■DDH-141 HARUNA
舞鶴基地北吸岸壁の日曜日一般公開はCOVID-19感染拡大前までは日常風景でした故に今思い返しますと懐かしいですね。
はるな艦橋。この護衛艦はるな舞鶴停泊の2008年は、海上自衛隊の護衛艦隊が最大規模の改編を目前としており、護衛隊群はそれまでの直轄艦隷下の2隻乃至3隻から構成される3個護衛隊編成という陣容から、4隻を基本とする2個護衛隊体制へ転換してゆきます。
はるな竣工は1973年2月、はるな型護衛艦1番艦であると同時に海上自衛隊初のヘリコプター搭載護衛艦として竣工し、第2護衛隊群第52護衛隊、そして第3護衛隊群の旗艦に当る直轄艦として重責を担ってきましたが、改編をへて、第3護衛隊に配属されています。
第3護衛隊群は2008年の時点で、第3護衛隊、第7護衛隊、第63護衛隊、こうした陣容となっていまして、60番台の護衛隊にはミサイル護衛艦が配備、艦隊防空に当っていましたが、改編により60番台護衛隊は解体され、各護衛隊にミサイル護衛艦が配備されました。
あまぎり。1989年に竣工した護衛艦あさぎり型の4番艦です。第3護衛隊は、ヘリコプター搭載護衛艦はるな、護衛艦あまぎり、護衛艦すずなみ、という陣容となっていまして、ここに改編により、第63護衛隊に所属するイージス艦が配属されることとなるのですね。
あぶくま。舞鶴地方隊第24護衛隊の護衛艦です。地方隊にも護衛隊が配属されていた、こう説明しますと最近の方は首を傾げられるのでしょうか、現在は二桁台の護衛隊は自衛艦隊直轄部隊となっていますが、護衛艦隊改編前までは地方隊にも護衛艦が配備されていた。
みょうこう、はるな、艦尾から。2008年時点での舞鶴地方隊には第24護衛隊が配属されていまして、第24護衛隊には、はつゆき型護衛艦の護衛艦みねゆき、護衛艦はまゆき、護衛艦あぶくま、の3隻が配属されていました。その前には護衛艦たかつき型が配備された。
舞鶴基地といえば、日本海のまもり、重責を担う地方隊であり、北朝鮮弾道ミサイルの脅威にイージス艦を以て直面すると共に武装工作船浸透事案等緊張が絶えず、対岸の勧告ではカンヌン潜水艦浸透事件という北朝鮮軍特殊部隊による攻撃も実際に起こっています。
はやぶさ、わかたか、うみたか。舞鶴地方隊には舞鶴警備隊第2ミサイル艇隊としてミサイル艇はやぶさ型3隻が配備されていました、一撃離脱を旨とするミサイル艇は攻撃された場合に脆弱性が大き過ぎ、運用の難しさがありますが、当初は30隻が整備される計画で。
ミサイル艇は本来、地対艦ミサイルや地対空ミサイルを運用する沿岸砲兵の一部として運用するのが必須で、敵航空攻撃を受けた際には沿岸の友軍ミサイル圏内に対比し、我ここに在り、のショウザフラッグがミサイル艇の任務、陸上自衛隊と統合運用すべきでした。
あぶくま、上部構造物が良く分かる構図です。もともとこの護衛艦あぶくま型も24隻程が建造される計画であり、これが冷戦終結による護衛艦隊余剰の護衛艦はつゆき型が延命され地方隊へ移管される事となり、生産計画が6隻へ縮小された、そんな歴史があります。
はるな、みょうこう、を護衛艦あぶくま艦首側から望む。あぶくま、DEという護衛駆逐艦を示す区分で整備され、DDという艦隊駆逐艦を示す区分とは一回り小型の区分です。しかし、あぶくま型を最後にDEの整備は25年以上経た今日も中断、FFMが後継となります。
みょうこう、はるな。さて、ヘリコプター搭載護衛艦とイージス艦は正面から見ますと1973年と1995年の護衛艦の大きさの違いが顕著でしたが、艦尾から見ますと、はるな、長大な飛行甲板が大きな護衛艦である、という事を強く印象させる形状が興味深いところですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
舞鶴基地北吸岸壁の日曜日一般公開はCOVID-19感染拡大前までは日常風景でした故に今思い返しますと懐かしいですね。
はるな艦橋。この護衛艦はるな舞鶴停泊の2008年は、海上自衛隊の護衛艦隊が最大規模の改編を目前としており、護衛隊群はそれまでの直轄艦隷下の2隻乃至3隻から構成される3個護衛隊編成という陣容から、4隻を基本とする2個護衛隊体制へ転換してゆきます。
はるな竣工は1973年2月、はるな型護衛艦1番艦であると同時に海上自衛隊初のヘリコプター搭載護衛艦として竣工し、第2護衛隊群第52護衛隊、そして第3護衛隊群の旗艦に当る直轄艦として重責を担ってきましたが、改編をへて、第3護衛隊に配属されています。
第3護衛隊群は2008年の時点で、第3護衛隊、第7護衛隊、第63護衛隊、こうした陣容となっていまして、60番台の護衛隊にはミサイル護衛艦が配備、艦隊防空に当っていましたが、改編により60番台護衛隊は解体され、各護衛隊にミサイル護衛艦が配備されました。
あまぎり。1989年に竣工した護衛艦あさぎり型の4番艦です。第3護衛隊は、ヘリコプター搭載護衛艦はるな、護衛艦あまぎり、護衛艦すずなみ、という陣容となっていまして、ここに改編により、第63護衛隊に所属するイージス艦が配属されることとなるのですね。
あぶくま。舞鶴地方隊第24護衛隊の護衛艦です。地方隊にも護衛隊が配属されていた、こう説明しますと最近の方は首を傾げられるのでしょうか、現在は二桁台の護衛隊は自衛艦隊直轄部隊となっていますが、護衛艦隊改編前までは地方隊にも護衛艦が配備されていた。
みょうこう、はるな、艦尾から。2008年時点での舞鶴地方隊には第24護衛隊が配属されていまして、第24護衛隊には、はつゆき型護衛艦の護衛艦みねゆき、護衛艦はまゆき、護衛艦あぶくま、の3隻が配属されていました。その前には護衛艦たかつき型が配備された。
舞鶴基地といえば、日本海のまもり、重責を担う地方隊であり、北朝鮮弾道ミサイルの脅威にイージス艦を以て直面すると共に武装工作船浸透事案等緊張が絶えず、対岸の勧告ではカンヌン潜水艦浸透事件という北朝鮮軍特殊部隊による攻撃も実際に起こっています。
はやぶさ、わかたか、うみたか。舞鶴地方隊には舞鶴警備隊第2ミサイル艇隊としてミサイル艇はやぶさ型3隻が配備されていました、一撃離脱を旨とするミサイル艇は攻撃された場合に脆弱性が大き過ぎ、運用の難しさがありますが、当初は30隻が整備される計画で。
ミサイル艇は本来、地対艦ミサイルや地対空ミサイルを運用する沿岸砲兵の一部として運用するのが必須で、敵航空攻撃を受けた際には沿岸の友軍ミサイル圏内に対比し、我ここに在り、のショウザフラッグがミサイル艇の任務、陸上自衛隊と統合運用すべきでした。
あぶくま、上部構造物が良く分かる構図です。もともとこの護衛艦あぶくま型も24隻程が建造される計画であり、これが冷戦終結による護衛艦隊余剰の護衛艦はつゆき型が延命され地方隊へ移管される事となり、生産計画が6隻へ縮小された、そんな歴史があります。
はるな、みょうこう、を護衛艦あぶくま艦首側から望む。あぶくま、DEという護衛駆逐艦を示す区分で整備され、DDという艦隊駆逐艦を示す区分とは一回り小型の区分です。しかし、あぶくま型を最後にDEの整備は25年以上経た今日も中断、FFMが後継となります。
みょうこう、はるな。さて、ヘリコプター搭載護衛艦とイージス艦は正面から見ますと1973年と1995年の護衛艦の大きさの違いが顕著でしたが、艦尾から見ますと、はるな、長大な飛行甲板が大きな護衛艦である、という事を強く印象させる形状が興味深いところですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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