北大路機関

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【京都幕間旅情】金閣寺/鹿苑寺,COVID-19という不思議な時代を生きる日常に不思議な紅葉の景色を添えよう

2022-11-30 20:00:50 | 写真
■北山文化は今も華やか
 金閣寺はコロナが増えすぎた観光客を少し間引きまして特に騒ぐ事が無くなったというのが拝観していてこころ落ち着く。

 金閣寺、実は避けてきた寺院でもあるのですが、これはコロナ前にそもそもWeblog北大路機関の創設当時は毎日のように掲載していました、これがある程度関心を誘う話題でもありましたし、実際きれいなものです、昭和に焼失し再建されたとはいえ、ここは美しい。

 北大路機関というほどですので北大路通沿いを中心に散策しているところですが、金閣寺は西大路通りの北辺、つまり北大路通りの終着点の近くにあります、見上げれば左大文字、この界隈の散策は楽しいのですが気づけばきぬかけの路に沿い遠出してしまう故注意を。

 避けてきたという割には写真掲載の回数が清水寺と並んで最も多い、いや実際この秋の紅葉散策でも久々の清水寺紅葉の拝観に続いて久々の金閣寺紅葉の拝観と巡り歩いたところなのですけれども、混雑する様子を強調するような状況には、まだ、至っていない幸い。

 北山の美しい情景ですが、しかし、これは体験としてそして実感したことなのです、年々といいますか写真として記録しますと明らかに拝観者といいますか来場者が増えているのですね、拝観ではなく単に京都百景を撮影というか物見遊山という人々が増えていました。

 衣笠山を借景に、撮影する機材はフィルムからデジタルカメラに移行します、最近ですとカメラにフィルムを装填したことのない方が増えているのではないでしょうか、そして写真がデジタルとなりスマートフォンとなり、誰しも撮影する機会は増えていったとおもう。

 金閣寺は、そしてWeblog北大路機関がその通りなのでしょうが、WeblogにSNSと個人が写真を発表する場所が、特に昔は写真を撮影しても同人誌を出すくらいしか個人に発表の場はなく、実際風景の同人誌を出している方との交流も増えているのですが、障壁は高い。

 京都であっても京都でなくとも、個人が写真を発表できるようになったということは、気軽ですし個人と個人を結ぶ手段が多様化したのは喜ばしいことです、繋がれば摩擦も対立も利用の悪意も増えるでしょうが、交流と交友に好意と厚意というものはそれ以上です。

 観光過多、ただ、写真を公開できるということは逆に公開の場にあわせるように撮影も盛んとなるわけでして、これは私自身もフィルムの時代と比べれば考えられないようなほどの写真を撮影しますし、撮影するべく散策する回数も増えています、これが全国規模に。

 金閣寺はその象徴的な印象の場所でして、これはコロナ前なのですが混雑が市バス並になっていた、ここで、もう撮影して薦められる状況ではないなあ、印象を持ったものでした。なにしろ、鹿苑寺そのものの伽藍は消して京都では大きくない、そこにあの大人数という。

 COVID-19は、この部分を劇的に変えた、というのでしょうか。いや実は身近な人で亡くなる方がでてしまいましたので、これも安穏とは出来ないのですが、混雑を避けるとともに静かに拝観する、感染症対策なのですけれども、混雑は整然、喧騒は静寂に、回帰する。

 不思議な時代なのです、いや2022年は既に三万名も我が国ではCOVID-19死者数が出ていますので、感染対策緩和によっても既に季節性インフルエンザの倍以上という概況となっています、ただ、強制力ある規制が無くともなんとかなっている不思議な日常の広がり。

 金閣を中心に鹿苑寺の拝観経路は一本道です、それ程滞留することもなく、そして元々屋内の建物は一般公開されておらず拝観経路に含まれていません、どうなることかとおもったこの時代ですが、不思議な時代の不思議な日常を、それなりに愉しむ事が、出来ている。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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