスシート車の6300系を想う

2023-10-09 07:00:41 | コラム
■マルーンの9300系
 古いカラー写真を見るとマルーンの阪急電車は磨きの足りなさが目立つのですが現代の阪急電車はしっかりと磨かれている。

 阪急93000系特急電車、老朽化した6300系特急を置き換えた電車です。ただ、6300系は完全な転換式クロスシート車で2扉車、対してこの9300系はセミクロスシートの3扉車です。いや、新しい分だけシート形状などは人間工学に配慮されて座りやすいのですが。

 日本人の労働時間は減った、とか、昔はもっと長時間労働していた、といういわゆる昭和世代の方の論調があるのですが、しかし6300系を見ていると、座れるだけ座れるように座席を確保する、という、いわば人間に配慮した電車が昔から運行されていたのですよね。

 6300系は例外だ、といわれるのかもしれませんが、京阪の3000系特急についても、名鉄の7000系パノラマカーも、いや近鉄はビスタカーでダブルデッカー構造により定員を確保していたのですし、いうほど、酷使する時代では無かったのかもしれないと電車でわかる。

 昭和の時代は時間外労働が少なかったからではないのか、もしくは長距離通勤が多かった故に拘束時間が長かったように思われたのかなあ、と。そもそも女性の就労増加により日本全体の就労時間は、人口あたりでは増大しているのではないあ、ともおもうのですよね。

 労働時間よりも社会構造が、例えば意思決定の多様化と責任の事業評価などによる明確化により忌避する為の合意形成の会議時間など、時間浪費により生産性を低下させている事が社会の停滞を実感させるようになっているだけではないのかな、ともかんがえるのです。

 ただ、鉄道の安全管理などは現在の方が徹底している為に、昭和中期の様に軽瓶鉄道まで通勤に動員するなどの無理矢理は出来なくなるために、安全管理の為のコストも生じているのかな、とも考える。電車一つ見て、昭和時代というものを少し思い返しました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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1 コメント

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Unknown (H.Sさん)
2023-10-10 12:40:20
9300系をリニューアル改造をしてほしい。
座席指定車両の部分を改造してほしい。新2300系を導入しても9300系を置き換えずに5300系を置き換えるかもしれません。8300系は、リニューアル改造をおこなっているので特急から外れて準急などに運用が、見込まれます。
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