北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】阪神基地サマーフェスタ2024(1)神戸でイージス艦まや一般公開(2024-07-14)

2024-08-31 20:00:04 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■阪基サマーフェスタ
 曇天だけれども蒸し暑さが頂点を超えていて息苦しいような最中に海辺だから涼しいのではないかと神戸市へ。

 阪神基地サマーフェスタ、やってきたのはいいのですが一番の目的はイージス艦まや、そう、並んでいないように見えるのですね。しかし、これ、まや前には防波堤がありまして、その防波堤の向こうは行列でもうものすごいことになっていると。

 まや、竣工間もない頃に神戸港入港となりましたのは2020年でしたか、このころは今では考えられないほどCOVID-19が深刻な時代でしたが、防護マスクまで備えてチャーター船で海上から撮影したというのもいまではいいおもいでとなっています。

 こんごう型ミサイル護衛艦が1993年竣工ですので今年で艦齢31年、いちおうイージスシステム搭載護衛艦の設計は始まっているのですが、まや型を先行して量産したほうが、新型艦はものすごい建造費となっていますので、まや型の割安感が際だつ。

 あおしま、すがしま型掃海艇9番艇、母港はここ阪神基地です。呉地方隊第42掃海隊がここ阪神基地に配備されていまして、こういいますのも阪神大震災で大打撃を受けるまでは神戸港は世界最大の貨物取り扱い量の重要港湾、航路防衛のためでした。

 すがしま型掃海艇は木造船体を採用していますので、機雷掃海には有利なのですが船体寿命のほうはそれほどながくありません、9番艇ではあるのですけれども、あおしま、船体も木製であることが塗料の奥にみえて、今の内に撮影しておきたい。

 第42掃海隊の任務は日施掃海といい、あおしま含め有事の際には由良水道から紀伊水道まで、敵潜水艦などによる機雷敷設を毎日掃海艇が確認することで、機雷被害がでる前に機雷を発見することが任務とされていますが、最近の機雷は高性能化すすむ。

 伊勢湾機雷戦訓練などをみてみますと、あおしま、いや、みやじま、第1掃海隊のかたの話で、やはり機雷は見つかりにくいという。昔ながらの係維機雷ならば発見は簡単だけれども、そんなものは潜水艦でわざわざ敷設にくることはなく、新型がくる。

 あおしま、訓練ではそれこそ一日一発を順次掃討してゆくような印象で、昨日は一発発見しました、という感じ。もっとも、潜水艦に乗せられる機雷の数は限られていますし、対潜警戒も厳重ですから水道に侵入することからまず難しいのだけれども。

 あおしま。さて、残念なのは一般公開されていなかった、特別公開でした。掃海艇は個室も多く、食事の内容も融通が利くといいまして、波浪の際には訓練中止とか、船体が小型とかで上陸の機会も多く、乗り心地はすごくいいとは聞くのですね。

 いそしお。おやしお型潜水艦5番艦、2002年に竣工しましたので海上自衛隊の潜水艦としてはけっこうなベテランさん。水中排水量4000tと通常動力潜水艦としては世界的にみて大きく、妙に小型のフランス海軍リュビ級攻撃型原潜よりも大きかったりする。

 おやしお型潜水艦は安倍政権時代の潜水艦拡充、16隻体制から22隻体制への増強が決定し、それまで16年で現役から退いていた潜水艦を、それなりの基幹運用するようになっています。いそしお、しかしみていてそう古いという印象は、うけないのですね。

 いそしお、甲板一般公開がおこなわれていましたけれども、これ長蛇の列、つづく。むかし、横須賀で、みちしお、だったかな、甲板一般公開された際には並ぶこともなくすぐ乗れた、横須賀サマーフェスタをすこし懐かしく思い出したのでした。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-岐阜,金華山麓-期間限定ピーチソーダと長良川河畔

2024-08-31 14:11:45 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 これは美味しいと思った逸品は多いのですがもう一度再訪したいと思ってしかし実際に再訪するというのはなかなか、しかし皆無ではない、それがお気に入りというもの。

 氷菓、京都アニメーションの作品として有名なテレビアニメ“氷菓”、その原作者さんが岐阜県岐阜市を舞台とした新しい“小市民シリーズ”という作品を発表していまして、今期はそのアニメーションが放映中、作中には岐阜市のスイーツのお店が数多でてきます。

 ナガラタタン、このお店は作中に出ているのかは浅学にしてわからないのですが、岐阜市西材木町という長良川の畔、岐阜城を冠した金華山が近くにその威容を示していますとともに、小市民シリーズのエンディングにこの直ぐ近くの水門が描かれているというところ。

 季節限定ピーチソーダ、というものを頂きましたのは、実はこれ昨年に探訪した際のものでして、非常に美味しかったので、もう一度頂こうかと岐阜基地航空祭の頃に再度おじゃましますと、ほんとに季節限定であったということで、今や幻になってしまったのみもの。

 ピーチソーダ、甘すぎず、しかし果実のしっかりとした食感とともに、またふとしたときに頂きたくなるというのみものでした。小市民シリーズ、アニメーションでも季節限定スイーツがサブタイトルに入っていますので、何かこのお店を思い出してしまったのです。

 スイーツは美味しかったのですけれども、もう一つ、これは大事だな、と思えましたのは此処のお店、坪庭といいますか中庭に大きな椛の木が有りまして、ちょうど透きとおるような緑色の木漏れ日が、ふっと、いつまでも眺めていたくなるほど、落ち着くのですよね。

 ブルーシールアイスクリーム、沖縄で実際に頂いて凄く印象に残ったアイスクリーム屋さんが目の前にありまして、何より目の前に長良川の堤防がありますのがこのお店の目印、季節限定のソーダ、小市民シリーズ聖地巡礼も兼ねて、再訪へと行ってみたくなります。

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【京都発幕間旅情】近畿日本鉄道21020系特急アーバンライナーnext,新幹線計画運休2日目

2024-08-31 07:00:56 | コラム
■新幹線vs近鉄特急
 近鉄特急がもう少し先まで運行されていたならば。

 新幹線計画運休、本日は二日目となりました。東海道新幹線の名古屋と三島の長い区間が計画運休、もしこれが名古屋と大阪が計画運休というのであれば、このアーバンライナーのような近鉄特急が迂回路となるのですが、名古屋と三島という区間では対応が難しい。

 北陸新幹線、新大阪からサンダーバードか名古屋しらさぎ特急利用で敦賀に出て、敦賀から北陸新幹線で一気に東京に行く経路が代替路線となります、そして名古屋から中央本線特急しなの号で塩尻駅特急あずさ号乗換、一時間に一本の特急という代替路線もある。

 中央本線だと普通列車でも8時間で東京まで到着しますが、豊橋から飯田線特急伊那路利用で中央本線辰野駅にでて中央本線特急という選択肢、混雑を回避するならば北陸新幹線立ち席特急券で上越妙高に出て特急しらゆき号で新潟に出て上越新幹線という経路も。

 しかし、どれも時間がかかるなあ、というのが実感というところで、例えば中央本線特急で延長運転にて、せめて名古屋駅から長野駅というのではなく臨時でも高尾駅、中央特快が運行されているところまで乗り入れれば、東西交通の手段として機能するのに、と。

 近鉄が大阪急行という社名で在った当時は、最終的に名古屋を経て東京まで路線を延長する構想があったといいますので、これが実現していたならば、と20世紀初頭の大阪急行の構想の先進性というものを想うのですが、実際日本の東西交通は新幹線に依存し過ぎた。

 東海道新幹線は、仮に東海地震が発生しますと静岡県内において数カ月単位の運休を余儀なくされる、津波と地震による被害が見込まれているのですから、近鉄の延伸は流石に非現実的としても、直通在来線特急、東日本東海直通特急を今からでも研究すべきと思う。

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