■防衛情報-ウクライナ情勢
航空攻撃の意味を切り替えつつありますが主要国の空軍はやはり戦闘機を重視しウクライナ自身もF-16を求めている通りなのですが、無視はできない威力だ。

ウクライナ軍はロシア本土にある複数の造兵工廠などを攻撃に成功しました。これはISWアメリカ戦争研究所が9月21日に発表したウクライナ戦況報告によるもので、攻撃に成功したのはクラスノダールクライ州のティホレツク工廠とトヴェリ州のオクチャブルスキー第23造兵工廠、そして隣接する砲兵総監部、カルーガ州シャイコフカ飛行場です。

イスカンデル弾道ミサイルやトチカ弾道ミサイルを製造している工場が主な標的となっていて、ISWの分析によれば二次爆発が確認され24時間後も炎上が続いていたとのこと。これによりロシア軍はミサイルなど弾薬2000tを失ったものとされます。この攻撃について、ロシア軍はウクライナ無人機101機を撃墜したとだけ発表、被害に言及しませんでした。■

ウクライナ軍が実施した無人機攻撃によりロシア軍砲弾75万発を破壊することに成功した可能性がたかい、ISWアメリカ戦争研究上くらいな戦況報告の9月22日付版によれば、18日にウクライナ軍がトロペツ近郊のロシア軍弾薬集積場に対して実施した攻撃をエストニア軍情報センター長キヴィセルグ大佐による分析を紹介しています。

トロペツ近郊の弾薬集積場は二次爆発が盛んに確認される様子などの現地映像や、また衛星写真により周辺の樹木が広範囲にわたりなぎ倒される様子などが確認されていますが、キヴィセルグ大佐の分析では弾薬をふくむ軍需品3万t、砲弾75万発が誘爆したものと分析、これはロシア軍弾薬所要の二ヶ月分から三ヶ月分にあたるものとされています。■

東部戦線ポクロウシクについて。ロシア軍は2024年夏期全般にわたりこのポクロウシクを最優先目標の一つとして攻撃を続けていますが、イギリス国防省が9月23日に発表したウクライナ戦況報告によれば、近郊のいくつかの集落を占領したもののポクロウシクそのものへはまだ距離を隔ており、浸透そのものが容易ではないと分析しました。

ポクロウシクの東方にあるフロディウカをロシア軍は占領し、続いて南方のウクラインシクをロシア軍は占領に成功したものの、ポクロウシクまではまだ8kmの距離があるとのこと。ウクライナ軍はポクロウシクの焦点としての位置づけを理解しており増強部隊を派遣しており、特に9月中旬からロシア軍の前進が大きく停滞しているもよう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
航空攻撃の意味を切り替えつつありますが主要国の空軍はやはり戦闘機を重視しウクライナ自身もF-16を求めている通りなのですが、無視はできない威力だ。

ウクライナ軍はロシア本土にある複数の造兵工廠などを攻撃に成功しました。これはISWアメリカ戦争研究所が9月21日に発表したウクライナ戦況報告によるもので、攻撃に成功したのはクラスノダールクライ州のティホレツク工廠とトヴェリ州のオクチャブルスキー第23造兵工廠、そして隣接する砲兵総監部、カルーガ州シャイコフカ飛行場です。

イスカンデル弾道ミサイルやトチカ弾道ミサイルを製造している工場が主な標的となっていて、ISWの分析によれば二次爆発が確認され24時間後も炎上が続いていたとのこと。これによりロシア軍はミサイルなど弾薬2000tを失ったものとされます。この攻撃について、ロシア軍はウクライナ無人機101機を撃墜したとだけ発表、被害に言及しませんでした。■

ウクライナ軍が実施した無人機攻撃によりロシア軍砲弾75万発を破壊することに成功した可能性がたかい、ISWアメリカ戦争研究上くらいな戦況報告の9月22日付版によれば、18日にウクライナ軍がトロペツ近郊のロシア軍弾薬集積場に対して実施した攻撃をエストニア軍情報センター長キヴィセルグ大佐による分析を紹介しています。

トロペツ近郊の弾薬集積場は二次爆発が盛んに確認される様子などの現地映像や、また衛星写真により周辺の樹木が広範囲にわたりなぎ倒される様子などが確認されていますが、キヴィセルグ大佐の分析では弾薬をふくむ軍需品3万t、砲弾75万発が誘爆したものと分析、これはロシア軍弾薬所要の二ヶ月分から三ヶ月分にあたるものとされています。■

東部戦線ポクロウシクについて。ロシア軍は2024年夏期全般にわたりこのポクロウシクを最優先目標の一つとして攻撃を続けていますが、イギリス国防省が9月23日に発表したウクライナ戦況報告によれば、近郊のいくつかの集落を占領したもののポクロウシクそのものへはまだ距離を隔ており、浸透そのものが容易ではないと分析しました。

ポクロウシクの東方にあるフロディウカをロシア軍は占領し、続いて南方のウクラインシクをロシア軍は占領に成功したものの、ポクロウシクまではまだ8kmの距離があるとのこと。ウクライナ軍はポクロウシクの焦点としての位置づけを理解しており増強部隊を派遣しており、特に9月中旬からロシア軍の前進が大きく停滞しているもよう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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