北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

東北方面隊創設51周年記念行事、本日霞目飛行場において実施!

2011-09-25 18:39:14 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■東日本大震災から約半年を迎えた東北方面隊

 本日、仙台で実施されました東北方面隊創設51周年記念行事へ展開しました。一眼レフのデータはまだ手つかずですので、コンパクトデジカメで撮影した写真のみ取り急ぎ掲載します。

Img_2556  東北方面隊は昨年の50周年記念行事とともに新しい新年を迎えた本年、近代史にもまれに見るマグニチュード9.0という巨大地震と最大39メートルともいわれる巨大津波により大きな被害を受け、自衛隊は創設以来最大の災害派遣任務を担うこととなり、東北方面隊は統合任務部隊司令部が設置、その矢面に立つこととなりました。

Img_2550  あの東日本大震災から半年と少し、本年は実施できないのではないかと言われた東北方面隊創設記念行事において、陸幕長へ昇進された君塚総監を引き継いだ渡辺新総監はどう訓示するのか、空前の災害に立ち向かった隊員たちの素顔は、などなど日本人としてどうしても見ておきたいものがあったため、足を運んだしだい。

Img_2560  東北方面隊創設記念行事へ展開するのは今回が三回目ですが、参加部隊が東日本大震災災害派遣で担った任務の一つ一つを部隊紹介で挙げられ、中には任務継続中の部隊もあり、改めて震災というものを考えさせられました。しかし、隊員20000、車両6500、航空機50の東北方面隊は地震を乗り越え、新しい一歩を進もうとしていること、案内、警備の隊員一人一人から感じることができたのもまた事実。

Img_2506  他方、これは蛇足ですが、大阪湾から仙台は少し遠かった・・・。大阪湾展示訓練は今年は競争倍率た非常に高い、ということを聞いていましたので、乗艦することはできないだろう、と金曜日の一般公開のみを考えていたのですけれども、御縁あって海上自衛隊の能力の一端を垣間見ることができたのは昨日の記事のとおり。

Img_2479  本年、大阪湾展示訓練は出港時刻が例年よりもかなり遅く、この時間ならばダイヤ改正で遅くなったと指摘される京阪で淀屋橋経由でも十分余裕を持っていける、ということはよかったのですが大阪港展示訓練ではなく大阪湾展示訓練、帰港時刻も例年より数時間遅くなっているわけでした。

Img_2463  大阪から仙台、かなり距離がありましてしかも大阪から夜行バスに乗ったのでは仙台到着が遅くなりすぎ、さりとて伊丹からの旅客機も適当な時間はありませんし、寝台特急も大阪と仙台を結ぶものはありません。そこで、かなりきわどい方法ですがなんとか1800の大阪港接岸から仙台へ間に合った、というお話もあったりします。

Img_2569  さて、今年度の東北方面隊創設記念行事ですが、観閲行進、訓練展示は行われませんでした。しかし、昨年作曲された方面隊50周年記念曲”七色の王国”が演奏され、音楽隊とともに74式戦車、FH-70榴弾砲、96式装輪装甲車が空包射撃を実施、UH-1が編隊飛行を行いました。戦車と大砲の射撃、これが復興の軌道へのる蕪矢となることを当方は心から願っています。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする