■スタンダードSM-6
イージス艦から運用するスタンダードSM-6は射程が長く対航空機用はもちろん対艦ミサイルから果ては弾道弾迎撃まで可能です。

RIM-174/SM-6時代は到来するか。1980年代より当時のソ連軍はアメリカやNATOが運用する早期警戒管制機をその索敵圏外から攻撃する長射程ミサイルの開発を進めており、なかには射程が400kmに迫るものも開発されていました。もっとも、実用性に限界があったことは事実です。ただ、その流れはけいしょうされた。

インドパキスタン航空戦において、先日、ラファール戦闘機がパキスタン軍のJ-10戦闘機より発射された射程200km規模のPL-15空対空ミサイルにより撃墜された公算が高くなっており、これは実用空対空ミサイルによる撃墜としては史上最長のものとなるもようです。それではこのまま対抗策はないまま状況は進むのでしょうか。

RIM-174/SM-6、海上自衛隊もイージス艦用に導入するスタンダードSM-6はその対抗策となります。射程370km、艦対空ミサイルとしては破格の射程を誇るSM-6ですが、アメリカ海軍はAIM-174空対空ミサイルとして、F/A-18E/Fスーパーホーネットにこれを多数搭載する試験を既に実施しています。

F-35戦闘機の機内兵装庫には巨大すぎて搭載出来ないAIM-174ですが、400km近い射程を発揮し、F-15戦闘機にも、運用にはシステム改修が必須ですが、すくなくとも機体規模からは搭載可能です。そしてRIM-174/SM-6には現在、地上発射型としてMRCタイフォンミサイルシステムが並行して開発されています。

MRCタイフォンミサイルシステムは、Mk41VLSをそのまま地上発射型としたもので、Mk41に搭載できるものはESSMでもトマホークでも搭載可能です。これは1980年代に開発され射程延伸の限界に達しているペトリオットミサイルの後継ともなり得るもので、RIM-174/SM-6時代が到来するのかもしれません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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RIM-174/SM-6時代は到来するか。1980年代より当時のソ連軍はアメリカやNATOが運用する早期警戒管制機をその索敵圏外から攻撃する長射程ミサイルの開発を進めており、なかには射程が400kmに迫るものも開発されていました。もっとも、実用性に限界があったことは事実です。ただ、その流れはけいしょうされた。

インドパキスタン航空戦において、先日、ラファール戦闘機がパキスタン軍のJ-10戦闘機より発射された射程200km規模のPL-15空対空ミサイルにより撃墜された公算が高くなっており、これは実用空対空ミサイルによる撃墜としては史上最長のものとなるもようです。それではこのまま対抗策はないまま状況は進むのでしょうか。

RIM-174/SM-6、海上自衛隊もイージス艦用に導入するスタンダードSM-6はその対抗策となります。射程370km、艦対空ミサイルとしては破格の射程を誇るSM-6ですが、アメリカ海軍はAIM-174空対空ミサイルとして、F/A-18E/Fスーパーホーネットにこれを多数搭載する試験を既に実施しています。

F-35戦闘機の機内兵装庫には巨大すぎて搭載出来ないAIM-174ですが、400km近い射程を発揮し、F-15戦闘機にも、運用にはシステム改修が必須ですが、すくなくとも機体規模からは搭載可能です。そしてRIM-174/SM-6には現在、地上発射型としてMRCタイフォンミサイルシステムが並行して開発されています。

MRCタイフォンミサイルシステムは、Mk41VLSをそのまま地上発射型としたもので、Mk41に搭載できるものはESSMでもトマホークでも搭載可能です。これは1980年代に開発され射程延伸の限界に達しているペトリオットミサイルの後継ともなり得るもので、RIM-174/SM-6時代が到来するのかもしれません。
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