■五〇周年行事の訓練展示
観閲行進に続いて訓練展示が始ります。自衛隊行事の転換点、そして訓練展示撮影適地と観閲行進撮影適地は距離が在り動く必要があるのですね。
国旗退場。中部方面隊創設50周年記念行事は全ての式典と観閲行進及び祝賀飛行が終了し国旗は退場しました、起立で迎えた国旗を起立して見送る。ただ、これで全ての行事が終了したのかと問われるとそうではなく、いよいよ訓練展示が開始される。次の撮影位置へ。
予備自衛官の隊列、ベテラン揃いだけに気合十分だ。個人的に思うのは折角やる気を以て退官後も任官してくれるのだから9mm機関拳銃や海上自衛隊が採用のMP-5,ベネリM-3等軽量だが警備任務に威力を発揮する装備と機動隊の防爆警備車等を付与してはと思う。
予備自衛官の任務、駐屯地警備隊や弾薬輸送中隊等ですが、現代の駐屯地は策源地であり休養の戦力回復拠点という意味もありますので、例えば106mm無反動砲とか旧式だが故障しにくいことで定評ある保管装備のM-1919A6機関銃等を潤沢に配備しては、ともおもう。
撮影位置を陣地変換する途中に居ました明らかに何かありそうな方々、サバイバルゲームなどで仮設敵、という装備で参考となる様でしたらば是非どうぞ。もちろん手にしている89式小銃はエアガンなどでは無く実銃であり、これから始まる訓練展示模擬戦の仮設敵だ。
仮設敵の攻撃、しかし観閲行進の撮影位置から訓練展示の撮影位置に陣地変換しました際に思ったのが、凄く混雑している、満員御礼、ということ。人垣の隙間から望遠レンズのズームで撮影します、こういう場合には撮影のコツを掴んでいると、なんとかなるもの。
訓練展示状況開始。仮設敵の96式装輪装甲車、…、じゃないBTR-96装輪装甲車がM-2機銃というかデグチャレフ機銃から猛烈に攻撃を加えてくる。車体には敵国の旗のような緑一色の旗を掲げている、所属も消しており、いったいどこのくにのBTR-96なのだろう。
発砲焔といいますかマズルフラッシュ、12.7mm重機関銃の威力は物凄く、なにしろ親指なみの弾丸を次々と射撃し、人体に命中すると体が千切れる程の威力という。原型は1917年で銃器設計天才ジョンブローニング博士の設計を上回る機関銃は百年後も未だ出てこない。
120mmRT重迫撃砲の陣地進入とともに軽装甲機動車が次々と戦闘加入する、多少というかかなりブレているが、撮影位置を切り替えたものの想像以上の大混雑により移動を開始した事を少し後悔しましたが、しかし、元の位置で仮設敵後姿しか撮影できないよりまし。
仮設敵のBTR-96装甲車が後退してゆく。BTR-96もそのようですが、陸上自衛隊の96式装輪装甲車の重機関銃は車内からリモコン操作が可能です。もっともコングルベルク社製RWS遠隔操作銃搭のような立派なものではなく、潜望照準器と引き金が車内にあるのみ。
軽装甲機動車12.7mm重機関銃搭載型が、12.7mm機銃には12.7mm機銃で対抗する。2010年には第一空挺団降下訓練始めにも軽装甲機動車に12.7mm機銃を、銃架をそのまま車載する方式を採っていましたが、こちらは車体に装着し運用している。若干射界には制約が。
流鏑馬のように軽装甲機動車が駆ける。第36普通科連隊、その車体銃座部には物々しい防盾が射手を護り上面にはワイヤーカッターも装着されている、PKO仕様の軽装甲機動車だ。車高が高く野戦では発見されやすい為、昨今自衛隊PKO参加も少なく倉庫に積まれる。
軽装甲機動車に取り付けられているのは5.56mm分隊機銃MINIMI,これはベルギーFN社が開発した小銃弾を用いる小型機銃ですが、弾薬を小銃班で共通化できる一方、やはり5.56mm弾には射程や威力の面で限界があり、同じFN社製の7.62mm機銃も採用すべき。
74式戦車の登場とともに伊丹駐屯地式典会場が意外と広いのがお分かり頂けるでしょうか、いや、脚立がありませんと、この角度が精いっぱいなのですよ。2020年代ならばコングルベルク社製RWSのようなミラーレス一眼を遠隔操作する器材もあるようですが、なかなか。
戦車は対戦車ミサイルやロケット弾で一発と思う方、笑わせてはいけない、電線や看板や木々の梢に叢、ミサイルの安定翼は意外な程に引っかかり落ちやすく、ロケット弾の近接信管も戦車に当る前に電線かかれば戦車と区別せず爆発する、戦車は50km/h以上でる。
現用戦車は70km/hを簡単に叩き出し、対戦車ミサイルは最低射程距離が、対戦車ロケットは安全距離があります、戦車は安全な車内から周辺を監視し、多目的榴弾で歩兵列線を一蹴し同軸の連装機銃は驚くほど遠距離を正確に狙い、背後の敵は重機関銃が迎え撃つのだ。
74式戦車が軽装甲機動車の支援へ展開、軽装甲機動車からも下車戦闘の準備が進む、展開が早い早い。こう云うのも、伊丹駐屯地界隈は騒音からの苦情が多く、数年に一度しか模擬戦を行えない状況となっていまして、その為、この訓練展示も数分で終わってしまう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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観閲行進に続いて訓練展示が始ります。自衛隊行事の転換点、そして訓練展示撮影適地と観閲行進撮影適地は距離が在り動く必要があるのですね。
国旗退場。中部方面隊創設50周年記念行事は全ての式典と観閲行進及び祝賀飛行が終了し国旗は退場しました、起立で迎えた国旗を起立して見送る。ただ、これで全ての行事が終了したのかと問われるとそうではなく、いよいよ訓練展示が開始される。次の撮影位置へ。
予備自衛官の隊列、ベテラン揃いだけに気合十分だ。個人的に思うのは折角やる気を以て退官後も任官してくれるのだから9mm機関拳銃や海上自衛隊が採用のMP-5,ベネリM-3等軽量だが警備任務に威力を発揮する装備と機動隊の防爆警備車等を付与してはと思う。
予備自衛官の任務、駐屯地警備隊や弾薬輸送中隊等ですが、現代の駐屯地は策源地であり休養の戦力回復拠点という意味もありますので、例えば106mm無反動砲とか旧式だが故障しにくいことで定評ある保管装備のM-1919A6機関銃等を潤沢に配備しては、ともおもう。
撮影位置を陣地変換する途中に居ました明らかに何かありそうな方々、サバイバルゲームなどで仮設敵、という装備で参考となる様でしたらば是非どうぞ。もちろん手にしている89式小銃はエアガンなどでは無く実銃であり、これから始まる訓練展示模擬戦の仮設敵だ。
仮設敵の攻撃、しかし観閲行進の撮影位置から訓練展示の撮影位置に陣地変換しました際に思ったのが、凄く混雑している、満員御礼、ということ。人垣の隙間から望遠レンズのズームで撮影します、こういう場合には撮影のコツを掴んでいると、なんとかなるもの。
訓練展示状況開始。仮設敵の96式装輪装甲車、…、じゃないBTR-96装輪装甲車がM-2機銃というかデグチャレフ機銃から猛烈に攻撃を加えてくる。車体には敵国の旗のような緑一色の旗を掲げている、所属も消しており、いったいどこのくにのBTR-96なのだろう。
発砲焔といいますかマズルフラッシュ、12.7mm重機関銃の威力は物凄く、なにしろ親指なみの弾丸を次々と射撃し、人体に命中すると体が千切れる程の威力という。原型は1917年で銃器設計天才ジョンブローニング博士の設計を上回る機関銃は百年後も未だ出てこない。
120mmRT重迫撃砲の陣地進入とともに軽装甲機動車が次々と戦闘加入する、多少というかかなりブレているが、撮影位置を切り替えたものの想像以上の大混雑により移動を開始した事を少し後悔しましたが、しかし、元の位置で仮設敵後姿しか撮影できないよりまし。
仮設敵のBTR-96装甲車が後退してゆく。BTR-96もそのようですが、陸上自衛隊の96式装輪装甲車の重機関銃は車内からリモコン操作が可能です。もっともコングルベルク社製RWS遠隔操作銃搭のような立派なものではなく、潜望照準器と引き金が車内にあるのみ。
軽装甲機動車12.7mm重機関銃搭載型が、12.7mm機銃には12.7mm機銃で対抗する。2010年には第一空挺団降下訓練始めにも軽装甲機動車に12.7mm機銃を、銃架をそのまま車載する方式を採っていましたが、こちらは車体に装着し運用している。若干射界には制約が。
流鏑馬のように軽装甲機動車が駆ける。第36普通科連隊、その車体銃座部には物々しい防盾が射手を護り上面にはワイヤーカッターも装着されている、PKO仕様の軽装甲機動車だ。車高が高く野戦では発見されやすい為、昨今自衛隊PKO参加も少なく倉庫に積まれる。
軽装甲機動車に取り付けられているのは5.56mm分隊機銃MINIMI,これはベルギーFN社が開発した小銃弾を用いる小型機銃ですが、弾薬を小銃班で共通化できる一方、やはり5.56mm弾には射程や威力の面で限界があり、同じFN社製の7.62mm機銃も採用すべき。
74式戦車の登場とともに伊丹駐屯地式典会場が意外と広いのがお分かり頂けるでしょうか、いや、脚立がありませんと、この角度が精いっぱいなのですよ。2020年代ならばコングルベルク社製RWSのようなミラーレス一眼を遠隔操作する器材もあるようですが、なかなか。
戦車は対戦車ミサイルやロケット弾で一発と思う方、笑わせてはいけない、電線や看板や木々の梢に叢、ミサイルの安定翼は意外な程に引っかかり落ちやすく、ロケット弾の近接信管も戦車に当る前に電線かかれば戦車と区別せず爆発する、戦車は50km/h以上でる。
現用戦車は70km/hを簡単に叩き出し、対戦車ミサイルは最低射程距離が、対戦車ロケットは安全距離があります、戦車は安全な車内から周辺を監視し、多目的榴弾で歩兵列線を一蹴し同軸の連装機銃は驚くほど遠距離を正確に狙い、背後の敵は重機関銃が迎え撃つのだ。
74式戦車が軽装甲機動車の支援へ展開、軽装甲機動車からも下車戦闘の準備が進む、展開が早い早い。こう云うのも、伊丹駐屯地界隈は騒音からの苦情が多く、数年に一度しか模擬戦を行えない状況となっていまして、その為、この訓練展示も数分で終わってしまう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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